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告示近づく下関市議選 江島飼い犬体制に打撃を  【長周新聞】
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投稿者 愚民党 日時 2007 年 1 月 11 日 18:52:52: ogcGl0q1DMbpk
 

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自分の為の議員か市民の為か

告示近づく下関市議選

              江島飼い犬体制に打撃を 

   2007年1月10日付


 下関市議選は1月28日の告示まで、あと20日を切った。市民の関心は、しだいに高まっている。江島市政をうち倒して市民の生活を守り、下関を守らなければならないとの市民の世論は大きく高まっている。そして下関食いつぶしの江島市政の飼い犬か市民の側か、自分のためか市民のためか、という市民の識別の目は鋭くなっている。江島市政の10年は市議会の小浜議長体制10年である。市議会はなにをやってきたのか、振り返ってみたい。

 下関では安倍総理の代理で林代議士と連携した江島市政の10年で、市民生活はさんざんに破壊され下関がすっかり食いつぶされてしまってきたことへの強い怒りがまき起こっている。このなかで市民のなかでは、保守系も革新系も現職陣営のほとんどが、あと3週間だというのに例年になく静かだと話題になっている。市民の熱気と反比例して現職組が静かになっているのである。騒がずとも楽勝と見ているのか、あきらめて静かなのか、どっちなのだろうといわれている。

 選挙戦は客観的に見て、楽勝といわれるものは数人で、誰が落選してもおかしくないと見られている。前回の選挙で最下位から順番に見ると、あるかぽーと問題で最強行派である門出建設委員長が最下位、JRの企業代表で駅建設利権で突っ走る小浜議長会派の会長である定宗氏、そして小浜議長、三菱の企業代表である砂田氏の順番となる。門出氏などは、あるかぽーと突っ走りで、選挙など目じゃない超大物になったつもりなのか、選挙の見込みはないので最後の一稼ぎなのか、結果が楽しみだと語られている。

 選挙は、市民のところでは静かだが、雲の上で激戦なのは間違いない。候補自身が必死であるのは間違いないが、運動するものの姿が見えないし、見えても熱が入らないという共通現象があらわれている。大威張りをしてきた議員で、前回までの後援会幹部が手を引いたとか、地元で嫌われて相手にされないと多くのところで語られている。地域も企業も、「日共」や公明の組織も、上から号令をすればそのまま動くとはならなくなっていると語られている。

 「市民のことはどうでもよく、自分の利益ばかりしかしない」「あんなやつのためにどうして一生懸命になれるか」というのは、かなり浸透した世論となっている。小泉前総理は自民党をぶっ壊すといって日本社会をぶっ壊してきたが、江島市政も下関をぶっ壊してきて、議員連中の支持基盤が動かなくなっているのだ。地縁、血縁で選挙をやってきて、恩恵があるどころか、逆に生活基盤が根本から破壊されてきたのである。これは4年前と比べて激変している状況をあらわしている。

 議員というので威張り癖がついてしまって、市民のところへいけばいくほど嫌われて、動けば動くほど票が減る、それがなぜだかわからない、「横着者め」との思いばかりがつのってますます嫌われるというジレンマを抱えた部分も多い。

 こうして、地元の焼き肉屋を借り切って飲ませ食わせの選挙運動を熱心にやっているとか、なわばり荒らしの仁義なきたたかいでもめているとか、引退する議員が「ワシの票を分けてやる」という商売が大繁盛とか語られている。「ワシの票」が集まらなくなったから辞めるわけで、「ワシの票」の実際の持ち主の方ではほとんど話題になった気配もなく、架空取引の様相も漂う。

 下関市議選は、3週間前に来て、江島飼い犬の現職議員どもに市民の圧力が確実に作用していることをあらわしている。市議選は、安倍、林派バックの江島市政飼い犬議会構造に激震を与える力になろうとしている。選挙の現実は、候補が主人公ではなく、市民が主人公なのだ。

