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秋篠宮が総裁をつとめる自然保護団体の“不敬の内幕”
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投稿者 提供人D 日時 2007 年 6 月 15 日 23:04:28: zjIwxfdYJcbls
 

噂の眞相94年7月号特集6
秋篠宮が総裁をつとめる自然保護団体の“不敬の内幕”――WWFJ――、世界自然保護基金日本委員会のセクハラ疑惑など呆れた内情を剥ぐ!
●レポーター 吉沢英樹
 
●WWFJと皇室の関係
さる5月初め、『AERA』(朝日新聞社)に、「パンダマークが泣いている」というタイトルで内紛に揺れるWWFJの実態をレポートした奇怪な記事が載った。そして、その内容が良識ある関係者の間で、いま、おおいなる顰蹙を買っている。
それどころか、「この記事を目にされた秋篠宮様が、ご立腹されている。へたをすれば、皇室スキャンダルにさえ発展しかねない」(皇室関係者)などという声さえ聞かれるのだ。
WWFJ――正式名称、世界自然保護基金日本委員会。環境庁管轄の財団法人である。関係資料によれば、「世界の自然保護事業に協力し、自然保護思想の普及を図り、もって自然環境の保全による人類の福祉に貢献する」という設立目的が書かれている。本部はスイスにあり、委員会を置いている国はわが国を含め23カ国。全世界の会員総数は500万人を超え、世界最大の民間自然保護団体。うち、わが国の会員数は約3万5000人といわれる。
過去には、このWWFJの理事でもあるタレントの“玉ねぎオバハン”こと黒柳徹子が、「絶滅の危機に瀕しているパンダを守ろう」と21台の自動車や募金を携えて訪中したこともある。最近では、例の捕鯨問題でグリーンピースと一緒になって「クジラは高等生物だから人間のお友だち。食べちゃいかん」とアピール。また、人形の「吉徳」と組んでシマウマやウミガメのぬいぐるみなどを“WWFサファリコレクション”として売り出したところ、「かわいい!」と女子学生などに受け、ちょっとしたブームになったりしたこともある。
そして、このWWFJの総裁を務めているのが他ならぬ皇太子・浩宮の弟である秋篠宮なのだ。
このWWFJ同機、日本赤十字社の名誉総裁、副総裁にも皇后、皇太子など計9名の皇族が名を連ねているのはわりとよく知られた事実。“愛”の団体に皇族が名を貸すのはよくあることではある。
だが、それはあくまで「名誉」総裁、「名誉」副総裁であり、WWFJの秋篠宮総裁のように、名実ともにその地位にあるのは例外といっていい。もちろん、日赤の場合も「名誉」総裁、副総裁に過ぎない。
「だから、WWFJに不祥事があれば、その責任は当然ながら秋篠宮様にまで及ぶ。でも、以前から自然保護に関心の高い殿下のこと、それは覚悟の上でしょう。しかし、余りにその不祥事の内容が悪すぎる。まさにこれ以上のことはないという最悪のケースなんですから……」あるWWFJ理事は、そう苦渋に顔をゆがめながら、さらにこう続ける。
「WWFJでは、現在、徹底した箝口令を敷いてそのスキャンダルの揉み消しを計っている。殿下の名誉のためだけではありません。こんなことが万一外部に漏れたら、WWFJそのものが潰れかねませんからね」
そして、後は貝のように沈黙してしまったのだ。
だが、ゲリラジャーナリズムを標榜する本誌は取材の結果、そのタブーの内容を知ることがでぎた。
 
