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映画「それでもボクはやっていない」 ある人物を公安警察が尾行し、女性警官が逮捕するようなでっち上げはないのか?
http://www.asyura2.com/07/nihon22/msg/132.html
投稿者 TORA 日時 2007 年 1 月 27 日 14:31:25: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu136.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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映画「それでもボクはやっていない」 ある人物を公安警察が
尾行し、女性警官が逮捕するようなでっち上げはないのか?

2007年1月27日 土曜日

◆富山県警誤認逮捕の男性「身内が認めたと迫られ自白」 1月26日 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070126-00000006-yom-soci

富山県警が2002年、同県氷見市の男性(39)を婦女暴行容疑などで誤認逮捕した冤罪(えんざい)事件で、男性が読売新聞の取材に、無実の罪を自白するに至った経緯を初めて語った。

 男性によると、取り調べは、任意同行を求められた02年4月8日から始まり、「『身内の者が間違いないと言っている』と何度も告げられ、やっていないと言っても信用されるわけがないと思った。言われるままに認めざるを得ない状況だった」と話した。その上で、「身内までも僕のことを信用していないんだと思った。気が抜けたようになってしまった」と語った。男性は3回目の聴取で自白に追い込まれた。

 さらに、「『うん』か『はい』以外に言うな。『いいえ』という言葉を使うなと言われた」とし、「今からいう言葉を一切覆しません」とする念書も書かされ、署名、指印させられたとも語った。被害者宅に押し入った手口も「酒屋を装って電話をかけたんじゃないかと言われ、同意させられた」とした。


映画「それでもボクはやっていない」より
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id325423/

◆「痴漢」にされない方法 1月25日 音次郎の夏炉冬扇
http://blog.goo.ne.jp/masakichi917/e/ed12fa9313b66e59a046188b25b8ec2a

話題の映画を観てきました。「それでもボクはやってない」は、どうしても観なければならないと決めていました。一人で映画館に行くのは、本当に久しぶりですが、まだ公開して日が浅いからか、日比谷シャンテの最終回は仕事帰りの観客でほぼ満席状態でした。ふと周囲を見渡すと、カップル(熟年ペア含め)が異常に少ない! やはり半数以上は、私のように男性がソロで来ているパターンですが、意外だったのは女性のお一人様も2割くらいを占めていたことです。最近こそ、この痴漢冤罪が社会問題化し風向きが変わっていますが、ちょっと前まではTVではこの問題がほとんど取り上げられていませんでした。その理由は簡単で、朝のワイドショーや夕方のニュースの主要な視聴者層は家庭の主婦であり、痴漢は女性の敵ですから、このテーマはウケなかったのですね。しかし、この周防監督の久々となる新作に会場の熱気はムンムンでした。とてもコワイ映画でしたけど・・・。

「痴漢冤罪事件には日本の刑事裁判の問題点が表れている」と役所広司演じる弁護士は言います。そういえば、かの浅田次郎先生も自身の「豊富な」体験から、エッセイで「刑事訴訟法は美しい」というようなことを書いています。美しいというのは何もよくできているという意味ではなく、日本に存在する以上、ひとたび事件に巻き込まれたら最後、刑事訴訟法という名のベルトコンベアに乗り、はるかな法廷に向かって運ばれていく可能性があるということです。そしてこのベルトコンベアのオペレーターである司法関係者は実にてきぱきと業務を遂行するのです。そのことの恐怖を表現したものなのですね。

難関の司法試験をパスした頭のいい検事様・判事様が、法律に基づいて淀みなくさばいていく。いかに彼らの情報処理能力が高いといっても、件数が半端でなく多いので、自分の目の前の案件はすべからくちゃっちゃと終わらせたいわけですね。これが、容疑者および被告が罪を認めている場合は、あまり問題になりません。もともと刑事訴訟法は各行程で制限時間が細かく定められているし、ダラダラやるより早くフィニッシュして差し上げた方が被告のためになるわけですから。しかし、これが「ボクはやってない」と否認する人にとっては、かなりキツイ状況になってくるわけです。磯崎さんも指摘されておられるように、これは最近の国策捜査の問題点にも通底しています。

日本の司法は起訴されたら99.9%有罪です。特に痴漢の場合、今では被害者保護が徹底しています。長らく被害者が辛い立場に置かれていて、性犯罪被害者は事情聴取や公判でセカンドレイプを受けることも多かったので、その反省(反動)なのか、勇気を出して声を挙げた女性に応えるために、犯人を何としても有罪にしようという意識がはたらくのだといいます。推定無罪ではなく「疑わしきは罰する」になってしまう。痴漢が表沙汰になるのは、まだまだ氷山の一角でしょうが、過去から現在に至る多くの不埒な輩の悪業のツケを払わされるかのように、冤罪に苦しむ人が存在するのです。それにしても「やっていない」ことを自ら証明するというのは、難易度特Aクラスですから、こうして、ひとたび浅田氏いうところの「ベルトコンベア」に乗ってしまったら最後、ほとんど全員が有罪まっしぐらというわけです。