 旧市の現職陣営では、しめつけをきつくしているものの、思うように組織が動かない状況が広がっている。ある建設関係者は、「保守陣営から電話があったが、後援会の参加は断った。しがらみの選挙では、下関がだめになるばかりだ」ときっぱり語る。「江島市長のバックの安倍首相に、だめだといえるような人間でないと、チェックの機能といえない」と意気ごみを語る。商店主は「今まで自民党に入れてきた。だが、江島市長になって商店街は荒れて、景気は最低になった。本物の革新がいる」と力を込める。

 市民代表せぬ議会 議案否決は690件中2件・利権事業で暴走

 江島市政10年は、600人近い市民の自殺者をつくり出した。小売店は844店もへり、就業人口は、1割以上も減った。安倍代理の江島市政のもとで、さんざんに下関が食いつぶされてきた。そして江島市政10年は、議会においては小浜議長体制の10年であったが、議会が市長をチェックしたことを、市民はほとんど見たためしがない。市議会は市民の代表ではなくなって、議員が自分だけを代表するばかりとなった。

 すでに市民負担は財政再建団体となった夕張市よりひどい。建設関係者や、中小の商工業者は市外発注で仕事を奪われてつぎつぎに倒産、自殺に追い込まれ、若者は食べていける仕事をつくれと要求している。老人も生きていける施策を求め、教育予算をまともにさせよとの父母や教師の世論も高まっている。小・中学校の校舎の8割弱は、耐震強度を満たしておらず、トイレや外壁が崩れても、放置されてきた。市立大学の運営費は、学生の納める授業料等だけで、地方交付税は取り上げられてきた全国1の貧乏大学である。

 市財政の食いつぶしのために、市民の借金である市債残高は、一般会計で1176億円にのぼる。特別会計をあわせると2000億円をこえる。今年度の市債発行額は113億円にのぼる。30万市民1人当りに、赤ちゃんからお年寄りまで約80万円の借金である。

 05、06年の2年間で、議会に出された議案や諮問は690件。このうち執行部案否決は、新博物館議案の1つのみだった。江島市長いいなりのノーチェック議会の姿をあらわしている。現在、あるかぽーと開発が継続審議で1月の臨時議会にかけられる。そのほか29億円のJR長府駅、20億円のペンギン舎、12億円の犬猫安楽死の施設をはじめ、数100億円の市庁舎や下関駅など大型公共事業が目白押しとなっている。

 大型公共事業の発注 安倍縁故の企業に集中

 97年から10年間の江島市政と小浜議長のもとで、市外発注された大型公共事業は、主なもので15件、約450億円にのぼる。そのたびに談合情報が出た。下関競艇施設、新水族館、唐戸市場、同駐車場、奥山工場ゴミ焼却炉、リサイクルプラザ、汚泥し尿処理施設と、平均落札率は96%をこえる。なかでも安倍首相が在籍した縁故企業・神戸製鋼所には、170億円を集中発注してきた。

 さらに神鋼には、奥山工場ゴミ焼却炉やリサイクルプラザ、吉母処分場などで、総額10億円前後の管理運営をさせてきた。メンテナンスやオーバーホールは、一社しかできずいい値である。安倍縁故企業による下関市財政の食いつぶしは、飼い猫になった議員の役割なしにはできなかった。

 製鉄の企業に畑違いの土木工事をさせ、あからさまなピンハネ行為の横行が目立ったのは、2000年の、奥山工場ゴミ焼却炉(104億円)だった。超大型の公共事業であるにもかかわらず、本命の神鋼を含めて3社しか指名入札に参加させない。市議会は自民、民主、公明、無所属が全員一致の賛成。「日共」の近藤栄次郎団長ら3人(当時)も「あえて賛成するのは、環境の機械だし延ばせというわけにいかない」などと、意味不明の注文で承認とした。

 01年のリサイクルプラザ工事でも、神鋼が60億円(落札率99・9%)で随意契約した。入札参加した7社のうち、神鋼を除く6社が2回目の入札から一斉に辞退するという通常はありえないものだった。ペットボトルやビニール、ビンの選別施設に、ホテルなみレンガの外壁に波打つ天井と60億円もかけた。