●事務局長にセクハラ疑惑
ズバリ、結論からいえば、WWFJを長年牛耳っていた半田精三元専務理事兼事務局長が複数の女性職員やアルバイトに対し、セクハラを行っていたのだ。
神聖さ!? をなにより重んずる皇室にとって、セクハラなど性に関する問題は最大のタブー。道理で理事が顔をしかめるはずだ。
前出『AERA』も報道しているように、今年4月4日、ついに半田は羽倉信也会長(第一勧業銀行相談役)に退任届けを出したのだ。
「実は、昨年6月2日にこの手の財団法人としては極めてめすらしくWWFJ内に労働組合が結成されたんですが、その直接の動機はこのセクハラ問題といわれます。これを看過できなくなった職員が(44人中25人加盟)半田の辞任を求める団体として、また被害の実態を調査するために結成されたようです」(関係者)
だが、半田はそれでも開き直って、いっこうに辞めようとはしなかった。
「二宮和彦理事が組合との間に立って半田降ろしの調整に骨を折ったが、年が明けても半田は辞めない。で、二宮サンの方がとうとう精根尽きて辞任してしまったんです」(前出関係者)
もちろん、そのシブトサは半田の個人的性格による部分もあるだろうが、むしろ、彼をWWFJに引き入れたのが、同副会長を務め、また天皇家にも連なる(財)畠山記念館の畠山向子常務理事その人である事実が大きいことは間違いないだろう。
「半田サンの息子は通産省の現役キャリアなんだが、彼と向子の義理の娘が結婚しているという緑からです。それに、そもそも秋篠宮殿下を総裁に招き入れたのが彼女の亡夫・清二サン。最初の候補は常陸宮様だったが、『アヤ(秋篠宮)でどうか? それも“名誉”総裁でなく……』という天皇陛下の直々のお言葉で秋篠宮総裁が実現したそうです」(関係者)
畠山記念館は、向子の義父に当たる畠山一清がその財にものをいわせてかき集めた国宝や重要文化財などの美術工芸品の保存や公開を目的として1964年に設立された。
一清はいまや年間売上高3000億円近くを誇るポンプ最大手の荏原製作所の創業者。その一清の二男である向子の亡夫は、荏原製作所二代目社長を務めたという関係。そのせいで、この記念館の理事長をはじめその役員のほとんどは荏原製作所の役員が兼務している。
他には三和銀行や日経新聞社会長とともに安嶋彌東宮大夫の名も。また、評議員には杯恵一宮内庁書陵部主任研究官といった由緒正しい? 人物が名を連ねている。また、いまも畠山家がオーナーを務める荏原製作所は兜町では“天皇銘柄”ともいわれるほどの老舗だ。したがって、半田自身もまた天皇家に連なる人物でもあるのだ。
この半田は、1925(大正14)年秋田県生まれの66歳。陸軍経理学校、そして49年には東京商大(現・一橋大)を卒業。以後、第一通商や大日繊維工業のトップ営業マンを経て、60年に合成ゴムのトップメーカー日本合成ゴムに入社。74年取締役、81年常務、85年には顧問となり、エクセル東海なる会社社長にも就任。WWFJでの肩書は、協和醗酵系の医薬品卸大手であるミヤコ化学顧問。
さて、本誌はセクハラをもっとも受けていたと思われるある女性職員を割り出し、接触を試みた。
残念ながら、彼女とは話し合いの場を持つことはできなかったものの、実際にセクハラの事実があったのかどうかだけでも答えてくれとの本誌の執拗な問いに対し、彼女は、「組合の許可を得ないわけには、すみませんがお答えするわけにはいかないんです」と、苦渋に満ちたコメントをくれたのだ。事実でないなら、否定するのが当然だと思われるのだが……。
実際、周辺を取材すると本人以外のさまざまな証言を取ることができた。ある元理事はこう語る。
「そういう噂は、確かに聞きました。だいたい、なぜこの2月に彼は専務理事兼事務局長を辞めたのか(同4月までは平理事で残留)。辞める理由なんて、他に何も見当たらないんです。辞めた時、やはりこの噂は本物だったんだと実感しましたね」
また、この元理事はこんな意味深な発言も。
「前の日本合成ゴム時代にも、職員に対してそういう噂があったそうですよ。セクハラの程度? そりゃあ、少し触ったくらいでは辞任しないでしょう。それも、複数の被害者がいないとね……」
あくまで噂以上は知らないと断りながらも、その対応からどうやら何らか知っていそうな雰囲気なのだ。また、別の内部関係者によれば、
「被害者は職員だけでなく、アルバイトの子が多いようだ。彼女たちは良家のおとなしい子が多いだけに、なかなか被害は表に出にくい。手口は、正式に就職させてやるからとか、給料を上げてやるといって迫って来るケースがあったと聞いています。同乗したタクシーのなかで、逃げられないことをいいことに触られた子もいたようです」とも。
さらに、別の関係者はこうも語る。
「前任の平山真一サンの時から勤めていた秘書が、半田サンが就任するとすぐに理由もハッキリしないまま辞めたことがあります。彼女は生態学の勉強をしたいということで入った、自然保護に実に熱心な子だったんですが……」
実際、こうした噂を噂としては済ませられず、半田に直に問いただした役員もいるという。すると、半田はそのような事実はないと激昂するとともに、呆れたことに、「だいたい、こういったセクハラは申告罪で、半年以内に申し立てがないと逃げきれるんだ。組合がいっている? それは、俺を追放するためのワナだ」と、臆面もなく答えたという。
しかも、申告罪などという“悪知恵”を指南したのは、弁護士でWWFJ常任理事でもある河村貢だというから恐れ入る。
 