弁護士の知人に聞いたことがあるのですが、司法修習生時代に判事や検事への任官を勧誘されるのは、成績優秀であることはもちろん、当然ながら体制肯定的な人物であり、その中でも検事志望者というのはゴリゴリの権力オタクの連中だそうです。それはそうでしょう、公訴権(起訴するかどうか決める権限)を独占し、胸先三寸で一人の人間を地獄の底に叩き落とすことができるのですから。一方で裁判官というのはプライドの高い職人です。上がってきた案件を与えられた材料(証拠)の中でジャッジするという文字通り「さばき仕事」です。巷間「無罪判決を書くと出世できない」なんて囁かれていますが、劇中の登場人物に言わせると「無罪を出して喜ぶのは被告だけ」なんですね。原告はもちろんのこと、同じサークル内の警察・検察の面目が丸つぶれなわけですから、いいことはない。裁判官のメンタリティーを考えると、有罪率99.9%というのも頷けるところであります。(後略)


(私のコメント)
周防監督の「それでもボクはやっていない」と言う映画が話題のようですが、私はまだ見ていない。DVDでレンタルされたら見ようと思うのですが、痴漢冤罪事件は植草氏の事件など株式日記でも触れました。植草氏の事件も電車の中や駅の階段などの痴漢行為で捕まりましたが、どうも不可解なところがいろいろある。

実際に植草氏が痴漢行為をしたかどうかは私には分からないが、現行犯で逮捕された後の警察の取調べや検察の立件や裁判など、ベルトコンベアーのようにシステマチックに流されて有罪判決を下されてしまう。富山で起きた婦女暴行容疑も冤罪であった事が最近分かりましたが、謝罪するのは警察のみで、誤って立件した検察や強引な取調べに対して疑いも持たずに有罪判決を下した裁判所は謝罪はしない。

特に電車内の痴漢行為などは傷害事件と違って犯罪があったのかどうかも分からないし、目撃者などの証言がないと有罪か無罪かの証明は難しい。映画のように女子高生にいきなり犯人にされて警察に突き出されても、強引な警察の取調べでやっていなくとも認めて示談にされる事が多いようだ。

植草氏の事件のように痴漢行為を否定すると100日以上も拘留されて取調べが行なわれる事もある。普通のサラリーマンならやっていなくとも認めて示談にしたほうがいいような方向に持っていかれる。裁判まで争っても無罪である事を証明する事は難しく、その間に会社をクビになり家庭は崩壊する。

電車の中での痴漢行為は卑劣な犯罪だが、サラリーマンの弱みにつけこんだ示談金目当ての痴漢冤罪事件も中にはあるだろう。ヤクザと女子高生が組んで気の弱そうなサラリーマンを痴漢の犯人として警察に突き出す。ヤクザが目撃者となれば有罪は確定だから示談にして100万円くらいは示談金をせしめる事も可能だろう。

映画の「それでもボクはやっていない」のように最後まで裁判で争って無罪になるまでには相当な費用と手間と日数がかかり、しかも無罪を勝ち取る事は難しい。警察の捜査も裁判所の判断も杜撰であり、たとえ冤罪であった事がわかったとしても警察の謝罪だけで何の保証も得られない。痴漢行為のような犯罪は疑わしいだけで罰せられる可能性が高い。


◆痴漢冤罪 あなたにも 12月9日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061209/mng_____tokuho__000.shtml

(前略)
痴漢冤罪が後を絶たない背景には、警察がこの種の事件に忙殺されている事情がある。ジャーナリストの大谷昭宏氏は「変質的な性犯罪者が増える一方、取り締まり強化のキャンペーンで女性が泣き寝入りしなくなった。警察にしてみれば『また痴漢か』ということになり、感覚がまひしている」と分析する。

 一般の乗客に犯人の人相・着衣や車内の位置関係を覚えてもらうのは難しい。捜査技術を上げるしかないが、「最近は本当に犯人なのか、心証(手応え)が取れない刑事も多い。仕事が次々に来るので、否認のままで(拘置期限の)二十日も拘置するのはたまらないと、『認めれば、(送検までの)四十八時間で出してやる』という禁じ手を使う」と説明する。

 さらに、痴漢事件に潜む問題として「他人を簡単に社会的に葬ることができる。例えば、社会的な活動をしている人物を公安警察が尾行し、女性警官が逮捕するようなでっち上げはないのか」と指摘する。(後略)


(私のコメント)
最近のニュースは日本人の倫理やモラルや道徳が全体的に劣化してきている事を物語っている。政治家は金を誤魔化し放題だし、学校は荒れ放題でいじめ自殺が続発しても学校や教育委員会はなかったことにしてしまう。正月からバラバラ殺人事件が続発して、ワイドショーなども対応しきれないくらいで、日本はどうなってしまったのかと思う。日本も犯罪の多発化で警察や検察や裁判所もパンク寸前だ。警察や裁判所も信用が出来ないとなると自分の身は自分で守らないといけないようだ。


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