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「日本軍」投入ー21世紀の『琉球処分」 (照雄日記)
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/594.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 5 月 12 日 10:48:17: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 掃海母艦『ぶんご』とは(画像リンク) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2007 年 5 月 12 日 10:06:55)

5月13日(日)嘉手納包囲人間の鎖
  5月14日(月)海猿撮影会
        ともに、成功させよう
  海上自衛艦、「オキナワ戦線」に横須賀出港、琉球処分の再現だ。

  「日本軍」投入
 昨日は、7時出勤、7時半出港。さわやかで、穏かな海だ。霞がかかって勝連半島は浮かんでない。
 日本テレビで事前調査に自衛隊投入のニュースが流れたようだ。今日の新聞に塩崎官房長官の談話が載っている。海猿軍団に日本軍を投入する。事前調査は民間に契約されている。自衛隊が企業の仕事をする。請負業者に不当利益が生じる。
 財閥と日本軍が共同した戦前の大陸進出と同じだ。昨日、そば屋のお嬢さん(85歳)が、「戦争シラン官房長官、イバヤーヤッサー、フラーラー」といっていたのはこのことであったか。
 今日も晴天、私用で出勤できず。平和センターの平和行進辺野古の海岸で出発式、人間の鎖につなげる。
 海猿撮影会、50人の予約が入った。平和丸は撮影に専念、ジュゴン号は闘いの指揮を取る。海猿をきちんと撮影し先崎大輔の虚構を事実で暴くのだ。日本軍と巡視艇まで投入した辺野古、前回の海上保安庁と全然違う「戦場」を作る。
 
 沖縄老人パワー、女性の力が迎える。
今日の沖縄タイムス論壇に小嶺基子「声を上げ続けることだ」が載っている。渡嘉敷の集団自決の中生き延びた母(82歳)と姉で参加した4・28キャンプシュワブ人間の鎖に参加した思いを書いている。渡嘉敷から生地獄を体験した人たちが海猿「戦場」に、沖縄戦の「日本軍」がダブルのであろう。日本軍が海猿と住民に襲いかかる。沖縄の非暴力に「床の間の剣」が、14日は沖縄の「床の間のサンシン」で迎えよう。(午前7:30)

   海上自衛艦「ぶんご」横須賀出港
 12時のニュースで海上自衛艦「ぶんご」横須賀出港。21世紀の「琉球処分」だ。安保「国体」護持に軍隊出動、沖縄を捨石にするために剣を抜いた。
 海上保安庁の海猿たちは自衛隊から信頼されていないのだ。実績を作るために、なりふりを殴り捨て、頑張るであろう。
 カヌーに乗って、非暴力で愚直に行動する。沖縄の海をかく乱し、ジュゴン、ウミガメを辺野古海域から追い出す作戦だ。
 冷静、沈着、人間優先の闘いを組む。
 来たれ、友よ、テント村に、焼付け、暴力の法権の姿を。
 オキナワエビネの花茎に支柱を立てる。紫陽花の苗を庭に移す。
                 (PM3:00)

