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流血のヤンゴン 実際の死者は2百人、逮捕者7百人を越す(ビルマ情報ネットワーク)
http://www.asyura2.com/07/kokusai1/msg/285.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 9 月 29 日 13:57:07: KbIx4LOvH6Ccw
 

以下は http://www.burmainfo.org/politics/88GSG_200708.html から抜粋。

流血のヤンゴン 実際の死者は2百人、逮捕者7百人を越す
9月27日の情勢
9月27日
ビルマ情報ネットワーク


 目撃者の証言によれば、27日の死者は200人以上、逮捕者は700人以上と推測される。これは軍政の公式発表を遙かに上回る数字である。

▽深夜の僧院襲撃 700以上の仏教僧が逮捕

 旧首都ラングーン(ヤンゴン)の情勢。27日深夜、治安部隊がヤンゴン、マンダレー、パコック、シットウェ、モンユワその他の都市の主要な僧院を襲撃した。ヤンゴン市内ではタムウェ、ティンガンジュン、南オッカラパ、バハン、北オッカラパ区で僧院10数カ所が襲われたことが確認された。兵士は真夜中か早朝に現れ、僧院の敷地内に無理矢理侵入した。敵陣を占領するかのように僧院の建物内に入り、捜索に抗議する人々を銃撃し、怒鳴り、殴りつけ、中を無茶苦茶にして、備品や個人の持ち物をすべて持ち去った。襲撃の際に多くの仏教僧が殺され、多数が重傷を負った。ヤンゴンだけで昨晩、700以上の仏教僧が逮捕された。

▽ングェチャーヤン僧院での襲撃の様子

 南オッカラッパ区ングェチャーヤン僧院への襲撃は目撃者5人の証言によると以下のようなものだった。兵士数百人が深夜、トラック24台で静かに登場し、僧院の近くに車を止めた後、暴言を吐きながら突入した。扉を壊して建物内に入った。投石で応戦する僧侶がいたが、殺人の訓練を受けている兵士の残虐な攻撃には抵抗できなかった。兵士側は僧侶を狙って何発か発砲した。近隣の住民は皆、銃声や怒鳴り声、叫び声を聞いたという。
 午前2時、兵士は逮捕した200の僧侶を連行して僧院を後にした。夜間外出禁止令が敷かれているため外に出ようという人はいなかった(注、外出したところを兵士に発見されたら殺害される可能性もある)。
 28日朝、証言者が僧院に行くと、そこら中に血が飛び散っていて、建物がすべて破壊されていた。僧侶たちによれば、僧院長のほか僧侶3人が銃撃と暴行によって死亡した。兵士は遺体を持ち去ったという。僧院内には、ひどくショックを受け、重傷を負った僧侶約50人が残っており、住民が手当にあたっていた。
 しかし兵士が午前10時30分に再び現れ、僧侶をすべて拘束した。軍は住民に対し、僧院に近づかないように大型スピーカーで通告し、乗ってきたトラックで僧侶を連行した。憤った住民数千人がトラックの進路の前後をふさぎ、僧侶を連行しないよう兵士に掛け合った。
 怒りの収まらない群衆と兵士との緊張状態は2時間続いた。午前11時から午後1時頃まで兵士側は催涙ガスや実弾を放ち、住民側は投石で抵抗した。その後、応援部隊が数台のトラックで到着し、数発の威嚇射撃をした後に、群衆に対して発砲すると警告した。最終的に住民側は兵士に対して進路を開けることにし、通りを後にした。
 ングェチャーヤン僧院は規律正しく、教えもよく、住民とも協力していることから、大いに尊敬を集めている寺院である。また1988年の民主化運動に参加したことでも知られている。
 僧院への襲撃は他にも発生した。ティンガンジュン区のマギン僧院、バハン区のササナヴェイマン、ササナゴニー、ササナテイパン各僧院なども昨晩同様の方法で兵士の襲撃を受けた。ヤンゴン市内だけで少なくとも700の僧侶が兵士から激しい暴行を受けたり、逮捕されたりしている。

