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よく「無党派層」という言葉が使われる。層というからには共通した特徴があるはずだが、無党派層に関しては「特定の支持政党を持たない」という一点だけが共通項となっている。だが実際には無党派層と呼ばれる人たちの政治に対する姿勢には無党派層ということばではくくれない大きな幅があると思われる。
あくまで個人的な見方だが無党派層を政治に対する姿勢でおおざっぱに分けると以下の３つに分けられると思う。
「無関心層」もともと政治に関心が薄いため特定の支持政党を持たない人たち。
「あいまい層」政治に関心は持っているが、政治信条があいまいでどの党を支持するか決めかねている人たち。
「不満層」政治に関心を持ち、政治信条を持っているが支持する政党が既存政党に見当たらず不満を持つ人たち。
このように「無党派層」といってもその内実は１つの層としてくくることはできないと思う。
これらのうち、無関心層の人たちは選挙があってもめんどうなので投票に行かない人たちである。
あいまい層の人たちは候補者の政策よりも、既成政党とのしがらみがないことやタレント性などに惹かれ、気分で投票する人たちである。
不満層の人たちは候補者の政策に関心を持ち、自らの政治信条に近い候補者に投票するかそのような候補者がいない場合は投票しない人たちである。
根拠は示せないが最も多くの部分を占めるのは「あいまい層」だと思う。もしそうであれば都知事選で勝利するためにはあいまい層から多くの支持を取り付ける必要がある。
直近（３月１７、１８日）の朝日新聞が行なった都知事選情勢調査によれば、石原氏は無党派層で浅野氏をリードしているという。あいまい層は気分で候補者選びをする人たちである。石原なら何かやってくれそうだ。リーダーシップがありそうだ。それにあの「笑顔」も女性にとっては魅力的だし･･･。なんていう理由で石原を支持しているのだろう。
このあいまい層からいかに支持を取付けることができるかが都知事選に勝利する上でのキーポイントになると思う。
そのためにはこれまで石原が行なってきた数々の悪政を明らかにし強く非難することである。自らの政策をアピールすることも重要だが、それだけではあいまい層からの支持は取付けられない。現に石原の公私混同ぶりが暴露されてからそれほど日がたっていないにもかかわらず、いまではマスコミにおいてはまるでなかったかのような扱いである。
石原都政８年で行なってきた悪政はいくらでもある。自らの政策をアピールしつつ、石原の悪行の数々を選挙期間中つねに暴露し続けることが、石原の表面だけを見て支持しているあいまい層から支持を奪い取る必須の戦術だと思う。
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フォローアップ:- 逆に「あいまい層」であることのほうが健全なのでは？ 佐藤巧 2007/3/21 19:43:33
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- なんだかタイトルと内容があっていないのですが気にしないでください（本文なし） 佐藤巧 2007/3/21 19:45:40
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- なんだかタイトルと内容があっていないのですが気にしないでください（本文なし） 佐藤巧 2007/3/21 19:45:40
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