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帝国への血塗られた道〜ウィリアム・ブルムとのインタビュー 〜デービッド・ロス【2002年5月29日】
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投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 2 月 09 日 20:12:27: YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: Re: ユナイテッド・フルーツはブッシュ家の会社です。 投稿者 梵天 日時 2008 年 2 月 09 日 19:46:31)

http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/blum2.html

帝国への血塗られた道
ウィリアム・ブルムとのインタビュー
デービッド・ロス
2002年5月29日
ZNet原文

デービッド・ロス(Q): あなたの著書『希望の殺害』(Killing Hope)では、44章に分けて、米国政府による、世界中の主権国家への様々な介入について書いています。

ウィリアム・ブルム(A): 多くの章では、一つ以上の介入を扱っています。私が扱った中には、細かくみると、恐らく、70ないし80か国に対する、100を優に越える異なった重大な介入を米国政府は行っています。

Q: 「介入」をどのように定義しますか?

A: 私はそれを重大な介入に限定しています。私はマニアックに、我々の政府の弱点や発言の些細なことすべてを批判すると非難されたくはありません。私が扱っているのは、成功したかしないかは別として、政府を転覆しようとした介入とか、あるいは、きわめて抑圧的な政府に対する人々の革命や運動を弾圧したような介入です。また、暗殺や、海外の選挙に対する重大な妨害、メディアの大規模な操作、労働組合の転覆といったことがらです。私が扱った介入には、それらのいくつかの要素が−場合によってはすべてが−含まれているのです。

Q: あなたの本の「1947年から1950年代初頭ギリシャ:民主主義の揺籃期から雇われ国家へ」について話をしましょう。多くの人が、米国政府がギリシャに介入したことを知りません。

A: 平均的な米国人は、私の本にある事例のほとんどについて気づいていないのです。それが、私が本を書いた理由です。埋めるべき大きな空白があると思ったのです。ギシリャは、第二次世界大戦後に米国がその直前まで敵であったはずの側につき、ナチやナチ協力者、あるいは日本政府協力者などといった人々に支援を与えた半ダースほどの例の一つなのです。半ダースほどの国に対してこうしたことをしました。ギリシャの場合は、内戦が起きていました。一方には、戦争中ギリシャを占領したナチに協力していた右翼でした。もう一方には、ナチと戦いナチを追い出すのに成功した左派がいました。そのとき、米国はどちらの側についたと思いますか?むろん、親ナチの側についたのです。米国政府が最も恐れていたのは、左派、社会主義者、共産主義者の政府が、世界中のどこででも−むろんヨーロッパを含めて−できることで、米国はその初期にそれらを弾圧しなくてはならなかったのです。

Q: それは、つまり、富を富めるものから貧しいものへと再配布するという、権力への脅威だったのですね。

A: その通りです。資本主義者たちのモデルに対抗する成功例の可能性があるところには、世界中どこであれ、米国は介入したのです。それが、米国がキューバに対して、これほどに強硬な敵意を持っている理由です。キューバはすぐさま、資本主義モデルに対抗して、成功する例となる可能性があるとみなされたのです。ですから、米国政府の政策は、キューバ革命が絶対成功しないようにすることを目的とし、何千もの手段を講じて、言葉にできないような妨害を加えてきたのです。そうして、米国が革命をかくも不可能にしたので、キューバ革命がどのようなものになり得たかについて我々は決して知ることができないでしょう。それでも、何十年ものあいだ、そして今日ですら、キューバ革命は第三世界中の人々を鼓吹したのです。ですから、米国は、当初から、キューバ革命が良い例の脅威として、第三世界を鼓吹する可能性があると考えていたのですが、それはまったく正しかったのです。キューバに対する介入の背後にある動機はそのようなものです。他に私は、成功の可能性の脅威が動機となった介入を20以上も挙げることができます。

キューバ革命当初、バチスタ独裁政権を倒したカストロは、まず、米国に、民主主義キューバへの支援を依頼したが、米国はそれを拒絶し、かわりに、カストロ暗殺作戦や直接侵略などの、キューバに対する非合法介入にのりだした。
Q: それは、ノーム・チョムスキーが、ベトナムの独立運動について述べたことでもあります。「良い例の脅威」というものですね。

