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「赤と黒運動第一宣言」全文
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 12 月 27 日 18:32:42: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 【経団連・御手洗の献金、巨大政党交付金で金まみれ、自民党・公明党の正月】 不明朗支出、佐田行革相が辞任表明 (読売新聞) 投稿者 愚民党 日時 2006 年 12 月 27 日 18:08:17)

http://miyuru.com/kosyo/akakuro.html

「赤と黒運動第一宣言」全文

 発狂を忘れた、金をためたがる貧血なバカな日本の詩人! 画家! 音楽家! 彫刻家! を悩殺せよ。

 貴婦人と紳士の恋愛の下落を知れ!
 三越呉服店の入口で□□(交尾 □は伏字、以下同)していた二匹の女犬と男犬の方がずっと近代的である。

 芸術は人間のMASTURBATIONであるゆえに存在していることを知らない奴は馬鹿である。恋人から来た手紙の上に□□(精液)を射出できない男は真に恋人を解してない男である。

 文字を逆に並べることができない日本のデモ詩人達! 中途から読み出して頭の方へでも尻の方へでも読んでいって間のぬけない詩が書けないデモ詩人達!

 新体詩人の弱腰を蹴とばした自由詩人を今日は葬る時が来た。
自由詩人を破壊せよ!

古い古い、間のぬけた阿呆鳥のような自由詩人の間だるこいリズムを破壊せよ。

西暦一千八百二十三年は赤と黒誕生の初年である。

一千八百二十三年において日本の詩壇は混乱した。
時代に遅れた自由詩人は再び起てない! 気持悪い下手クソの自由詩の倒壊の年である。あらゆる反感! 反逆を、あらゆる革命を古い自由詩人に注げ!

諸君の眼前の『悪』それ全体を破壊せよ!
彼の云う善は凡て我に悪なりち知れ!
彼の云う善は凡て我に悪なりち知れ!
道徳、宗教、の無価値!美の変革! 精子及び卵子の飛躍! の賛美!
++++++=−−−−−−
ソウダ! 俺はネ!
(死+生)=食慾+性慾+糞尿+空気+水=○○○+○○=頭骸骨+胎盤+石+火+煙…………家家家家家家家+男○+女○+接吻+抱擁+○○+糞尿=金金金金金金金金金金金…………+++−−−−−−・・・・・マイエー オイツー 噴火口…………ピストル・・・・・墓墓墓墓墓
凡てイコール= !

「万物は俺にとって無だ」とスチイネルは言った。それもまた屁のような言葉だ!

               *
 われわれの脳髄から「観念」という亡霊をつかみ出せ! われわれの脳髄に取り憑いて、われわれを今日まで悩まし続けてきた憎むべき亡霊の、鹿爪らしき思索家面に憎悪と軽蔑の唾液をひっかけて、その泣面を思うさま嘲ってやれ! それから、潔く「無用」のゴミタメの中へほうり込んでしまえ!

 かくすることによってのみ、われわれは赤裸の現実と対面する。われわれは初めて生活者たりうる!

 われわれの赤き心臓の狂熱をもって一切の「思想」を抹殺せよ!

 われわれは現在市井に流布するところのあらゆる「イズム」を否定する−−否定する!

 われわれの存在は否定そのものである!
 否定は創造だ!
 創造は虚無だ!
 われわれは、われわれの時代に棲息する有象無象の作るところの、一切の「芸術」を軽蔑する! 蹂躙する(彼らの作品を掲載する新聞雑誌を引裂いて糞壷の中へ捨ててしまえ!)

 「芸術」の偶像的価値を顛倒せよ!
 その空虚なる「言葉」の概念を放散さしてしまえ!
 彼ら幇間的芸術製造人に一日の糧をも与えてはならない。彼らを最後の飢餓にまで追いつめよ! そして、彼らを勇猛なる市井の生産者の一群の中に追い込み、その地蔵頭に鉄拳の雨を降らしてやれ!

 われわれの眼前から一切の「理想」と称する誘惑を奪い去ってしまえ! 彼らが巧みに美装をこらしてわれわれの眼前に出現し、いかに巧妙なる狂態をもってわれわれをさしまねくとも、その誘惑に瞞着されてはならない。彼らもまた、あわよくば再びわれわれの脳髄に取憑き、われわれを悩まさんとする亡霊の片割れである!

 否定せよ! 否定せよ! 否定せよ!
 われわれの全力を否定に傾注せよ!
 かくしてのみ、われわれは存在する! われわれは生活者たりうる!
           *
 生命を一つ一つ切売りて、最後に残ったのが、干からびた心臓−−我々はこの干からびた心臓をもって何を購うべきか? どぶどろへ棄てろ! 黴菌が呻いてらア!

 我々はかつて、我々の心臓の鼓動をもって、人生の理想と幸福とを購おうとした。だが、冷酷なる現実は、鋭い針をもって、我々の心臓を滅茶苦茶に突っついた。我々の心臓は穴だらけとなった。血がだんだん涸れて、心臓が麻痺してしまった。我々は人生の理想と幸福とを購わんとして心臓を失った。最早、この干からびた心臓をもって購わるべき何ものもない。理想も幸福もあるものか! 恋心の甘い唇を吸って幸福だと思うものは勝手に思え! 石ころとカツレツと概念を噛って幸福だと思うものは勝手に思え!

