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独でのイタリア人6人射殺事件で、伊犯罪組織「ンドランゲタ」への懸念が拡大 = AFP
http://www.asyura2.com/07/kokusai1/msg/106.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 8 月 17 日 20:17:03: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2268664/2026480

【8月17日 AFP】15日未明に、ドイツ西部の工業都市デュイスブルク(Duisburg)でイタリア人6人の射殺遺体が発見された事件は、あらためて犯罪組織「ンドランゲタ(Ndrangheta)」の存在を示し、残虐な犯罪組織の報復合戦がいまだに続いていることを浮き彫りにした。

■根底にあるのは「歴史的な遺恨」による報復合戦

 イタリア議会対マフィア調査委員会のGiuseppe Lumia副委員長は、今回の事件は、「発端となったのは、最近取りざたされているマネーロンダリング(資金洗浄)に関する争いだが、その裏には歴史的な遺恨がある」との見方を示している。

 Lumia副委員長によると、ンドランゲタは1980年代から麻薬密輸を仕切っており、その結果、ここ数年、急激に台頭してきたという。「デュイスブルクでの襲撃事件は、犠牲者の1人の誕生日に発生したことから、綿密に計画されており、武装組織的で非常に巧妙といえる」と分析している。

 イタリアの警察当局は、今回の事件は、イタリアのカラブリア(Calabria)で、前年のクリスマス、敵対する2つの犯罪組織の一方の首領の妻が殺害された事件の報復との見方を示している。報道によると、少なくとも4人が、この事件に関連し殺害されている。同様の報復合戦は、こうしたマフィアのような犯罪組織において数十年にわたり続いているという。

 イタリアのスタンパ(La Stampa)紙のジャーナリストでマフィアに詳しいFrancesco La Licata氏は「マフィアの世界では、力を誇示することで組織を維持してきた。そのため報復合戦は、その組織の威信をかけたものとなっている。報復合戦は古くからの憎しみ合いに端を発しており、報復の連鎖は世代を越えて受け継がれている。」と解説。

 また「デュイスブルクの事件で目新しいことといえば、報復が海外で起こったということだ」と語った。

■懸念が広がる南米の麻薬組織との関係や危険な組織構成

 今回のような処刑的な殺害事件が海外で発生したのは初めてで、本格的な抗争に発展する懸念も浮上している。

 Lumia副委員長によると、ンドランゲタは時代遅れの組織と見なされ、過小評価されてきた経緯があり、また国際社会もイタリアの犯罪組織とコロンビアの麻薬カルテルとのつながりを軽視してきたという。

 また一部の専門家によれば、ンドランゲタの組織はシチリア(Sicilia)島のマフィアように上下関係がハッキリした組織ではなく、横並び的な性質を持っているため、特に危険であると警告する。

 ンドランゲタの構成員は4000-5000人で、「あらゆる大陸に存在する」という。ドイツへの進出は、同国のマネーロンダリング対策が比較的厳しくないと見なしたためである可能性がある。(c)AFP

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