A: そうです。そして、チョムスキー同様、私も、一般に考えられているのと逆に、米国はベトナムでの戦争に敗北しなかったと考えます。ベトナムが失敗例になることを確実にするという目的を達成することには成功したのです。イラクについて、そして、1999年ユーゴスラビアについて、同様に失敗することを確実にしたように。我々は、成功しそうな可能性のある例をすべて破壊し失敗させるのです。それが、米国外交政策の中核です。平均的な米国人にとって、これを信じるのはとても難しいでしょう。彼ら/彼女らは、自国の政府がそれほどまでに悪意に満ちていることを信じることができないので、私のようなものを、陰謀屋と呼ぶのです。それというのも、私は、そうした遠くにバラバラにされたままの出来事を相互に関係付け、私の本でその大きな関係を示すからです。

Q: あなたの本のチリに関する章はどうですか。1964年から1973年まで、米国政府は介入を続けました。あなたの章の副題は、「子供の額につちとかま[ソ連国旗のシンボル]が焼き付けられる」というものです。

A: このスローガンは、チリで右翼が張り出したポスターのものです。サルバドール・アジェンデが選挙で勝利し大統領になったら、チリの子供たちの額につちとかまが焼き付けられるだろうということを示唆しています。これは、良い例の脅威に対する、米国の大きな介入でした。実際、チリの例では、さらに特別な脅威があったのです。つまり、クーデターの結果としての革命によってではなく、合法的で民主的で公正な選挙の結果だったのですから。それは、冷戦下で私たちが共産主義について−つまり共産主義といわれるものについて−教わっていたこと、すなわち、共産主義は暴力によってしか権力を奪取できず、人々を大規模に弾圧して抑圧しなくては権力を維持できないということとまったく反対だったのですから。そこのところに、サルバドール・アジェンデという男がいて、自由な選挙に勝利し、3年強の彼の政権下で、アジェンデの党は得票を大規模に伸ばしてきたのです。そして、1973年の最後の選挙のあと、米国政府とそのチリのお仲間は、アジェンデの社会党を選挙で敗北させるのは無理だと知り、唯一の方法はクーデターであると思い至ったのです。そして、CIAが3年にわたり、多数の方法を使って、軍を政府に敵対させ、社会に混乱を引き起こし、経済的カオスをもたらし、軍に、権力奪取の口実を与えたのです。意図したとおりに事は運びました。

Q: 「1962年から1980年代グアテマラ:あまり知られていない最終解決」について。

A: 「最終解決」というのは、むろん、ホロコーストを指すものです。グアテマラの人々、特に先住のインディアンの人々に対してなされたことは、ヨーロッパでユダヤ人になされた残虐行為に比する要素を持っていました。私たちはそれについてあまり耳にしません。わたしたちは、決してこれをホロコーストとは呼びません。というのも、40年間にわたって、ずっと、米国の支援を受けた我々の側がこれを行っていたからです。1954年、米国政府はグアテマラで合法的に選出された、とても善良な政府を転覆しました。今日の言葉でいうと、社会民主政権でした。我々はその政府を転覆し、それ以来40年にわたり、グアテマラの恐怖のレベルは、この悲しむべき世界でもあらゆる記録をうち立てたのです。

『グアテマラ虐殺の記憶』(岩波書店)、『アメリカが本当に望んでいること』(現代企画室)を参照のこと。
Q: 20万人以上の人々がグアテマラで殺害されたと知りました。それは、ユナイテッド・フルーツ会社(現チキータ・バナナ)を支援してのことだったのですか?

A: 当初は。1954年クーデターの大きな動因の一つは、グアテマラ政府が、ユナイテッド・フルーツ社の使用していない土地を、社会的目的で利用したことでした。ユナイテッド・フルーツ社は、アイゼンハワー政権と強いコネクションを持っていました。ジョン・フォスター・ダラスやアレン・ダラス、アイゼンハワーの側近と近かったのです。驚くべきコネクションでした。その結果、グアテマラのアルベンス政権は、いとも容易に、転覆させられたのです。「バナナ共和国」ではいつもそうでした。そして、それが、グアテマラの人々にとって、終末の始まりでした。そして、それは今でも続いているのです。つまり、米国国務省は公式に、グアテマラは自由な国となったといっていますが、死の部隊は今も不処罰のまま活動を続け、米国政府は今も軍に武器と訓練を提供し、その軍が、人々に対して敵対行為を続けているのです。貧しい人々は、これまで以上に貧しく、変化はほとんどまったくありません。

Q: 英帝国は英統治領を設けて、直接帝国主義的な支配体制を敷きました。第二次世界大戦後、米国政府がそれを引き継ぎましたが、そこで、新帝国主義つまり新植民地主義体制を敷き、世界中で手先の独裁者を置いて、直接支配はしませんでした。