 我々は今我々の屍体を処分しなければならない。生きながらの屍体を処分するためには、何よりも火が必要だ。火だ。

 火だ、火だ、火だ、火を放て! 一切のものに火を点じろ! 我々は□□□□□□□□□□要望する。理想のために? 正義のために? 否! 我々の腐爛せる肉体の最後の爆発点のために!

           *
 「我々は一切のボルシェヴィキの理論と盲信とに反対する」
 あの労働者をしきりに説き回っている男は誰だ?
 あれか? あれはボルシェヴィストさ!
 あれは労働者を科学と機械の奴隷にしようとしているボルシェヴィストさ! 資本主義の延長を計っているボルシェヴィストさ! 君マルクスは云ったぜ! 「革命の永久宣言」でなくちゃ真の革命は到来しないって! 彼らはそれを知らないのさ!
 ア おれはペンと原稿紙を持ってるぜ!
 そうさ! おれは文壇プロだよ!
 否 おれはペンを地にたたきつけて見せて労働者に銀貨を貰ったぜ!
 そうさ! おれは小説を描いてる芸術否定論者だよ。
 君! 芸術は芸術を否定するところ発足すると思うが。ア、君、あのボルシェヴィストはレストランに入ったぜ! ハハ 彼は現実主義者だよ!
 なに 自己欺瞞だよ。あれはプロレタリアの寄生虫だよ。
 「まずボルシェヴィストの城塞を破壊せよ」
 ところで君は何だい?
 俺かい?
 そうさ。貴族かい?
 貴族?
 しかし、君のそのボロ服を見ろ!
 そうさ。君はアナキストでもなければ、ニヒリストでもないのさ。況してダダでもキリストでもありゃしない。
 君の態度は?
 態度か?−−俺にはわからない!
 しかし、ニヒリストにはもうあきあきしてきたからね。
 おい、ボルシェヴィストが出て来たぜ!
 うん、投げキッスか? あすこには情婦がいるんだよ。彼はばいたの心を盗んでる。
 行ってみよう。
 ほっとけ!
 しかし、あれは革命を盗みやしないか。
 いいさ。我々は永遠に不自由だからな。
 白昼にあれを刺そうじゃないか。
 見ろ! あれは国粋主義者の志士だよ。世紀末! 太陽が光ってる?
 「科学を人間を使用しなければならない。文明は人間の所産さ」
        *
 僕はプロレタリアではない。なるほど貧乏はしている。ブルジョアを憎む心は持っている。しかし、プロレタリアではない。今日自分が、プロレタリアであるという自意識を持っているならば、なんらかの社会運動をしているはずであるのを、僕はそれを一つもしていない。否プロレタリアの生活を実行していないから、プロレタリアでないというのでもない。僕はプロレタリアと云われるのも、云うのもいやなのだ。プロレタリアとは何であるか。□□(革命)後の社会に、資本主義の一変態的進化の天下を造り、その権力者たらんとする野心か、それの下の端にある陣笠のことである。そしてプロレタリアなる言葉は、ボルシェヴィキの御用用語である。喘えて、この世の中を憎む心から出発して、ブルジョアに敵する階級名詞を用いたいならば、アナアキティック・プロレタリアだ、ボルシェヴィキの天下を認めないのだ。それは今日資本主義の一変化であるからだ。しかしアナキストはアナキズムの天下を造るボルシェヴィキに反対する。

 しかし僕には、このアナキストの天下も信ずることもできない。なんだか空頼みに終わりそうな気がする。そして、よしその時代が来るとしても、それはいかに吾々の世紀から遠いことであろう。砕けて云えば、アナの天下もボルの天下も、さらに□□(革命)さえも信ずることができない僕である。真理を愛することができないのである。否真理とは僕にとって、はなはだ絵ソラゴトとして響かぬ、真理も理想も、またプロレタリアのために生きるという革命的人道主義にも行けない。真理よりも、□□(革命)よりも僕は僕を一番愛する。僕は僕でいいと思う、自分のしたいことをすればいいと思う。気が向けば絵もかき、詩も造り、あるいは三宅島あたりに避難するかもしれない。革命前の現実だ。革命が来れば当然抹殺されるべき時代だ。次の時代にはまったく過渡期の無用人たる吾々だ。社会的に見ても、認識的に見ても吾々の向うには墓のみである。そして僕の生は墓の上における踊りだ。

ブルであることよりも、ブルでないことよりも一番大切なことは、自分でありうることだ。

 あまりに前置きが長くなった。しかし宣言書だ。まんざら芸術とを離して考えることができない僕だからこれで十分だ。君は何々主義や、何々階級の芸術だと云ってもらっては困る。僕は僕の造りたいままに、気の向くままに造る。そして僕の文章に対しても僕は僕の生活に、決して天才的な道徳的や芸術的意義を見出していないごとくほったらかし的態度をもっている。何と見ようと、何と感じようと、それは諸君のキママだ。


「赤と黒運動第一宣言」(「赤と黒・第四集」1923.5)より


※詩雑誌「赤と黒」は1923年1月に萩原恭次郎、壷井繁治、川崎長太郎、岡本潤の4人を同人として創刊。小野十三郎が同人に参加した翌24年の「号外」で終刊。号外含めてわずか5号で終わった同誌だが、発刊自体が文学・芸術の歴史の「事件」であったという。(引用・社会評論社「栗原幸夫編・解説/芸術の革命と革命の芸術」より)

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