| Tweet |
(回答先: 浅野氏秒殺「現職の壁厚い」 [日刊スポーツ] 投稿者 white 日時 2007 年 4 月 09 日 11:06:21)
□「今日が終わりではない。今日から始まるのだ。」 [（お前もだけど）俺は懲りねえぞ]
http://d.hatena.ne.jp/ouyou/20070409#p1
2007-04-09 外山さんに入れました
■「今日が終わりではない。今日から始まるのだ。」
http://d.hatena.ne.jp/johanne/20070408
「石原なんてもう化け物、例えるなら北斗の拳のラオウみたいなもん」ってわけで、浅野さんじゃ頑張ってもせいぜい「北斗五車星」のジュウザレベル、「少しは奮戦するだろうが、結局はボコボコにされて撃沈」、と初めから思っていたので、
「日本には民主主義はない、都民の民度は低い」みたいな、毎度の左翼の情けない負け惜しみにも、「まあ今回は愚痴ってもしょうがないよなあ」という気持ちになる。だって勝てるわけないもの。絶対。
それでも「もうこれ以上、負けっぱなしは嫌なのだ。」と諦めず、必死になって抵抗した人達の姿が、空しく映ったかといえば、いやいやそうでもない。実際俺は北斗の拳の場面でも、ジュウザとフドウの散りっぷりが一番好きなのですが、なんかそれに近い感慨すら感じてしまいました。
「浅野陣営の取り巻きはプロ市民、売国奴、サヨクばかり」と保守派は罵倒して、まあそりゃそうだけど、浅野さんは「改革派」といっても、別に元々市民運動とかしてた偏った人でなく、むしろ「東大卒エリート官僚→政治家」みたいな、典型的自民党議員系だったとことが、結果的に面白いことになった。たぶん左翼が、これだけ保守っぽい人を全面支援したのって、今回が初めてじゃないかなあ。
これがもし前回の都知事選みたくフェミおばさん（名前忘れた）みたいな、元々サヨクな人を担いで闘ったなら、今回の選挙は我々左翼に何の教訓も成果ももたらさなかったと思われる。しかし、浅野さんが保守系の人だったことで、浅野氏と支援する左翼陣営両者に妙な緊張感があったのは間違いない。それが選挙戦を通じ信頼関係に繋がっていく過程は、滑稽さを含みつつもなかなか美しく映ります。
浅野さんは上野千鶴子さん率いるフェミシンポなんか出て「女性は大事にしなきゃいかん」とか言ってみたり（たぶんこの人ジェンダーフリーとかそういう問題にほとんど関心ないです）、なんとロフトプラスワンなんかのイベントなんかにも飛び入りしたりしてる。本人も「あーなんか俺の取り巻きって胡散臭くね？」と自問自答もしてたでしょうが、もう時間もないし勝つためには形振り構ってられねー、ということで、頑張って無理しまくちゃって、エルヴィスの歌でツイストかましたりして、「俺ってリベラルなんだよー」と猛アピール。左翼の人も「エルヴィスって‥小泉じゃないんだから‥」と、いかにもエリート人生歩いてきた人のセンスの悪さに呆れたと思いますが、そこはこらえて、一緒になってツイストかましました。
（俺も秀逸だと思う）最後の街頭演説は「真面目なエリートおじさん」と「胡散臭い変な人々」の、ギクシャクしながらも何とか形作られた結晶だと思います。今後の護憲運動とかで勝利するためには、このような従来は「保守」と思われた人達とも手を組む必要もあることも考えても、これは本当に意味があると思います。
我々左翼には「文句だけいうが、『作り出す』ことが出来ない」という弱点がありますが、今回その弱点を克服しようと頑張ったことは評価できる。「よりまし」の花をもっと咲かせましょう。
▲このページのＴＯＰへ HOME > 政治・選挙・ＮＨＫ33掲示板
フォローアップ:
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。