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中道の性か;自民、民主と揺れる公明(花・髪切と思考の浮游空間)
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投稿者 gataro 日時 2007 年 6 月 29 日 22:19:32: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://blog.goo.ne.jp/longicorn/e/ba6007ffae47f7ad96315256c0eff0c6 から転載。

中道の性か;自民、民主と揺れる公明
2007-06-28 12:00:28 / 政治・経済

中道を名乗ってきて、99年以来、政権についている政党があります。公明党です。
同党のこれまでをふりかえってみると、いかに揺れ動いてきたか、よく分かります。
政党の性格を示すものが、綱領やあるいは党是なのでしょうが、公明党はどんな主義・主張の政党なのかと問われても、答に窮してしまいます。率直にいえば、そこが明確でないので政局に動かされざるをえない。これがゆれ動く最大の理由ではないでしょうか。
社会主義、社会民主主義、保守主義、これくらいは分かるわけですが、人間主義なんて少しも分からないのです。人間主義は、いわゆるヒューマニズムとも少し異なるようですが。

以下は、同党綱領の最初の部分です。どうでしょうか。抽象的すぎて、どんな主張なのか理解できないのです。この文章のあとで人間主義=中道主義として、公明党は自らを中道政党であると位置づけているのです。

「公明党」は、〈生命・生活・生存〉を最大に尊重する人間主義を貫き、人間・人類の幸福追求を目的とする、開かれた国民政党です。
人類史的転換期と呼ばれる二十世紀から二十一世紀への時代の大転機に立って、今日の状況を正しく見定め、明日への確かな方向を指し示す確固とした理念こそ、いまわれわれに必要とされるところのものです。〈生命・生活・生存〉を柱とするわれわれの人間主義こそ、この要請にこたえ得るものと確信します。

この中道政党が、なぜ自民党と連立を組み10年近くも政権の座につき今日に至っているのか。むろん、ここには自民党の事情と公明党の事情が複雑にからんでいることは想像がつくことです。
一方で、アメリカ型二大政党制を志向する財界の肝いりで民主党が生まれてきたのは周知のところでしょう。
2002年10月に経済同友会が、政界「改造」の大計画を発表しました。そこでは、端的にいえば、日本は政党の数が多すぎる、よけいな政党が多い、ということが書かれています。
そして、選挙制度、小選挙区比例代表制はそういうよけいな政党を排除するために作ったが、失敗した。まだ多すぎるというものでした。今度は、政権党とそれにとってかわろうという野党第一党が対決しあう「マニフェスト」選挙にしようということが謳われたのでした。民主党はこれに飛びついたのです。その後の経過はいうまでもありません。

田中真紀子氏が24日、社民推薦候補の決起集会でつぎのように語ったそうです。今度の選挙を通して政界再編すべきだとした上で、
自民党に「いる人は、全部、福田さん、安倍さん、森さんと、みんな岸さんの系統」と指摘。一方、民主党についても「小沢さん、羽田さん、鳩山さん、岡田元代表にしろ、田中派。派閥のたたかいなんですよ。いまの自民党は福田派。福田派と田中派は同じ自民党でも政策が違う」とのべ、“自民党対民主党”の対決の本質をずばりと突きました。(しんぶん赤旗6・27)

同じような指摘があります。
最近、島田裕巳『公明党vs.創価学会』という本が出版されました。同氏はこれまでさまざま物議をかもしてきた人物。私は浅見定雄氏の同氏批判に同調するので、本書を鵜呑みにしようなどとはまったく考えませんが、これには公明党と自民党との関係が詳述されています。
それによると……
2006年4月に、小沢一郎が民主党の代表に就任したときには、就任早々、創価学会を表敬訪問し、当時の秋谷会長と会っている。これには、当時の小泉首相が不快感をあらわにした。それも、公明党と小沢は過去三度連携したことがある上に、小沢のルーツが小泉と対立する田中派にあったからである。

いうまでもなく、小沢氏と公明党は新進党で協調してきた時代もありました。だが、民主党も、公明党もこれまでどちらかといえば都市部で支持が高い政党。この点で公明党にとっては、棲み分けが可能な自民との相性がよりいい、と島田氏は指摘しています。

いずれにしても、当分の間は、自民党との連立は、公明党にとっても、そして自民党にとっても避けてとおれないでしょうから、公明の側からの民主批判は続くでしょう。
が、以上の経過をみてみると、現局面は自民、民主、公明の大きな枠組みの間での潮流・派閥のかけひきが、政界再編も予感させるような、激化する局面にあるということでしょうか。
揺れつづけた公明は、どのようにふるまうのでしょうか。

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