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【年金記録不備】 与党対応策 誤算続き 年金不信の逆風やまず参院「比例」直撃も？ 政府・与党の苦悩は深まるばかり
1 ：うし☆すたφ ★：2007/06/10(日) 11:40:45 ID:???0
★与党対応策 誤算続き 年金不信 逆風やまず
年金記録不備問題が強い逆風となり、参院選での苦戦は避けられないとの見方が与党内で広がっている。
政府・与党は、次々と対応策を打ち出したが、想定される七月二十二日の投票日までに国民の年金不信を
払しょくできる見通しが立たないためだ。
●「比例」直撃も
「逆風をつくられているのかな、とは思う」
自民党の片山虎之助参院幹事長は８日の記者会見で、年金問題が参院選のマイナス要素になることを認めた。
片山氏は同日、都内の講演でも「過半数を維持できると思っていたが、作戦を立て直す必要がある。
比例代表は風の影響がもろに出る」と指摘。勝敗のカギを握る改選数一の選挙区にも危機感をあらわにした。
参院自民党のほかの幹部も「選挙区は日常の運動をしっかりしていればある程度、逆風を防げるが、
比例代表は防ぎようがない」と、厳しい戦いになるとの見通しを示している。
民主党が５月下旬、年金問題を参院選の争点に据え、国会論戦で厳しく追及すると、
年金記録の取り扱いのずさんさが次々と露呈。反転上昇していた安倍内閣の支持率は一転、急落した。
それでも与党内は「投票までまだ２カ月ある」などと、
（１）年金時効撤廃特例法案を提出
（２）誰のものか分からない５０００万件の記録照合を一年で終える
−などの対応策をアピールすれば、参院選への影響は最小限に抑えられるとの見方が支配的だった。
しかし、対策を打ち出した後の各世論調査でも、内閣支持率が上向く気配はない。
与党が参院で過半数を維持するためには、今回の参院選で６４議席以上の獲得が必要。
公明党が目標通り改選１３議席を維持したとしても、自民党は５１議席を獲得しなければならない。
過去５回の参院選で、自民党が５０議席を超えたのは２回だけ。
５１議席は高いハードルであり、年金問題の直撃でさらに厳しい状況に追い込まれたのは間違いない。
週明けには、与党も年金問題で対策本部を立ち上げるが、年金不信をぬぐい去る即効薬は
簡単に見つかりそうもなく、政府・与党の苦悩は深まるばかりだ。
中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/all/CK2007061002023171.html
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