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□金属盗：買い取り業者、異例の逮捕 鉄板１０枚、３０万円で ／栃木 [毎日新聞]
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金属盗：買い取り業者、異例の逮捕 鉄板１０枚、３０万円で ／栃木
6月1日14時0分配信 毎日新聞
全国的に金属盗が相次ぐ中、窃盗グループから金属を買い取ったとして、県警捜査３課と栃木署は３１日、埼玉県吉川市きよみ野４、古物買い取り業「諏訪商店」社長、諏訪豊信容疑者（３５）を盗品等有償譲り受け容疑で逮捕した。「盗品とは知らなかった」と容疑を否認しているという。金属盗の実行役逮捕はこれまでもあったが、買い取り業者の逮捕は異例。盗品ルート解明への足掛かりにもなりそうだ。【山下俊輔、戸上文恵】
調べでは、諏訪容疑者は３月１０日午後１１時ごろ、同県八潮市の同社店舗敷地で、同県春日部市、建築業手伝い、北条明（３５）と同県宮代町、配管工、丸林建二（３６）の両被告＝共に窃盗罪で起訴＝から、盗品と知りながら工事用の鉄板計１０枚（時価約１２０万円相当）を約３０万円で買い受けた疑い。
両被告は０５年９月〜今年３月、埼玉を中心に栃木、茨城、千葉の４県で起きた計３２件の鉄板窃盗（約３５０枚、計約３３５０万円相当）を繰り返し、そのほとんどを諏訪容疑者に売却していたという。
両被告は３月１１日、栃木市薗部町の市立小の別館改修工事現場で、鉄板計５枚（縦６メートル、横１・５メートル、約１００万円相当）を盗み、逃走先の埼玉県内で発見され、逮捕された。逮捕前、両被告は同じ現場で鉄板を他にも計１０枚盗み、諏訪容疑者に売却。再び現場に舞い戻り、さらに鉄板を盗んだところを、通報を受けた同署員に見付かった。
搬出のため用意していたトラックは、諏訪容疑者から借りた物で、両被告の供述などから諏訪容疑者が浮上した。北条被告と諏訪容疑者は知人同士だったという。諏訪容疑者は買い取った鉄板を国内の工事会社などに転売していたほか、別の買い取り業者に転売していた可能性もあるとみて、追及する方針。
６月１日朝刊
最終更新:6月1日14時0分
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