A: まったくその通りです。宣伝上その方がはるかに都合が良かったのです。自分たちは帝国主義者ではないと言うことができるからです。彼らは、「さて、我々は、その場所を運営する総督府を置いてはいない。独立した人々だ」と言います。米国は、宣伝とPRを発明し完成させたのです。米国は、世界の意見、とりわけ米国市民の意見をどうやって操作するか、誰も到達しなかったレベルでそれを達成したのです。私の本や他の資料にすべてが記録されているにもかかわらず、平均的な米国市民が、自分の政府が悪意をもって行動しているということを信じられないのは、特筆すべきことです。人々は、米国はいつも他の人々を助ける意図を持っていると考えるのです。特定の政策がばかげているとか誤っていると批判したり、場合によっては、善よりも悪をなすと批判することさえできるのですが、それでも、政策の意図には疑問を持たないのです。人々は、足の先まで、米国政府は善意であると信じているのです。そして、私の本は、この信念、つまり、特に1999年の、人道的な行為であると教え込まれた、ユーゴスラビア爆撃に触発されて書いたものです。私の本『無法国家』(Rogue State)は、それに対する応答として書かれたものです。この本は、米国政府が過去60年ほどに行ってきた、あらゆる非人道的行為に関する小百科といったものです。この本は、我々は善意であると信じているすべての米国人に向けたものなのです。

Q: 『無法国家:世界唯一の超大国への入門』は2000年5月に出版されました。その中には戦争犯罪者に関する章があります。元大統領ビル・クリントンが、戦争犯罪を犯したと述べています。ビル・クリントンが、戦争犯罪者として起訴されるのが妥当であるというのは何故ですか?

A: 彼がユーゴスラビアの人々に対して行ったことだけでも十分です。この国では、ユーゴスラビア爆撃中とその後に、米国、英国、ギリシャ、ノルウェーを含む数カ国の法律専門家が、旧ユーゴスラビアでの戦争犯罪者を裁くために設置されたハーグの法廷に、提言を提出したことは、ほとんどまったく知られていません。これらの専門家は、報告の中で、NATOのすべての指導者、クリントンとブレアから始まってチェコのハベルまでについて、その戦争犯罪を非常に詳細に記述しています。これらの指導者がどのような人権侵害、人道に対する罪、そのほかの、ニュルンベルグで対象となった犯罪を犯したかについて、正確に述べられています。これらは、旧ユーゴスラビアのセルビア人をはじめとする人々には適用されたのですが、NATO指導者には適用されていません。そして、ハーグの法廷は、米国の勧めで設置され、全面的にNATO諸国から資金を得ているのです。ですから、この法廷が、NATO諸国のメンバーを訴追する可能性はほとんど0です。旧ユーゴ戦犯法廷は、司法組織ではなく、政治組織であり、そのように行動しているのです。私は、法廷で無視されたこれら法律専門家たちによるNATOへの起訴状をある程度詳しく扱いました。

Q: さらに、イラクではジェノサイドが続けられています。UNICEFの報告と赤十字社によると、1991年以来、経済封鎖のために、150万人の一般市民が死亡しました。この致命的な経済封鎖を指示し実行している中核は米国政府です。むろん、これもまた、戦争犯罪です。国連憲章とジュネーブ条約、そしてニュルンベルグ裁判で合意されたように、大量の一般市民を殺害することはできません。地上の最高法たる国際条約があるのです。

A: 米国政府は何十もの戦争犯罪において有罪です。有罪となる犯罪を犯している場所はたくさんあります。パナマ爆撃。一般の米国人は、なにが起きたか知りません。言語道断な行為です。まったく何の挑発もなく、いかなる意味でも米国を威嚇したり攻撃したりしなかった人々を爆撃したのです。米国は、貧しい地域を広範囲にわたって爆撃しました。いつも貧しい人々です。そして、何百人−おそらくは何千人−もの人々を殺害しました。さらに何千人もの人々をホームレスにしたのです。その理由については、米国は認めませんが、私はそれについて、『希望の殺害』の、パナマに関する章で説明しています。

Q: ノリエガは、ジョージ・ブッシュ1世政府の時代、CIAに雇われていました。年に20万ドルを受け取っていたと思われます。けれども、彼は道を踏み外し、サンディニスタを支持しはじめました。また、米国政府は、パナマ運河についても心配していました。これらは正しいでしょうか。