 文教厚生委員会(御手洗美代子委員長、9人)では、「すじがきどおりという印象だ」「6社が途中で入札辞退し、談合そのものだ」と反対意見ばかりであった。なかでも桑原博議員(当時)はいさましく、「これが談合でないなら、正義はない」「談合の資料を持っている」と、たんかを切った。ところが政友クが「ちょっとわしらだけで相談をするから」と席を立ち、同会派の御手洗委員長や桑原議員、鵜原議員を引き連れて、小浜議長が加わって別室に向かった。2時間もの休憩のあと、再開されるなり抜き打ちで表決がとられ、賛成4、反対3、保留1で、リサイクルプラザ建設契約議案は可決された。

 本会議の採決でも、小浜チルドレンのJR出身の定宗正人議員や三菱労組出身の砂田正和議員が、根回しに活躍したとされる。長秀龍議員(公明)の提案で異例の無記名投票がされ、隠れて採決がおこなわれた。6人が退席、賛成15、反対13で可決された。これは「小浜劇場」といわれる。

 さらに05年の汚泥し尿処理施設の談合事件で、受注したクボタ(大阪市)から逮捕者が出たが、露骨な官製談合事件であるのに、公正取引委員会や警察、検察もそれはもみ消した。議会はなんのチェック機能も果たさなかった。

 当初江島市政は60数億円かかるとしていた同施設は、市民世論の反発に慌てて、42億円、30億円と予定価格を下げた。さらに入札のさいに江島市長が、「10数億円でつくれる」と表明した三機工業を排除した。入札は談合情報通りにクボタが、26億8000万円(落札率91・3%)で落札した。ところが8月3日の環境消防委員会(林真一郎委員長・17人)は、賛成多数で可決させた。

 反対意見をのべていた公明党市議団は、まとまって賛成に回った。4日の臨時議会では、何人かの退場と形だけの反対だけで、賛成多数でぼったくり議案は可決された。公取委の動きより大きな力が働いたと見なされた。みんなが語ったのは、安倍氏が小泉内閣の官房長官になったからだということであった。

 江島市政10年に対応した市議会は、小浜氏が議長を続け、ボスとして君臨し、議員みんながぺこぺこし、かしづいてきた議会であった。小浜氏は山電の組合分裂で労働者の組合を会社の組合にした功績で会社に取り立てられた人物である。労働者を裏切り、恫喝し、欺瞞し、籠絡しもっぱら自分の出世と金儲けの道を突っ走る。そういうテクニックに長けた人物が、議長になって、市民の議会を林派会社の道具にして安倍・江島体制の協力者にしてしまったわけである。そして山電会社を荒廃させるだけではなく、市政までも荒廃させた立て役者として下関の歴史に名を残すこととなったわけである。

 反市民の議会構図 

 市議会の構図としては、企業のセールスマンとして議会に送り込まれているのが、サンデン林派の小浜議長のほか、新博物館のときも最後まで賛成だった神鋼の菅原議員、200億円にもおよぶJRの駅をつくらせる使命を帯びた定宗議員、30億の水族館水槽につづいて20億円のペンギン御殿の受注が見こまれる三菱は砂田議員などがいる。

 安倍派では副議長をやったのが佐伯議員や兼田議員。あるかぽーとやJR駅で、小浜チルドレンとして推進に強い意欲を燃やしてきた門出建設委員長などが目立つ存在となっている。

 さらに公明党は1万5000票余りの固定票で5人を出しているが、ずっと安倍派の与党となってきた。貧乏人を基盤にするといいながら、貧乏人が食えなくする政治の1番の協力者となっている。支持層のなかでも、議員ばかりがいい目にあって、人を利用するばかりとの批判は渦巻いている。

