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ロシア教科書検定強化へ プーチン政権 歴史も統制【東京新聞】
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投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 9 月 08 日 17:49:23: sypgvaaYz82Hc
 

ロシア教科書検定強化へ プーチン政権 歴史も統制【東京新聞】
2007年9月5日 朝刊

 ロシアのプーチン政権が歴史教育への統制を強化する方針を鮮明にしている。独裁者スターリンを評価し、現政権を称賛する教員用指導書に基づき、教科書検定を厳格化する構えだ。強国復活を目指し愛国精神を育成するのが狙いだが、歴史家や人権活動家は、歴史認識が政治イデオロギーに従属したソ連時代に逆行するのではないか、と懸念を強めている。 (モスクワ・常盤伸)

 「すべての重要な出来事はプーチン大統領の名前と活動に関係している」

 教員用指導書「現代ロシア史 1945−2006」の一節である。大統領への個人崇拝とも受け取れる表現が随所にみられる同書は、ロシアの今後の歴史教育指針として注目を集めている。執筆したのは、歴史家ではなく政治学者フィリポフ氏ら政権に近い数人の学者だ。

 指導書の存在が明らかになったのは今年六月下旬。プーチン大統領は、モスクワ郊外の大統領公邸に歴史家や教育関係者を集めた。現行の歴史教育に不満を抱く大統領は、「ロシア現代史を深く客観的に描いた教科書はない」と強調したり、「多くの教科書は外国の資金で活動する人々が書いている。彼らは金を出す者が頼んだ通りにポルカを踊るのだ」と批判した。この席で望ましい歴史教科書のモデルとして配布されたのが教員用指導書「現代ロシア史」だった。

 ソ連崩壊後のロシアでは、共産党史観に従属した旧ソ連の歴史教育への反省から、歴史家が制約なしに執筆した多様な教科書の中から、学校側が自由に選択することが可能となった。プーチン政権は二〇〇二年から教科書検定を導入したが、大半は依然としてスターリンには批判的な半面、ゴルバチョフ元ソ連大統領の推進したペレストロイカ(改革)やエリツィン前大統領の自由化・民主化路線にはおおむね肯定的な評価を与えていた。

 一方、「現代ロシア史」では正反対の見方が示される。スターリンは「厳しかったが最も成功した指導者」で、ゴルバチョフ氏は経済改革で失敗し、エリツィン氏は「国を破壊した」指導者と否定的なトーンで描かれる。プーチン氏はロシアを孤立させようとする米国の試みに抗し、国を強化する独自の「主権民主主義」を構築したと称賛される。

 最近の教科書への大統領の厳しい発言の根底にあるのは、ソ連崩壊を「二十世紀最大の地政学的な破局」と断言する大統領の歴史観だ。大統領は無実の党幹部や軍人、市民らが大量に犠牲になったスターリンの大テロル(大粛清)について、「歴史の恐ろしい一ページ」だが、米国による原爆投下など外国には「もっと恐ろしい出来事がある」と述べている。

 議会では七月下旬にすべての教科書を国の許可制にすることを盛り込んだ法律が成立。教科書制作に参加してきたある歴史学者は、「数年後には指導書に準拠した歴史教科書ばかりになるだろう」と声をひそめる。

 しかし民族主義的な評論家プロハーノフ氏は「九〇年代には反ソ連一辺倒だったが、今のロシアには新たな理念が必要だ」と愛国主義的な歴史教育に全面的に賛同する。

 一方、人権団体「メモリアル」のペトロフ副代表は「ソ連時代を普通の政治体制と描く現政権の歴史教育は真実と道徳を欠いた宣伝で、若者を洗脳する主要な道具になりつつある」と警鐘を鳴らしている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007090502046485.html

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