A: 私は、ノリエガが、パナマ侵略の主な理由だったとは思っていません。ノリエガは、単なる口実でした。ノリエガのように、麻薬を扱ったりする不快な人物で、自国の人々を弾圧するといった人物が、口実として必要だったのです。ノリエガは、口実としては容易な標的でした。けれども、もっと重要な理由があったのです。侵略の2ヶ月後にはニカラグアで選挙が予定されていました。この侵略は、ニカラグアの人々に対する、サンディニスタに投票したら、同様の処罰、同じような侵略に直面するぞという警告だったのです。これが理由の一つでした。もう一つの大きな理由は、この侵略が、ベルリンの壁崩壊の2週間後に行われたということです。当時、ペンタゴンとそのお仲間たちには、予算を肥え太らせ仕事を維持するために必要な敵がいなくなるという危機感があったのです。米国の戦争屋たちは敵を必要としていました。そして、強力な軍が依然として必要とされることを示す必要があったのです。そこで、侵略を上演し、軍がいまも強力な勢力であり、これらのあらゆるすばらしいことをできると示したのです。パナマ侵略の真の理由のいくつかは、こうしたことです。ノリエガは重要ではなかったのです。

Q: 米国内のマスメディアが、あなたの著書に書かれているような情報を検閲する構造はどのようなものですか。

A: 人的なものです。つまり、誰が雇用されるかということです。ワシントン・ポスト紙は−私はワシントンDCに住んでいるのでこの新聞について言いますが−、私のようなものを記者としては雇わないでしょう。そして私のようなものは、検閲されることを知っているので、決してこうした新聞には書かないでしょう。ですから、ワシントン・ポスト紙が、自分と同じ世界観を持つ人々を使うことを保証する二重のメカニズムがあるのです。そして、むろん、記者を雇う人々はこの世界観を共有しています。そうでなければ、編集者や重役にはなれないでしょう。そして、こうした新聞はその世界観を共有する多国籍企業の所有なのです。ですからゲームは固定しています。そうした所有関係とスタッフを出発点とするならば、外交政策の現状に疑問を呈する記者たちをスタッフとして雇うことはないでしょう。

Q: これらの新聞はまた、広告にも依存しており、広告はおおむね大企業から得ています。

A: そうですね。ワシントン・ポスト紙は、国内問題についてはかなりリベラルなこともあります。けれども、人々の政治観やイデオロギーを議論するときに、独立した人間をお小姓たちと区別するのは、外交政策だと私は考えます。ポスト紙は、米国内での貧困や保健制度の欠如といったことについては認め、そして、結構頻繁に記事を掲載しますが、外交政策についてとなると、米国内で、ユーゴスラビア侵略や爆撃に、あるいはイラク爆撃、パナマ侵略、グラナダ侵略に、議論の余地なく反対した日刊紙が一紙でも見つかるかどうかは疑問です。こうした外交政策は神聖不可侵なのです。「我々の仲間が奴らの命を瀬戸際にたたせているとき」には、メディアは口をつぐみます。それは、我々の仲間はほとんど命を危険にさらさず、1万5千フィート上空から犠牲者を爆撃し、我々のお仲間には何の危険もないときですら、そうなのです。外国での戦争行為については、メディアは選択的に口を閉ざすのです。

Q: 米国には民主主義が存在すると聞かされています。外交政策を統制しているのは誰なのでしょうか。

A: ペンタゴンです。これは、新聞と同様に人的な問題です。国務省やペンタゴンに雇用されるのは、どんな人々か?私自身、一時期、国務省で働いていました。

それはベトナム戦争の時代で、私は戦争に反対でした。私は海外サービス担当としての訓練を受け、そしてベトナムでの戦争に強く反対するようになりました。そして、国務省に勤務しているときから、反戦運動に活発に関わるようになったのです。むろん、しばらくして、国務省の治安関係者が、私の活動について発見し、呼び出され、そして、私はアドバイスを、つまり、私企業で働いた方が幸せなのではないかと示唆されたのです。私はいずれにせよ辞めるつもりだったので、辞職しました。こうした機関では、反対はどんなものでも存在する余地はないのです。私には、長年ワシントン・ポスト紙で働いていた友人がいましたが、政治を扱えなかったので辞職しました。ですから、機構に属さない人がフィルターを通過することも、あるにはあります。けれども、そうした人々は解雇されるか、嫌になって辞任するのです。その結果、「真の信仰を持つもの」だけが残され、こうした政策が続けられるのです。

