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丸川珠代さんインタビュー…「出口」から始まる参院選への挑戦 [スポーツ報知]
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投稿者 white 日時 2007 年 6 月 13 日 08:59:14: QYBiAyr6jr5Ac
 

□丸川珠代さんインタビュー…「出口」から始まる参院選への挑戦 [スポーツ報知]

 http://news.livedoor.com/article/detail/3196627/

丸川珠代さんインタビュー…「出口」から始まる参院選への挑戦
2007年06月13日08時15分

 元テレビ朝日アナウンサーで、参院選東京選挙区に出馬する丸川珠代さん(36)が12日、スポーツ報知のインタビューに応じた。民放キー局の女子アナを辞めてまで立候補するのはなぜか? 出馬表明後に噴出したバッシングやスキャンダルの嵐から、母や祖母を仕送りで支えた涙ぐましい努力の日々まで赤裸々に語った。

 東大からテレビ朝日に入社。キー局の女子アナという恵まれた勝ち組人生を棒に振って?丸川さんは5月22日、参院選に出馬表明した。

 −なぜ、政治家?

 「アナウンサーって、テレ朝の何百人もの制作者の『出口』なんです。自分では、ちょっと納得していなくても、決定権はデスクにある。結局、何かを伝えることばっかりで、自分が責任背負って話しているわけじゃない。それで自分の思ってることを、ちゃんと言える仕事がしたいと思った」

 −打診はいつごろ?

 「だいぶ前から知人を介して(安倍首相が出馬打診を)言ってらっしゃったということなんですが…真に受けてなかったんです。全然、ピンときませんでした。でも、今になって、あれ冗談じゃなかったんだな、と」

 −最終的には?

 「どうやら、真剣に言ってくださっているのかなと分かったのが、本当、(会社を辞める5月16日より前の)1か月を切ってから。最初は自分の身の丈を超えていると思い、とてもじゃありませんが、できるとは思いませんと申し上げていたんですが」

 −民主党など、ほかの政党から打診はありませんでしたか?

 「まったくないです」

 −テレ朝社長が突然の退社に不快感を示したり、局に仁義を切っていないなど批判があったが?

 「びっくりしました。社内については、しかるべきところにお話はしました。総理のところに(あいさつに)行くのであれば、今日明日にも退社してくださいと言われたので、会社のいうとおりに依願退職という形にしたんですがね。あとから、いろいろ私の手の届かないところで問題になってしまって、ほんと申し訳ありませんって言うしかないんですが…」

 −今、テレ朝の人たちとは?

 「実は同期がみんな集まってくれたんです。すごく仲がいいんです。報道機関なので選挙の応援には来られないでしょうが、みんなわたしを応援してくれて。今も後輩が『たまちゃん、ご飯行こう』って誘ってくれたりするんですよ」

 “朝日”的は違う いざ、出馬を表明すると待っていたのはバッシング。過去の発言や主張と安倍内閣の政策との矛盾を突っ込まれたり、熱愛中の会社社長(40)とのツーショットを激写されたり…。

 −熱愛報道を見たときは?

 「びっくりした。(相手の男性とは)お互いに、まず仕事なり、公のことで確立させて、その後、プライベートのことをきっちりしましょうって言ってたんですけど」

 −昔の男性関係まで報道された。

 「個別の雑誌名まで出しちゃいけないかもしれませんけど、よくこんなウソばっかりって。でも、小池百合子先生が、洗礼を受けると思うけど、柳に風よっておっしゃってくれたんで。しなやかに生きていればいいんだなと思っています」

 −毎日、自分に関する報道を見ていますか?

 「ぱらぱらと見る程度です。まだ、自分がどう思われているかとかまで気が回らない」

 −過去には自民党や当時の小泉首相、ブッシュ政権を批判する本も出している。(「ダマされるな!目からウロコの政治経済学」金子勝慶大教授との共著)

 「総理はどこまで本のことをご存じなのか、私自身は確かめたことがないんです。でも、こういうことを考える人こそ、自民党に必要だと思っていただいているのかもしれません。それと実は(本は)金子先生が『もっとぼくが答えを作りやすいように、こう変えてください』ということで、かなり手を入れられている部分もあるんです」

 −そもそも、学生時代から政府に批判的?

 「実は“朝日”的な思想っていうのが、こんなに主張の強いものと思われているとは、思っていなかったんです。わたしはどちらかというとテレビ局に行くことよりは、シンクタンクにと思って受けて回っていたんですが、たまたま、テレ朝が最初に受かったんです。会社に入ってみたら、外からの見方で『ほぉー』って」

 −内閣支持率が低下しています。こんなはずじゃなかった?

 「いいえ、年金のことをやりたい気持ちが強いので、こういうときだからこそ、自分が入ってそれを変えさせようと」

 −街頭などに立ってみて、自分の知名度はどう感じる?

 「それが全然、たいしたことなかったですね…。女性は声をかけてくださる人が多いですが」

 母に学んだ自立 両親が離婚。医師の母に育てられた。その母も阪神大震災前に体を壊し診療所を閉じた。今は宝塚市内で、祖母と母が支え合って暮らす。

 −女手一つで育てられた。

 「両親は私が6歳の時に離婚しました。母は35歳の時に勤務医から独立して神戸市内で『丸川耳鼻咽喉科』を開きました。女の子でも、自分で自分の生活をまかなっていかないといけない。ちゃんと働きなさいということが、自然に分かるように育ててくれたと思います」

 −出馬にあたっては?

 「祖母と母に相談しました。祖母は『あんた、まだ早いんじゃないかえ?』と言いましたが、母は『やってみれば』と」

 −交際している会社社長との結婚、出産についてはどう考えている?

 「祖母と母は年金暮らしで、私がずっと仕送りをしています。多いときは十数万円のときもあって『仕送りをしないといけないから、もう結婚できない』と思うときもありました。でも今は(米でエンジニアとして働く)妹がだいぶ頑張ってくれているので…」

 ◆珠代のすべて
▼生まれ 1971年1月19日、兵庫県生まれ。36歳。独身。
▼体力で東大へ 東大経済学部卒業。大阪教育大付属池田高からストレート合格したが「長時間の勉強に耐えられる体力があったからこそ…」。
▼家族 母(63)は元耳鼻咽喉(いんこう)科医で、祖母(87)と同県宝塚市で生活。独身の妹(34)は米電機大手のゼネラル・エレクトリック(GE)のエンジニアで、16歳から米国在住。
▼足のサイズ 23.5センチ。
▼名前の由来 生まれた時にタマのような赤ちゃんだったことから。
▼チャームポイント 左目下のほくろ。
▼趣味 スキューバダイビングとスキー。海や野山で遊ぶこと。
▼部活 演劇部(中学時代)。
▼得意料理 「おばあちゃんから教わった菜っ葉をたいた料理」
▼初恋 幼稚園時代。「友達の鈴木くん」
▼お守り 左手首に巻いているパワーストーン。
▼同期アナウンサー 大下容子、角澤照治、坪井直樹(以上テレ朝)、藤井恒久(日テレ)、奥寺健(フジテレビ)ら。

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