▽ラングーン総合病院に遺体100体以上搬入

 兵士による僧院の襲撃や僧侶の犠牲者、被逮捕者が出たとのニュースがヤンゴン市内に広がると、憤った人々が街頭に繰り出し、27日に軍政が行った不当な行為に対して対決する意志を示した。市内各所で数万人が街頭に出て、血に飢えた兵士と対決した。治安部隊は群衆に対して容赦なく発砲し、催涙ガスや発煙弾を発射し、警棒やライフルの台尻で殴りつけた。スーレー・パゴダ付近、バハン区、ティガンジュン区、タムウェ区第三高校などでは、平和的な抗議行動をしていたデモ隊の計数百人が兵士によって殺害された。ラングーン総合病院には、27日だけで遺体100体以上が運ばれている。

▽タムウェ区の高校で兵士が自動小銃使用 百人以上が犠牲に

 目撃者の証言によれば、タムウェ区の国立第三高校では兵士が自動小銃を使用した。ビルマは現在試験期間中で、学校は試験を受けていた学生と、出迎えの親で混雑していた。兵士は学校の前で平和的な抗議行動をしていた学生を狙って発砲し、流れ弾が校内に入った。学生と保護者約百人が死亡した。

 軍政はヤンゴン市内の病院に対し、当局からの許可がない場合は救急車を出さないよう命令を受けている。憤った医師がチョーミン保健相に抗議したが、指示に従うよう厳命された。負傷者が病院に運び込まれるのが遅れたため、死者が増えた。

▽長井氏以外にも外国人の死者が?

 死者の一人は、APF通信が契約した日本人カメラマン・長井健司氏(50)だった。消息筋によれば、このほかにドイツ人1人が銃撃を受けて死亡し、アメリカ人1人が負傷した。

▽NLDや民族政党の指導者 相次いで逮捕

 国民民主連盟(NLD)幹部も昨夜拘束された。フラペ中央執行委員とミンテイン報道官が警察に逮捕・連行された。フラペ氏の息子はショックのあまり、氏が連行された15分後に死亡した。民族活動家では、ゾミ民族評議会議長のチンシアンタン氏(1990年選挙当選議員、チン州選出。国民議会代理委員会委員)と統一民族民主連盟(UNLD)のタウンコータウン氏(1990年総選挙当選議員、ザガイン管区選出。国民議会代理委員会委員)が逮捕された。またNLDヤンゴン管区組織委員会のウィンナウン博士、フラテイン氏、タンナイン氏も拘束された。NLDによれば党員40人以上が逮捕された。

▽軍政、狙撃兵でデモ指導者を殺害との証言

 複数の消息筋によれば、複数のデモ指導者が、スーレーパゴダ付近の高所に配置された狙撃兵からの銃撃で死亡した。ヤンゴン市庁舎の屋上から、デモを指揮していると思われる人物をねらい打ちにしたと見られる。

  ▽僧侶・学生ら、大衆運動指導委員会を結成

 全ビルマ僧侶連盟、88世代学生グループ、88世代ジャーナリスト、全ビルマ詩人会は「大衆運動指導委員会」を組織し、ビルマ国民に対して平和的な抗議活動を続けるよう訴えた。

 全ビルマ僧侶連盟のガンビヤ師は26日夕方、潜伏先からVOAビルマ語放送のインタビューに応じ、軍政が行っている逮捕、殺害を非難した。またビルマ国民に対して、軍政の意志に屈しないよう鼓舞した。

▽軍政の弾圧止まず 僧院包囲が続く

 軍政は昼間にデモ隊を攻撃し、夜に僧院や運動指導者の自宅を襲撃することを繰り返している。2007年8月19日以降の逮捕者は1000人を遙かに超えている。ヤンゴンの衛星都市である南ダゴン区ミョーチッでは現地時間28日朝、複数の僧院が兵士数百人に包囲されている。

 日本時間27日早朝に国連安保理の緊急非公式会合が開かれた。中国とロシアが今回の事態について、国際社会や地域の脅威ではなく、内政問題とする従来の立場を繰り返したため、非難声明や決議は見送られ、かわりに安保理としてビルマ情勢を「懸念」し、軍政に「自制」を求める声明が発表された。今月の安保理議長国であるフランスは、国内企業に対してビルマへの投資を抑制し、安保理での決議採択を目指す意向を明らかにした。

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