Q: 上位1パーセントとか、ごくわずかな大富豪が政策を決定するのでしょうか。

A: そうではないです。大富豪だけではありません。つまり、「真の信仰を持つもの」の多くは、裕福ではないのですが、狂信的なイデオローグで、外交政策の制度の中で重要な地位を占めています。そうした見解を持つために裕福である必要はありません。裕福であるか貧しいかにかかわらず、この社会で育てられた人は誰でも、ある種の信念を持つよう洗脳されています。結局のところ米国の政治は、米国の多国籍企業活動が容易になるように決定されているのです。安全な投資ができるような世界を作り、できうる限り、第三世界での摩擦と反対を除去するようにです。ですから多国籍企業の利益になるのですが、政策決定諸機関で決定に影響を持つ地位にいる人々は、こうした人々だけではありません。

Q: 世界中の無数の国々に軍事介入を続ける現在の政府モデルの代わりに、活動家たちが望むことができる政府のモデルとはどのようなものでしょうか。

A: 段階に分けて行わなくてはいけません。選択の余地はありません。つまり、私は社会主義者なので、米国的社会主義の実現を見てみたいと答えることはできますが、私が生きている間に実現はされないでしょうし、私の息子の時代にも実現されないでしょう。近い将来に期待できることは、ラルフ・ネーダーのような人が支持を受けるようなたぐいの社会です。彼は、より高次の民主主義を提唱しています。私が知る限り、彼は社会主義者ではありません。けれども、本当の民主主義を信じているのは確かですし、そうすると、あらゆる政策に大きな変化が起こりうるでしょう。近い将来について期待できるのは、こうしたことです。

Q: ノーム・チョムスキーは、ソ連はまったく社会主義などではなく、革命後すぐに、官僚的専制となったと言っています。また、社会主義が実現されたことなどないという、社会主義組織もあります。こうした議論に同意しますか?

A: 本当に良い例というのは存在しませんでした。米国とその同盟国がその存在が実現しないようにしたからです。前に述べた通りです。実際、20世紀を通して、社会主義社会建設の重要なあるいは多少なりとも意味のある試みは、世界のどこでのものであれ、米国政府と、場合によってはその同盟国により、侵略されたり、不安定化されたり、転覆されたり、爆撃されたり、あるいは、継続不可能にさせられたりしたのです。米国はソ連を侵略し、キューバを侵略し、そして、世界中のどこでも社会主義実現を阻止したのです。ですから、自らの内部によってのみ発生したり失敗したりするような社会主義の試みというのはなかったのです。その例は一つもありません。世界中の巨大な敵意がなければソ連がどのようになっていたか、私たちは知る由もありません。ソ連誕生最初の20年間は、少なくとも西洋諸国で、ソ連を認めた国すら一つもなかったのです。さらに、どれだけの米国人が知っているかわかりませんが、1918年から1920年には、米国、フランス、英国、日本を含む14か国が、ソ連に対する大規模な侵略を行ったのです。米国は、この侵略で5000人の犠牲者を出しました。この侵略を主導したのは、英国のウィンストン・チャーチルでした。彼は、何を考えているか率直でした。後に書いたように、ボルシェビズムをその揺籃期に窒息させたかったのです。

Q: あなたとあなたの本にどうすればアクセスできますか。

A: 私の出版社に連絡することができます。どちらの本も、メインのコモン・カーレッジ・プレスが出版しています。注文先電話番号は、+1−800−497−3207です。私の電子メールに連絡する方が簡単かもしれません。bblum6@aol.comです。割引して私から購入する方法を教えてあげられます。署名もつけます。また、私の本の章のいくつかは、 http://members.aol.com/bblum6/American_holocaust.htm で読むことができます。


ウィリアム・ブルムは、米国政府が行っているベトナム侵略戦争に反対して、1967年に国務省を辞任した。その後彼はフリーランス・ジャーナリスト、文筆家として、米国が世界中で行っている犯罪行為を暴いてきた。それは、 Killing Hope: US Military and CIA Intervention since World War IIにまとめられている。世界一引用されていると言われるノーム・チョムスキーは、この本を絶賛している。この本の初版は、「この話題に関する最高の本」であるという。ブルムの最新の本、 Rogue State: A Guide to Worlds Only Superpowerは、米帝国の汚れた裏面をさらに暴いている。どちらも、必読書である。
デービッド・ロスは、米国のユーゴスラビアでの犯罪行為を暴くレッドウッド平和連盟で働く、北カリフォルニアの草の根活動家である。彼はまた、2つのタウン・ホールでの会議に関する提案メジャーFの採択と、アルカタ市で営業する企業に対する民主的コントロールを保証する公式委員会の設置のために活動した。メール・アドレスはdaveross27@hotmail.com


益岡賢 2002年9月2日

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