 現体制の1番の批判者という顔をして、これほどの反市民政治をやってきた江島市政、小浜体制とたたかった試しがないのが「日共」集団である。旧市内で4人がいて、旧郡部を含めると11人になり、自民クラブにつぐ第2会派である。市民の目には、11人もいるという存在感はない。「何人いても同じことだったんだ」と語られている。

 かれらは市民の江島市政批判の期待だけ集めて、江島市政となれ合う、けっして市民の大衆的な運動はしないし、できもしないという点で、江島反市民市政を市民の批判から守る防波堤役を果たしている。市営住宅や生活保護などドブ板の斡旋など行政の補助金ばらまきに養われて票を確保し、自分の議員生活を維持する関係にあり、江島市政によく見られなければならない関係にある。

 年末年始にばらまいた選挙チラシでは、江島市長を批判する文言はなく、ゴミ袋値下げ運動では7000人しか署名は集めることができないのに、自分たちがやったかのような宣伝をし、舟券売場撤回や、汚泥し尿処理施設の談合摘発は、自分たちがチラシにしたからできたといっている。このいやらしさが嫌われている。

 特権の世界の議員 発言せずに寝ていても・年収は1千万円

 企業代表から、革新系まで、議員たるものは市民のために働くものではなく、自分のために自分の生活のためにある、という信念を貫く議員揃いとなっている。そして市民に対してすぐに横着になる。そうした議員はどうしてつくられるのか。議会が大企業とお上の道具として、さまざまな買収と籠絡、特権の世界になっているからである。

 旧市の議員で見ると、報酬と期末手当だけで約900万円(平均)が支給される。そのほかに本会議や委員会に出ただけで、発言をせず寝ていても、日額4000円が払われる。これに旅費支給が38万円、委員会視察に38万円、政務調査費に36万円と、ざっと収入は1000万円をこえる。議長には170万円プラス、副議長は70万円がつく。5つの常任委と議会運営委の正副委員長(10人)は、20万〜40万円多くなる。

 大きな会派にいれば正副委員長ポストにありつけるため、理念や信条そっちのけとなる。議会会派を公益的団体に見たてることで、交付金が受けとれるようにして、市民の税金をめぐり会派のぶんどり合戦もある。市役所の外でも、企業や病院から顧問料をとりたて、30社から5万円ずつ計150万円とっていた猛者もいる。家族をユウレイ社員にして給与をとるといった、裏家業も発達させていった。そして事業ごとの臨時収入があるのも当然と見なされている。

 視察旅行や海外旅行には、鉄道なら1等運賃で船賃なら最上級運賃が費用弁償として出される。ホテルに1泊すれば、政令指定都市で2万1500円が宿泊費などとして支給され、地方都市でも1万7800円と破格なあつかいをさせる。

 名古屋市に公費旅行で訪れた金田直樹議員が、立ちんぼの女性にセクハラをして、辞職勧告決議を受けたが、ほかの何人もの議員も似たり寄ったりといわれている。「韓国」や中国への海外視察では、1人5万円でホステスがついて遊び回り、昼中は、寝ている議員が少なくはない。報告書といっても紙切れ1枚で、市職員に書かせているケースもザラにある。こういう議員旅行は、籠絡し、弱みを握り、腐敗させていく仕かけとなっている。

 したがって、こういう市政と市議会を変えるには、まじめな議員を送り込むだけではどうにもならない。市政を動かしていく原動力は市民の世論と運動であり、議員活動は市民の運動と結びつき、市民運動を発展させるために尽くし、市民の要求を市政に届け、市政の実態を暴露するというものになれば、市政を動かす力となる。そのためには、ちっぽけな議員特権で魂を抜かれるようなものではなく、あくまで私心を捨てて市民の利益を代表していく精神を貫くし、市民の運動、組織の監督、点検を受けながら議員活動をする議員が必要である。選挙戦も選挙後も市政を動かす主人公は市民大衆である。

 市議選は、江島市政の飼い犬議員か、市民を代表する議員か、自分のための議員か市民のための議員か、市民が審判を下すことになる。

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