   国家機関の暴力の文化に抗して

  平和の文化と沖縄 
     世界の自治体に広がる平和の文化と日本
 
  平和の文化と自治体
近年、平和、基地、環境に関する国際会議に参加する機会が増えた。昨年6月はカナダバンクーバー市で開催された世界平和フォーラム、平和メッセンジャー都市協会(IPMG,加盟年170国、1385都市加盟)の主催する平和市長会議開会総会、分科会などの諸行動への参加。今年3月は外国軍隊基地撤去国際ネットワーク結成大会(エクアドル、キト・マンタ市)への参加である。
これらの会議の中で外国の自治体首長たちの発言に「平和の文化」の実践が報告される。日本では核廃絶を求める自治体の首長たちが銃撃、銃殺される暴力の文化が繰り返される。また、日本の平和運動、平和教育の中でも「平和の文化」は定着しているとはいえない。
「平和の文化」は、ユネスコの「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築く」をひきつぎ、紛争の平和的解決、非暴力を柱に、20世紀の人類が生み出したもろもろの人権条約などの蓄積を包んでいる。国連総会(1999年9月13日)は「平和の文化に関する宣言」と「世界の子どものために平和と非暴力の文化の国際10年」行動計画(01から10年)を採択した。この行動計画のカギとなる役割を「さまざまな段階の管理者」(国家及び自治体などの行政機関)と非政府組織の共同、親、教職員、政治家、ジャーナリスト、宗教団体などなどの日常の営みとした。
日本では教育研究団体「平和の文化社」(森田俊男、沖縄教育史研究者)が宣言以前から活動し、私は、普及ブックレット『平和の文化』の書評をタイムスに書かせていただき、「平和の文化をきずく会」などのNGOも存在するが、文部科学省の怠慢で日本では普及しているとは言えない。これらの国際会議は大学を行なわれるが、日本の大学は平和に門を開いているかも印象として残った。
大バンクーバー(24自治体)市長ジャクソン女史は、平和の文化を「平和と経済」「社会正義と平和」「環境と平和」「文化と平和」と総合的に解明して、平和と平和の文化問題は自治体の重要な柱であると強調した。
エクアドルのキト及びマンタ市長は「多様性を受け入れる都市」「平和実現のために自治体の力は大きなものがある」「紛争の平和的解決をめざして、平和の文化を築き、市民の社会参加を促進、反基地運動も支持している」「平和とは誰かが食べるものを持たないような状況を意味しないからだ」と、平和の文化宣言の全体的姿を自治体行政に反映させる。日本の自治体の首長たちは安全保障の問題を「国の専権事項」とする姿勢とは違い、平和の文化は現実的に世界の政治と文化を担う潮流となった。

  沖縄が生み育てた平和の文化
 私は高校社会科の教師を定年で終えて4年を迎える。90年代からの社会科の授業の柱を、21世紀の人類の歩む道は、@平和の文化を築く世紀、A地球環境保全(生物多様性に満ちた地球を保育する)と実践を積み重ねてきた。
前者については沖縄の非暴力の実践者阿波根昌鴻翁と女子高校生の人間的交流を拙著『沖縄の太陽物語』(1995年7月)まとめ、その「あとがき」で、宜野湾の高校生野外学習で「普天間基地を返還させて沖縄一の街を作ることが21世紀の君たちの仕事になる」は、現実となった。
後者については、沖縄の自然環境破壊を新聞で警鐘を鳴らすとともに、授業では県内教育団体の教育論文で最優秀賞を受賞する。
私は、平和の文化の授業で沖縄の平和の文化を次のようにまとめた。
<1999年9月国連総会は「平和の文化宣言」と行動計画を採択した。暴力の世紀から非暴力の時代へ、戦争の世紀から平和的解決の時代へと「現代社会文化編」(授業プリント)に平和の文化を加えた。今年は「平和10原則」を確立したバンドン会議50周年の年に当たる。現代社会平和の文化の授業は、ガンジーの非暴力、平和五原則、アジアアフリカの台頭、沖縄の武器なき闘い、阿波根昌鴻(伊江島土地闘争の指導者)の「5本の指」の思想と非暴力主義、瀬長亀次郎(沖縄人民党委員長)の不屈の抵抗、仲宗根政善(映画「ひめゆりの塔」の引率教師のモデル)の絶対平和主義などの生き方は「平和の文化宣言」に吸収され、21世紀の人類の目指す方向を示す。ブッシュの戦争は平和の文化確立の過度期で20世紀的遺物である。>
定年後の社会的実践を沖縄が育んだ平和の文化を引き継ぐ場として、
<だとすると、辺野古の闘いは完全非暴力でなければならず。テント村には故阿波根昌鴻翁の写真を掲げ、海上での闘いもカヌーを主力とした非暴力を貫いている。「平和の文化宣言」のシンボルマークと「5本の指」の思想を対比してほしい。地球の片隅の実践的な生き方が見事に吸収され、地球を包みはじめている現実世界がある。
東アジア会議は東南アジア友好条約の紛争の平和的解決を承認することが参加の条件である。(『歴史地理教育』06年2月号)>と貫いている。
沖縄平和の文化の思想は、古代のマブイグミの信仰、大交易時代「万国津梁の鐘」の銘文に生き、生活文化、芸能にも「命ど宝」は貫かれる。
コンベンション通りと宜野湾高校の隅に「竣工記念碑」の小公園がある。羽衣伝説、大交易時代のモニメント、巨大な地球儀に込められた世界は、平和的外交による平和の文化のすばらしい野外学習の場であった。
在京新聞が、辺野古の平和的対話と沖縄の非暴力を、「過激な妨害行為」「警察、海上保安庁による適切な対応」をの社説(05年10月9日「日経」)を書いたとき、私は「ヤマトの床の間には剣、「沖縄の床の間にはサンシン」があり、沖縄の戒め「ドゥー(自分)がアヤミラリティン(危める)、ニンバリシ(眠れる)が、チュウ(他人)アヤミティやニンバラン」の人生訓で面会を求めたが拒否された。喜納昌吉「兵器を楽器に」、故阿波根昌鴻「基地を生産の場に」など、沖縄の生活文化には古代から平和の文化が体に構成されているのである。沖縄の闘いの場には常にマブイへの祈りや「あま世」の思想、サンシンと踊りがある。

