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公安調査庁ー「実は指を咥えて見ているしかできなかったかもしれない」情報の衝撃度 [ESPIO]
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投稿者 white 日時 2007 年 6 月 18 日 23:34:20: QYBiAyr6jr5Ac
 

□公安調査庁ー「実は指を咥えて見ているしかできなかったかもしれない」情報の衝撃度 [ESPIO]

 http://espio.air-nifty.com/espio/2007/06/post_a74c.html

公安調査庁ー「実は指を咥えて見ているしかできなかったかもしれない」情報の衝撃度

 緒方氏は事前に公安調査庁に一報を入れていたという情報もある。しかしながら、法的に何の対応も取れず、ただ傍観するしかなかったのだという。
 だとすると、「当庁は一切関与していない」云々の声明は完全な虚偽だということになる。
 たしかに、まともな者なら、さすがに一言断って、あるいは了解を得ておくことを考えるわけで、それはそれで説得力のある話である。
 もっとも、どうも関係者の話を聞く限り、緒方氏が「まともでない」可能性が高いのであるから、一概に断定はできない。それにこの売却話全体がまともな発想ではない。役所に一報を入れておいたからと言って、「はい、そうですか」と済まされる問題とはとても思えない。
 とすると、ここで問題になるのが、仮に事前一報説が正しいとして、その情報がどの範囲で共有されていたのか、ということである。たとえば、以下のようなパターンが考えられるだろうか。
(1)緒方氏は検事OBとして、柳俊夫・現長官、あるいは次長・総務部長の検事幹部クラスに連絡。余りの衝撃に、その範囲で情報はストップ。だから、本庁・現場、幹部・末端の別を問わず、「寝耳に水」となった。
(2)緒方氏はその“情報感覚”を発揮し、調査第二部第一課ないし第三部門に直接連絡。余りの衝撃に、担当者は直ちに幹部に報告。しかし、その後、何の指示もなく事態を傍観。保身から保秘が徹底されて、総務の実務関係者は全員「寝耳に水」。
(3)緒方氏はその“情報感覚”を発揮し、調査第二部第一課ないし第三部門に直接連絡。担当者は「これは絶好の工作の機会」と大喜びし、視野狭窄でその後の影響も顧みずに、保秘を最優先。一人か二人の担当者だけで緒方氏と情報連絡を継続。緒方氏は組織的了解を得られたものと一安心。
(4)緒方氏は、気まずいので、旧知のプロパー職員にアリバイ的に一報。同人は一応幹部に報告。しかし、余りの衝撃に幹部は思考停止。その後、何の指示もなく事態を傍観。
 もし梶浦氏の件が警視庁公安部の謀略情報でないとしたら、(2)以下で(今言われているトーンで言えば(3))関わっていたということだろうか。
 そもそも、緒方氏はいつ役所に報告したのだろうか。
 ハーベスト投資顧問の登記簿を見ると、同氏が同社代表取締役に就任したとされるのが4月19日。登記が同27日。3月に朝堂院氏に話があって、しばらく交渉が続いたわけだから、緒方氏に売却話が振られたのは、やはり4月に入ってからだろう。
 緒方氏の立場ならどう考えるか。まず満井氏とのズブズブの関係が前提にある。なぜズブズブになったのか詳細は不明。しかし、満井氏のために数億円を工面する(しなければならない)関係にある。その延長線上にこの構想があるとする。だとすると、緒方氏としては満井氏の依頼である以上、役所に一報して話が潰れるのは困る。しかし、遅かれ早かれ露見することだから、頬かむりも続けられない。
 すると土壇場で役所に報告するしかない。単に紋切型に事実関係のみを告げるのか。それとも、口先だけは「これで総聯の活動を完全に把握することができる」などと、その「工作」性をアピールして、了解を得ようとしたのか。公安調査庁中枢としては、この分ったような分らないような話に乗ることも一旦は検討したのか。いや、諸々考え併せると余りにリスクが大きいと判断したのか。とりあえず背景事情を必死に探ろうとしたのか。そうこうしている内に話がどんどん進んでしまったのか。
 いずれにしろ、百歩譲って“世紀の一大工作”を考えたとしても、いずれ明らかになることだから、その時の対応を考えなければならない。だとしたら、公安調査庁だけで処理はできない。そんなリスクを負う役人はどこにもいない。法務・検察幹部、法務大臣、内閣官房、他の治安情報機関に報告して、事前の了解を得ておくことを考えるだろう。しかし、報道を見る限りは、いずれも周章狼狽、あるいは激怒。唯一、事態の展開をある程度把握し、冷やかな視線でこれを眺めやり、カードの切り方を考えていたかもしれないのは公安部ぐらいに違いない。
 一方、「傍観するしかなかった」というのも腑に落ちない。緒方氏以上のクラスのOBなんぞ山ほどいるから、その気になれば、公安調査庁はともかく検察は、それこそ強制捜査もチラつかせつつ、なんとしても阻止することだろう。
 考え難いことだが、まさかここまでの問題になるとは思わなかったとでも言うのか。
 ヒトは必ずしも終始合理的に行動するわけではない。だから後知恵で振り返ると、往々にして不可解なドタバタ劇が繰り広げられるものではある。
 それにしても、よくよく考えてみると、不思議なことが多い。
 緒方氏らを徹底追及すると、法務・検察も返り血を浴びる。さりとて、事件をウヤムヤにすれば、ただでさえガタガタの安倍晋三首相の、唯一の見せ場である対北・拉致問題における信頼度も致命的に下がる。さて、どうする? いやはや大変な事態だ。
 関係者全員は戦後処理に奔走しているというところか。これらの真相はすべて国会の場で徹底的に究明されるべきだろう。
 「噂の真相」的形容を使うと、公安調査庁、まさに伏魔殿である。といっても、たいした力はないけれども。いや、日本の治安情報組織のガンであることが、あらためて満天下に明らかにされたのである。

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