●そうそうたる役員の顔ぶれ
当然ながら、この事実は前出・羽倉会長の耳にも入っているそうだが、羽倉は事の重大さを認識できず聞き流していたともいうから、ますますもって恐れ入る。
だが、それも無理がないかもしれない。このWWFJの役員には、羽倉会長以下、そうそうたる人物が名を連ねている。
佐治敬三(サントリー会長)、森稔(森ビル社長)、江戸英雄(三井不動産相談役)、近藤道生(博報堂会長)、豊田章一郎(トヨタ自動車会長)、那須翔(東京電力会長)、山崎圭(バイエル薬品会長)、鈴木和夫(凸版印刷相談役)、山崎富治(山種証券相談役)、渡辺宏(東京ガス会長)、吉野照蔵(清水建設会長)……。
「鯨岡兵輔、愛知和男両代議士も理事になっていますが、鯨岡サンは『何で田中派出のダーティーな奴が一緒に入っているんだ』と不満タラタラだったですね。河野洋平サンもつい最近まで入っていました」(関係者)
だが、超多忙な彼らはしょせん名を貸しただけの名誉職。もちろん、給料だって彼らには支払われてはいない。「確かに、川那部浩哉京都大教授(動物学)が専務理事、黒田長久(財)山階鳥類研究所所長といった専門家も複数名を連ねているが、要するに、彼らの多くは秋篠宮殿下が総裁に就いていらっしゃるからこそ、そうした由緒正しい? 列に加わっておくのも悪くないという“有閑マダム”もどきばかり。
そして、彼らの名を利用して、現場実働部隊として先頭に立って資金集めをしたのが他ならぬ半田事務局長。これで、力をつけないわけがない」(前出・関係者)
元理事が続ける。
「彼は、小沢一郎のようにその風貌もやり口もとにかくこわもてタイプ。日本合成ゴムで途中入社にも拘らず常務まで上り詰めたのも、その強引ながらも巧みな営業力ゆえといわれます。WWFJでもその営業力はいかんなく発揮され、『秋篠宮殿下が総裁を務められるうちに、募金しないとはいかがなものか』とか、『○○企業なんて、会長が理事にまで就いていらっしゃる』といった“脅し”で企業からカネを集めまくり、その資金調達額を一挙に数倍にしたんです。ちょうど、秋綾宮殿下と紀子様がご成婚され、またバブルが弾ける前でエコロジー・ブームだったのも幸いしてね」
半田がWWFJに入った89年度の同団体の個人会員は約5000名、法人会員は100社に過ぎなかったが、94年度は個人約4万人、法人1400社。基金は89年の約1億円から10億円ほどになっており、それだけ見れば、その“実績”は一目瞭然だ。また、前任者が無能だったのも、半田には幸いした。
別の関係者が証言する。
「前任者の平山真一がひどかった。不正経理疑惑はあったし、会員や募金集めの力量もまったくなかった。だから最初は半田サンは期待されて迎えられた。良識派だった羽倉サンの前任、大来佐武郎会長も喜んでね。ところが、半田は確かにそれなりの実績を挙げたものの、やがて畠山女史と組んで権力の独占を図り出した」
そんな折、第2次大平内閣では外相を務めるなど、名実共に力を持っていた大来会長が死去。そこで半田は、大来とはその格を比べようもない小粒な羽倉副会長を、イエスマンとして会長に祭り上げ、好き勝手を始めたのだというのだが……。
 