  日米政府の非理法権と
      5本の指の思想
 平和の文化は文化及び宗教の多様性の尊重、寛容を含み、辺野古はあらゆる宗教者が共同の闘いを築きあげた。阿波根昌鴻の「5本の指」の思想は「非理法権天、どんな非道なことも理性を持ってあたるなら、勝つことができます。しかしその理性も法の前には歯が立ちません。そしてその法も、時の権力は自分に都合よく変えてしまいます。けれども天は見ています。天とは何か、それは、私達一人一人は小さく、その立場も、また、形もそれぞれ違うものでありますが、そんな私たちが、この指のように団結し、力をあわせていくならば、どんな困難であっても、勝つことが出来ると信じております。日本の平和憲法を世界の平和憲法にし、すべての人が幸せに、そして平和に暮らせる日を実現しましょう。」(拙著『沖縄の太陽物語』より、1996年5月15日メッセージ)

  先人たちの築いた平和の文化を
    世界の人々ともに豊に
 故阿波根昌鴻翁は、日米政府の沖縄支配を「非理法権」と表現した。現在、米軍再編成法案はじめV字形滑走路めぐる環境アセスなどに「非理法権」は問答無用で強化されている。在京マスコミの1部(前掲「日経」新聞など)は先導的役割を果たしている。国際社会が紛争の平和的解決と非暴力の大きな潮流として現実政治を動かしているとき、日本は国際社会の平和の文化に逆行し、偏狭ナショナリズムを煽り暴力の文化に向かっている。中南米では言語、宗教の統一性の優位さもあるが、平和の文化で多様性を認めナショナリズムと国家間及び人民の共同が進んでいる。それは、単なる「反米」で表現できるものではない。
平和的解決(民主主義)と非暴力思想の実践は非力ではない。現に、辺野古の普天間移設は名護市民投票で海上基地を葬り去り、軍民共用空港計画を非暴力の闘いで廃止させた。
日米政府の「非理法権」はマスコミも動員して大きく見える。だが、故阿波根昌鴻翁の「天(5本の指)の思想」は、21世紀の人類が身につける「天の思想」である「平和の文化」と「地球環境保全」の結合で深められ、「非理法権」は世界の人々に晒されるであろう。
私はキト市で沖縄の平和の文化を報告した。南米の平和の文化NGOから、日本の平和の文化組織との交流を求められた。日本の平和学は浅いく、平和の文化の普及も求められる。「心の中に平和のとりで」築いてきた沖縄の非暴力は「ヤマトの剣」に新たに立ち向かっている。平和の文化学の創設も焦眉の課題であろうと思う。文部科学省、自治体は平和の文化の行動計画実践で、国際的義務と責務を果たさなければならない。「剣を持つものは、剣にて滅ぶ」聖書の言葉は、沖縄のマブイグミ信仰とともに地球の歴史の戒めだ。

 
http://diary8.cgiboy.com/0/teruo024/index.cgi?y=2007&m=5#11

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