★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK30 > 834.html
 ★阿修羅♪
秘密交渉を暴くことこそ報道の醍醐味である【天木直人・日本の動きを伝えたい】2/8
http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/834.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 2 月 08 日 19:47:45: 2nLReFHhGZ7P6
 

2007年02月08日

 秘密交渉を暴くことこそ報道の醍醐味である

 下世話なゴシップから高度な政治交渉まで、およそ人間の営みの中で秘密を暴くことほど面白いものはない。その中でも秘密外交の実態を知ることほど興奮することはない。秘密交渉を暴いた最近の二つの新聞記事を私は高く評価する。

 2月8日の朝日新聞は一面トップで、米朝が原子炉停止と引き換えにエネルギー・人道支援を行うことで覚書まで交わしていたという事実をスクープした。米朝二国間の妥協についてはこれまでも色々推測記事が流されてきたが覚書まで交わしていたとは知らなかった。もしこれが事実ならば今日から始まる6カ国協議は茶番である。大騒ぎしてこれから流される報道は無意味だ。我々が注目すべきはただひとつ、この朝日の報道通りに6カ国協議の合意が実現するかということだ。そして、日本はそれを事前に知らされていたのか、その場合はどう対応したかということである。もし知らされていなかったとしたら日本は相手にされていなかったということになる。もし事前に知らされていてそれを受け入れたのならば、またしても対米従属外交を繰り返したことになる。安倍首相の北朝鮮外交は嘘であったことになる。拉致家族は裏切られた事になる。国会で徹底的に検証されなければならない。

 もう一つの記事はイスラエルとシリアの秘密和平交渉に関するスクープである。中東情勢になじみのない読者にとっては興味がないかもしれないが、このイスラエルとシリアの秘密和平交渉は大きな意味を持つ。中東政治においては権力者は自らの権力維持のために国民までも平気で裏切るという国際政治の非道さ、残酷さを象徴する大きな秘密交渉であるからだ。

 2月7日の読売新聞はエルサレム発三井美奈特派員の記事として、イスラエルの元駐トルコ大使であったアロン・リエル氏との独占インタビュー記事をのせている。その中でリエル氏は、敵対関係にあるはずのシリアとイスラエルが2年間にわたって極秘の和平交渉を重ねていたことを認めたというのだ。読売新聞が伝えるスクープの概要は次の通りである。

 ・・・米国からの民主化圧力で孤立を深めていたシリアのアサド政権は2004年1月にトルコの首相にイスラエルとの交渉仲介を求めた。それをトルコの政府高官から聞いたリエル大使(当時)は本国政府に打診し、スイス政府の仲介で非公式交渉を開始した・・・シリア側の代表は米国在住の元大学教授でアサド大統領に近い人物であるという。会談は04年9月から始まり昨年7月のイスラエルのレバノン攻撃で中断されるまで断続的に7−8回行われた。場所は主にスイスのホテルであるというが、なんとシリア代表団がイスラエルに入って外務省高官と会談したこともあったという・・・

 ・・・その内容はシリア側がゴラン高原の返還(67年の第三次中東戦争でイスラエルが占領して以来今日に至っている)を強く求め、イスラエルがそれに応じて「高原を公園化して非武装化しイスラエルの出入りを認める」ということでほぼ纏まりかけていた。それが昨年7月のイスラエルとヒズボラの交戦で中断された・・・

 ・・・リエル氏によると、シリア側は「アサド政権が倒れれば米、イスラエル両国にとって一層悪い政権ができる」と言ってイスラム原理主義組織の台頭を仄めかし、イスラエル、米国を脅していたという。シリア代表の知人である米国人研究者が毎回出席し覚書を作成していたので、ブッシュ政権がこの米国人を通じて秘密交渉を認めていたのではないかと三井特派員は書いている。

 かつて私がレバノン駐在の大使であった時、すべてのレバノン人が私に言っていたことは、「中東で起きるあらゆる事件の背後にはイスラエルと米国がいる」ということであった。あらゆる暗殺も、あの9・11事件までも、すべてはイスラエルと米国の陰謀であると信じて疑わないレバノン人は多い。それが真実かどうかは永久に証明されることはないであろう。しかし少なくともこの秘密交渉は、シリアのアサド政権はパレスチナ人の解放のとパレスチナやシリアの非占領地奪還に闘っていること、そのために国民も犠牲を受け入れる、というシリア国民の思いを裏切ることになる。そうなのである。中東ではすべての支配者が腐敗している。国民の犠牲の下に自らの生き残りのために米国やイスラエルとひそかに手を結ぶ、そういう裏切りが繰り返されてきたのだ。我々は権力者が繰り返す邪悪に騙され、踊らされているのだ。その一端が間欠泉のようにメディアのスクープによって噴出するのである。


--------------------------------------------------------------------------------

Media’s Most Important Mission Is Exposing the Secret Diplomacy

In recent Japanese papers scooped two secret diplomacies. Asahi Shinbun of today(Feb 8) reported on its front page that memorandum was signed on US-North Korean agreement of simultaneous implementation of suspending operation of nuclear furnace on the side of North Korea and extending energy and humanitarian aides to North Korea on the side of 5 members of 6 party consultations. If this report is true the consultation which starts today is nothing but the ceremonial ones. Japan, which asks North Korea to return the abductees first, alone will be put in an embarrassing situation when all the remaining members agree to give aides to North Korea.

Yomiuri Shinbun of Feb 7 reported another important secret diplomacy. Mis. Mina Mitsui, Yomiuri correspondent in Middle East interviewed the former Israeli ambassador in Turk and reported his confession that he has been engaged in the secrete peace negotiation with Syria .

Syrian people have been taught that Syrian Government fights against Israeli for the cause of the liberation of Palestinian people and the occupied territory of Palestine and Syria. Syrian Government forces their people to die for that cause. But in reality Syrian Government secretly compromised with Israel for the sake of protecting its regime. People are always victimized by dictatorship.


http://www.amakiblog.com/archives/2007/02/08/#000249

 次へ  前へ


  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK30掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)|(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(なしでも可能。あったほうが良い)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
最新投稿・コメント全文リスト  コメント投稿はメルマガで即時配信  スレ建て依頼スレ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。