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(回答先: 織原被告に無期懲役判決、ルーシーさん事件については無罪 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 4 月 24 日 11:13:22)
□織原被告、ルーシーさん事件は無罪…準強姦致死など９件で有罪無期 [スポーツ報知]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070425-00000021-sph-soci
織原被告、ルーシーさん事件は無罪…準強姦致死など９件で有罪無期
4月25日8時1分配信 スポーツ報知
１９９２年から２０００年にかけ、女性１０人に乱暴し、英国人ルーシー・ブラックマンさん（当時２１歳）ら２人を死亡させたとして準強姦（ごうかん）致死罪などに問われた会社役員・織原城二被告（５４）の判決で、東京地裁は２４日、ルーシーさんへの準強姦致死や死体損壊などを無罪とし、ほかの計９件の事件については有罪と認め、無期懲役を言い渡した。栃木力裁判長はルーシーさん事件について「被告と犯行を直接結び付ける証拠はない」と説明。織原被告は判決後、直ちに控訴した。
「被告人を無期懲役に処する。（ルーシーさん事件の）起訴事実は無罪」−。判決の瞬間、織原被告は、うんうんと何度かうなずいた。傍聴席では「無罪」への戸惑いが広がり、記者らが慌ただしく法廷の外に駆け出した。
濃いグレーのスーツ姿に茶色の眼鏡をかけ入廷した織原被告。白髪交じりで若干薄くなった頭部からは、若いころの面影は感じられず。青いハンカチで顔や眼鏡をぬぐったり、天井を仰ぎ見るなど終始、落ち着かない様子だった。
被告人から数メートル後ろの傍聴席最前列にはルーシーさんの父・ティムさん（５３）や家族の姿も。隣席の日本人男性からメモで説明を受けたが「無罪判決」には困惑した表情で周囲を何度も見渡した。
ルーシーさん事件について、栃木裁判長は「（織原被告が）何らかの形で関与したことに疑いはないが、被告と犯行を直接結び付ける証拠はない」と説明。「ほかの事件と態様や異常性が似ているとしても死因などが不明である以上、合理的疑いが残る」と指摘した。
判決を迎えるまで、ルーシーさんの死因などをめぐり、検察側と弁護士側の攻防は約６年半に及び、法廷内外で異例の展開を見せていた。
ルーシーさんの母らが意見陳述した昨年４月の公判では織原被告が出廷を拒否。「犯人であることを前提とした場には出られない」と拘置所の房内で服を脱ぎ、洗面台にしがみついて離れなかった。
織原被告がルーシーさんの遺族に１億円を提供したのは同年９月。弁護士によると、ほかに８人の被害者側にも、それぞれ数百万円を渡したというが、亡くなったオーストラリア人カリタ・リジウェイさん（当時２１歳）の遺族は受け取りを拒否している。
最終意見陳述では、裁判長に制止されるまで約２時間にわり「人生１００年と考え、前半５０年は醜い部分を出し、後半は善行をしたい」と話し続けた織原被告。この日、同被告の塩谷安男弁護士は「ルーシーさん事件は証拠もなく無罪は当然。（織原被告も）自分の意見が通ったので満足していると思う。量刑は不満で大変残念」と複雑な表情で話した。
◆連続女性暴行事件 ２０００年７月、東京・六本木のバーに勤めていた英国人ルーシー・ブラックマンさん（当時２１歳）が行方不明となり、警視庁が捜査。外国人が働く六本木の店に頻繁に出入りしていた織原城二被告（５４）が浮上し、同１０月、カナダ人女性に対する準強制わいせつ容疑で逮捕した。準強姦（ごうかん）罪で起訴後、日本人らへの準強姦事件やオーストラリア人カリタ・リジウェイさん（２１歳）への同致死事件などが相次いで立件された。０１年２月、神奈川県三浦市の洞窟（どうくつ）でルーシーさんの切断された遺体が見つかり、同４月に再逮捕、追起訴された。
最終更新:4月25日8時1分
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