●セクハラ以外にも疑惑が……
セクハラ疑惑についてはすでに述べたが、その他にもさまざまな不正や専横行為が見られた。例えば、半田の給料は月100万円+タクシー代が使い放題とも。通常、その手の団体の事務局長の月給は、せいぜいこの3分の1ほどが常識だという。もちろん、タクシー使い放題など間題外。
また、WWFJは各国の統括団体であるWWF本部に募金の一定割合を納めないといけないが、半田はこれをごまかして着服していたという説もある。
さらに、自己保身のために、自分にとって都合の悪い、有能で真摯に自然保護に取り組んでいた人材の追放も徹底して行ったようだ。
例えば昨年春、野生動物の不正取引に目を光らせる民間の監視団体の「トラフィック・ジャパン」を強引にWWFJに“吸収合併”して顰蹙を買ったばかりか、“内紛劇”とマスコミに報じられ、あげくいまだ裁判を引きずっているのもそのひとつ。
ある「トラフィック・ジャパン」の関係者は、こう怒りの声を露にする。
「マスコミでは、『トラフィック・ジャパン』委員長だった小原秀雄サンとWWFJとの縄張り争いだと取り上げたが、とんでもない。半田は、企業からの募金をたくさん集めるためには、野生動物の監視を精力的に行っていた『トラフィック・ジャパン』が目の上のタンコブだったんだよ。それで、WWFJ常任理事で切れ者弁護士である河村貢と組んで、小原一派を追放。いまでは『トラフィック・ジャパン』をWWFJ同様、自然保護団体とはおよそ思えないふぬけた組識にすることに成功したんだ」
その手口とは、世界にある他の16のトラフィックはすべてWWF傘下にあるから、わが国の「トラフィック・ジャパン」も素直にWWFJの一部門になれというもの。もっとも、これは真っ赤なウソだったのだが。
女子栄養大教授で生粋の動物学者である小原は、この半田の意向に猛反発。主要国のトラフィックに手紙で訴えたが、半田はこの際、栄養大教授の肩書で出したことが名誉毀損、業務妨害に当たる不法行為だとして女子栄養大学長宛に手紙を出すなどして嫌がらせを行う。加えて、小原は出張と偽ってカネを着服しているといった怪情報を流し、小原欠席のもとで解任の決を取るといった手段を選ばぬ手口で、結局、WWFJの理事でもあった小原迫い出しに成功するのだ。
また、小原の側近で「トラフィック・ジャパン」事務局長だった徳永嗣臣は“吸収合併”に伴う配置転換を拒否して抵抗を試みたものの、その追い出しにも成功。
もっとも、こちらは半田たちが海外の関係者に「徳永が勝手な行動をしている」と手紙を出した点を突っ込まれ、逆に徳永にWWFJを相手に名誉毀損による損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こされたのだが、その後、提訴は取り下げられた。
こうして、本当に自然保護を考えている“うるさ方”を一人ひとり追放し、代わりに古巣の日本合成ゴムから自分の息のかかった者を次々に連れて来て職員にするあり様。例えば、現在広報室長を務める宗貞淑もその一人で、半田は海外出張の度に彼女を同行。
「社内では、彼女は半田の愛人ではないかという声さえ聞かれます。もっとも、同じ重役仲間だった二宮和彦サンは極めてまともな方だった。となれば、お役御免でやっぱり追放ですし」(別の元理事)
何でも、二宮の叔父・石山礼水産大学名誉教授は日本魚類学会の創始者で、また昭和天皇の著書の編集にも関わったというから、そんな関係者まで追い出すとは、半田の力の強さがうかがい知れる。もっとも、半田は退任した。が、半田が残したツケは、あまりに大きい。そして、また、この問題は何ら解決していないのだ。
 
