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参院選「与党敗北」で生まれる「政治カオス」 [リベラルタイム]
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投稿者 white 日時 2007 年 4 月 13 日 22:34:23: QYBiAyr6jr5Ac
 

□参院選「与党敗北」で生まれる「政治カオス」 [リベラルタイム]

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070412-01-1201.html

2007年4月13日
参院選「与党敗北」で生まれる「政治カオス」
小泉純一郎前内閣から、「参院選を勝ち抜け」とバトンタッチされた安倍晋三内閣だが、いまだ足元がおぼつかない。参院選敗北後は野党に主導権を握られると焦る与党内ではいまから「ポスト安倍」を探る声も聞こえてくるが、そんな問題は小さい

「すぐそこにある危機」
 夏の参院選で安倍晋三政権が倒れるかどうかに、国民の関心が集中しているが、世界も、今年から来年にかけて「激動の季節」を迎える。
 二〇〇八年には、八年にわたるアメリカの共和党政権に終止符が打たれる可能性がある。最近の日米関係は、ブッシュ米大統領と小泉純一郎の個人的な信頼関係に辛うじて支えられてきたといえる。その基本構造が崩れればどうなるのか。民主党と太いパイプがない日本は、万一、民主党政権になったら想定外の難問を突きつけられることも覚悟しておかなければならない。
 ロシアのプーチン政権も任期を終える。プーチンのことだから予断は許されないが、退陣するにしても、憲法を改正して居直るにしても波乱含みの展開は免れまい。フランス、イギリス、韓国でもトップが交代する。民意の審判を前に、世界が、国際社会よりも自国の思惑を優先するという「内向きになる時代」(中川昭一)が来るのである。よその国のこと等を構ってはいられないのである。
 イラク、イランを抱えるアメリカの弱みにつけ込んで国際社会を翻弄する北朝鮮、凄まじい経済成長を背景に、アジアに覇権を樹立しようとする中国の動静は、この国を安全保障だけではなく、政治も経済も危機に陥れかねない。
「すぐそこにある危機」なのである。そういう難しい時代に、この国は、参院選の結果によってはにっちもさっちも行かない「袋小路」に入り込む事態が予想されるのである。

小沢は「政局にする」と広言
 安倍や、その「お友達」によって政界が牛耳られている「若造くんの時代」に眉をひそめていた老人世代が、安倍らが躓き出したことに「キャリア不足じゃな」等といいつつ、俄かに元気を取り戻しているといわれる。
 小泉が「参院選は政権を争う選挙ではない」と力説しても、現に、橋本龍太郎、宇野宗佑が参院選敗北の責任を取って退陣をしている。老人世代ばかりではない。安倍、谷垣禎一、と総裁を争った麻生太郎が、谷垣に「次は俺を押せ」と囁き、早くもポスト安倍に意欲を漲らせていることが明らかになった。
 麻生のフライングや、密談を暴露した谷垣の政治センスが笑われたが、心ある人々は、参院選の敗北の意味を、せいぜい「ポスト安倍」としか受け止められない永田町らしい見識に不安を抱いているのである。
「大丈夫かなあ。参院選に負けたら三年間、一本も法律が成立しないことだってあり得るということがわかっていないのじゃないかい」
 そのせいか、青木幹雄(自民党参院議員会長)や片山虎之助(同幹事長)らがいくら危機を訴えても、執行部は、どことなく他人事である。「三年間」「一本も成立しない」というのはいささかオーバーにしても、参院選で、自民党・公明党の与党が過半数を失ったら、小沢一郎(民主党代表)の出方にもよるが、国政は機能麻痺に陥ることは避けられない。
 小沢は、与党に過半数を割らせ、衆院解散に追い込み、政権交代を実現すると広言している。予算や外交案件を除けば、衆参両院を通過しない限り、法律は成立しない。衆院の三分の二で再可決という奥の手はあるにしても、まともな感覚ならば、そうそう発動できる代物ではない。
 民主党が「本気」になれば、これを阻止する手立てはない。衆院は「与党多数」、参院は「野党多数」という構図が定着する。金融国会の時には、菅直人が「政局にしない」と折れた。だが、今度の相手は、端から「政局」にするつもりなのである。

跛行する構造
 安倍が退陣して「麻生太郎」が念願の宰相の座に就いたとしても、その構図は何も変わらない。「谷垣禎一」でも「福田康夫」でも変わらないだろう。だれが宰相になっても、一本の法律も成立させられないなら、無能の謗りは免れない。参院には解散という脅しは利かない。小沢のいうことを「丸呑み」するか。それならば、だれが宰相かわからない。
 さすがに小泉は、その機微はわかっているらしい。再登板の意思を明確に否定している。「郵政解散」を仕掛けた小泉が再登板でもしようものなら、小沢の思う壺である。法律は成立しない、揚げ句は「衆院解散」に追い込まれかねない。再び「圧勝」とはいくまい。
 世論は、国政を壟断する民主党に厳しい目を向けるだろうが、もっとも新しい「民意」が、そういう結論を下したとすれば厄介である。自民党内には「小沢に怯え過ぎている」「そんなことをすれば民主党はもたない」「小沢だって金丸信や竹下登がいたから力があったんだ」という声もあるが、相手は、名にしおう「原理主義者」である。こうと思い込んだら梃子でも動かない。政治生命を賭けた勝負に出るだろう。なにしろ「民意」が後ろ盾である。小沢の凄まじい腕力を骨の髄まで知っている青木や片山が、頭を抱える理由がそこにある。
 小沢にも弱点はある。仮に衆院解散に追い込んでも、与党は三百三十七議席(自民党三百六議席、公明党三十一議席)を持っている。この巨大与党に過半数を割らせるには、実に九十七、八議席を失わせなければならない。
 カナダでは小選挙区制を導入した直後の総選挙(一九九三年)で百五十一議席を持っていた与党・進歩保守党が、わずか二議席まで減ったケースがあるらしいが、この国で自民党に百議席を失わせることはまずできまい。衆参両院が跛行したままという構造が、さらに固定化するという異様な事態に陥るだけになる。
 安倍晋三の退陣等は小さな出来事になる。民主党が分裂するか、逆に、自民党が分裂するか、公明党が離れるか。政治史上かつてないカオスの導火線になりかねない。小泉政治に熱狂的な拍手をした「民意」が、もっとも政治が求められる時期に、この国を抜き差しならない事態に追い込む可能性を孕んでいるのである。(文中敬称略)
政治評論家・高橋利行

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