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私は小泉前首相の言動を監視し続ける【天木直人・日本の動きを伝えたい】3/8
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投稿者 天木ファン 日時 2007 年 3 月 08 日 11:27:09: 2nLReFHhGZ7P6
 

2007年03月08日

私は小泉前首相の言動を監視し続ける
     

   3月8日の日経新聞はつぎのような記事を載せていた。

   ・・・安倍晋三首相は7日夜、都内のホテルで小泉純一郎前首相、自民党の中川秀直幹事長と夕食をともにしながら懇談した。小泉氏は首相に「自信を持ってやりなさい」と助言。7月の参院選について「万が一負けても参院選は政権選択の選挙じゃない。堂々と胸を張って『野党の主張にも耳を傾けてやります』と(言えばいい)」と述べ、責任論にこだわる必要はないとの認識を示した・・・2月20日に(自民)党の会合で「目先のことには鈍感になれ」と間接的なアドバイスを送ったが・・・表立ってエールを送り始めた格好だ。
   小泉氏は「首相は何をやっても批判されるから、一切気にする必要はない」と指摘。官邸と党側に「すき間風」が吹いているとの指摘には「おれが首相の時なんか全部暴風雨だった。官邸と党が一体となって大きな台風をどんどん吹き荒れさせたらいい」などと熱っぽく語った・・・

   小泉氏が昨年9月に首相をやめてから、はやいものでもう半年が経つ。しかしこの間の小泉氏の言動については殆ど伝わってこない。私は後述する意図があって、小泉氏のその後の言動については、漏らすことなく公開情報をフォローしてきたが、わずかに伝えられる小泉氏の言動は、「本会議のほかは国会にも出席せず、議員会館にも顔をださず、当面は政治的活動を控える」、とか「海外へ移住する準備をしている」とか、「結婚するかもしれない」とか、「林真理子や奥谷礼子などがつくっている仲良しクラブ『不機嫌な会』に出席してワインを空にした」などというゴシップ記事ばかりだ。それと、今回のような政局に関する内輪の発言ばかりが報じられる。そこには山積する政策課題に関する政治家としての見識を述べる発言は皆無である。
   書くほうも書くほうであるが、見方によってはそれだけ小泉氏が内容のない活動しかしていないということであろう。

   私は、世間の一般の評価とは異なり、小泉前首相の政治実績に対しては全面的にこれを否定するものである。その政策のすべてが日本にとって甚大な悪影響を与えたと考えている。小泉政権の5年半は日本にとって失われた5年半なのだ。
   だから、小泉氏が首相を辞めた後に噴出し始めたあらゆる深刻な問題について、小泉氏がどのような思いでこれを見ているのか、報道はそれを小泉氏に問いただし、小泉氏の答えを引き出して、そしてそれを国民の前に報道してもらいたいと思ってきた。それを期待して、新聞などで報じられる小泉氏の言動を監視し続けてきたのである。しかし前述のように彼に関する報道は空っぽである。
   イラク状況は悪化の極みである。朋友ブッシュ大統領の政策は米国民の支持を失った。拉致問題の行き詰まりは小泉・金密約が原因で完全に行き詰まっている。「命をかけた」郵政民営化は問題が不徹底な形で進められ米国からも文句が出てきたが彼のコメントは一言も聞かれない。行政改革は一向に進まず官僚のあらゆる不正が噴出している。日本経済はますます米国資本の草刈場と化し、国民生活が犠牲になりつつある。国民皆保険制度の崩壊が確実に進んでいるというのに政治はなんら打つ手を示せないでいる。こう考えていくと「改革」を絶叫した小泉政治とは、とんでもないいかさまだったことが分かる。
   今こそ小泉氏に問いたださなければならない。しかしメディアは問いたださない。もっとも問われても小泉氏は答えないだろう。いや答えられないのだ。
   しかしこのまま小泉氏の責任を追及せずに済ますわけにはいかない。メディアの報じる小泉氏に関するゴシップ記事に目を奪われる事なく、我々はこれから深刻化する内外の諸問題のすべてはその原因が小泉政治にあるという原点にたち戻って、その責任を検証しなければならないのだ。小泉氏はお得意の政局発言に終始し、問題から逃げようとするつもりだろう。しかしそうはいかない。たとえメディアが小泉人気を維持させようとしても、そのような太鼓もち報道が非難される日が遠からず来ると思う。小泉氏はみずからの犯した誤りの責任から逃れるわけには行かないのだ。

    Former Prime Minister Koizumi Never Talks About Policy Issues Japan Now Faces

  Six months have been passed since former Prime Minister Koizumi stepped down but there were no report about what he thinks about the policy issues Japan now faces. Instead、 all articles about Mr. Koizumi are either gossips or his remarks about political battles.
I  n fact all serious issues Japan now faces, namely Iraq war, North Korean issues, Invasion of US capitals to Japanese economy, growing divergence between rich and poor etc. are originated from Koizumi’s pro American, new liberal policies.
Therefore the media should ask Mr. Koizumi about his view on these issues and report it to the public instead of reporting meaningless gossips and political comments.
Mr. Koizumi will not answer even if the media might ask. As a matter of fact he cannot answer because he did not understand what he did during his 5 and half years tenure. Nevertheless the media has to ask him. We should not let Mr. Koizumi escape from his wrong policies.


http://www.amakiblog.com/archives/2007/03/08/#000290

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