●法人からの資金集めにも問題点
例えば、一時“実績”とされた、企業からの資金集めもそのひとつ。
WWFJはここ3年間、1口20万円で資金を法人から集め、毎年2億円台を確保して来たが、今年は法人側が「5口を2口に減らしたい」(商社)、「3口分すべてやめたい」(海運会社)と苦しい台所事情に追い込まれている。
もちろん、これは長引く不況の影響が大きい。だが、世界的には個人会員が主役で、WWFJのような企業におんぶにダッコなのは世界のWWFのなかにあって特異な存在。
個人主体なら、不況の影響は法人ほど受けないといわれる。それに、そもそも献金企業の多くは、理事に名を連ねている多くのトップの企業がそうであるように、土地転がしや排気ガス噴出などを通して環境破壊を行っている張本人。これではたとえ資金は集まっても、いつまでたっても国民の意識も高まらない。
なかでも理事にトップが名を連ねるバイエル薬品に至っては、まさか動物実験をやっていないとでも言うのだろうか。これでは、まさにブラックジョークではないか。「秋篠宮殿下はこうした企業中心のあり方には以前からご不満だった」(関係者)とも。
さらにいえば、半田をリクルートし、共に専横を極めながら、いまだ副会長の座に平然と居座っている畠山女史の悪弊も、ここに来てハッキリ出ている。
「半田さんの後任で事務局長の座に就いたのが、あろうことか、よりによって清水建設の営業部長というんだから、開いたロが塞がらないよ」(社会部記者)
実は、WWFJの、それも常務理事に最近まで名を連ねていた一人が、清水建設会長の吉野照蔵。そう、竹内藤男前茨城県知事に県庁舎などの受注を狙って1000万円のワイロを贈ったとして、竹内同様、いまや被告の身である、あの人物。
「どういう縁かは知りませんが、吉野サンと向子サンはひじょうに親しく、その縁で吉野サンが常務理事に就いたといわれます。だから、向子サンは吉野サンが逮捕された時、公然と検察批判をしていましたよ。今回、性懲りもなく清水建設営業部長がリクルートされたのも、元はといえば彼女の吉野サンに対する“思いやり人事”とさえいわれます。実は羽倉会長はこれには反対で、自分の第一勧銀から誰か引っ張って来るつもりでいた。しかし会長さえ向子サンには逆らえないというか、まあ、要するにブツからないようにナアナアでやっているわけです」(前出・関係者)
そうしたなか、いまや畠山女史は「WWFJの女帝」と陰では囁かれているという。
別の関係者が語る。
「長良川河口堰の建設問題について、WWFJは工事中止を建設相に申し入れているが、畠山女史はこれに疑問を抱いているようだ。『あの問題には、アカがたくさん支援しているようね』とかいってね。とても副会長の地位などつとまる器ではない。亡夫の清二氏はリッパな方だったんですがね。思えば、ただその妻というだけで、清二氏亡き後に彼女が現在の地位に就いたのが“悪夢”の始まりです」
だが、『AERA』の記事には、セクハラ疑惑についてはまったく触れられていないばかりか、半田が追い出した関係者についてはあくまで同等責任たる“内紛”という表現を用いている。さらには、半田の、「WWFJの方針に反するような言動を小原氏がとり、組織を私物化していたから。自然保護運動家は自己顕示欲が強く、すぐに内部告発や紛争を起こし、それをマスメディアが面白おかしく取り上げる。そうしたことが環境団体のイメージを傷つけ、日本のNGOが育たない原因になっている」とのコメントを一方的に掲載し、結果的には、ヨイショしているあり様。
そのため、「半田は一部マスコミが取材に動いているのを察して、機先を制して、自分に有利な記事を出してもらったのではないか」といった見方も。
だが、粗合はすでに被害者からのヒアリングを済ませており、こうした状況のなか、場合によっては、近くセクハラ疑惑が弾けるともいわれている。
いずれにしろ、宮内庁職員によれば、天皇さえ『噂の真相』に目を通しているというから、この掲載誌が出ればWWFJはマスコミの渦中で大騒ぎになることも考えられる。
そうなれば、秋篠宮が総裁を辞任することは明白で、後は沈没船からネズミが逃げ出すように、現在の理事が軒並み右にならえするのも確実だ。その結果、イメージ悪化で、さらに寄付をする企業は激減し、WWFJ自体の消滅ということも、けっしてあり得ないことではないだろう。その行方が大いに注目される。〈敬称略〉

─────────────────────
 
WWFジャパン
http://www.wwf.or.jp/
財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン) 役員等名簿(2007年4月1日現在)
http://www.wwf.or.jp/aboutwwf/japan/report/list/list20070401.pdf
2007年度 事業計画 (PDF形式:47kB)
http://www.wwf.or.jp/aboutwwf/japan/report/plan/plan2007.pdf
予算 (PDF形式:24kB)
http://www.wwf.or.jp/aboutwwf/japan/report/budget/budget2007.pdf
文仁親王同妃両殿下
http://www.kunaicho.go.jp/02/d02-06.html
 
※未来の天皇の親が総裁を勤める団体にこんなスキャンダルがあったとは驚き。
文中で指摘された「WWFJの女帝」こと畠山向子は、現在もWWFJの副会長を務めている。清水建設関係者も評議員として加わっている。今年度のWWFJの管理費は1億5805万円。そんなにかかるものなのか?
WWFJの体質は今も変わらないということか。

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