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憲法を政争の具にすべきではなかった [ビデオニュース・ドットコム]
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投稿者 white 日時 2007 年 6 月 30 日 09:45:21: QYBiAyr6jr5Ac
 

□憲法を政争の具にすべきではなかった [ビデオニュース・ドットコム]

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070629-01-0901.html

2007年6月29日
憲法を政争の具にすべきではなかった
ゲスト:野田毅氏(衆議院議員)
 多くの自民党有力政治家が、1993年の政界再編以来、小沢一郎氏(現民主党代表)と政治行動を共にしてきた。3度の大臣経験がある元大蔵官僚の野田毅氏も、その一人だ。野田氏は小沢氏らにやや遅れて94年に自民党を離党し、新進党の結党に参加。その後自由党、保守党を経て、02年に自民党に復党するまでの約10年間、政界再編の余波に揉まれてきた。
 その野田氏は今日、かつての同志・小沢氏を「政策の人ではなく、政局の人」とバッサリと斬り捨てる。現在小沢氏が打ち出している様々な政策も、実際は本人の信念に基づくものではなく、あくまで政局を有利に運営するためのツールに過ぎないと野田氏は見ている。だから、最初から実現の可能性が無い政策でも、選挙で役に立つと思えば、臆面もなくそれを取り上げることに小沢代表はためらいがないと、野田氏は政治家小沢一郎の姿勢を厳しく批判する。
 野田氏は、先日の国会で国民投票法案が与党の強行採決となってしまったのも、小沢氏の政局戦略に原因があったと言う。憲法改正を参院選の争点にしたい小沢氏は、自民、民主両党の担当者が実質的には合意に達していた法案を直前で却下した。改憲には両院のそれぞれ3分の2の賛成が必要なため、法案の実効性を確保するためには民主党の協力は不可欠と考えた自民党は、民主党の要求の前に妥協に妥協を重ねたが、最後は民主党案の丸呑み以外は小沢氏が承諾しないことを悟り、与党の単独採決となったのだった。
 改憲主義者を自認する野田氏はこの法案が民主党の協力無しに採決されたことで、自民党と民主党の信頼関係が損なわれ、結果的に憲法改正の可能性が遠のいたことを残念がる。
 また、外交通として知られる野田氏は、安倍政権の外交政策に対しても、一定の距離を置いて見ている。「隣国の反対を押し切って靖国参拝をするべきではない」と小泉前首相を真っ向批判してきた野田氏は、二元外交の批判を受けた山崎拓氏の北朝鮮訪問についても、「外交でひとつの見方にこだわり、ひとつのチャンネルに頼るのは危険だ」と語り、一定の理解を示す。
 政界再編の渦の中で政界の裏も表も見てきた野田氏に、安倍政権への評価から、対中・対北朝鮮・対米外交、靖国神社問題、憲法改正問題、そして次なる政界再編の可能性まで問うた。
 

民主党と小沢一郎
角谷:今の安倍内閣はだいぶ落ち着いてきたように思うが、率直な印象は。
 
野田:慣れて自信を持ってきたようだ。自分のやりたいことを明確にして、ある種の開き直りをしてから良くなったのではないか。不祥事件も多く起こしたが、相対的に、野党民主党のだらしなさが安倍政権を助ける結果となった。
 
角谷:野田氏が自民党に復党するまで支えてきた小沢一郎という政治家をどう総括しているか。
 
野田:彼は政策の人ではなく、政局の人。権力を握ることが先決で、政策は後からついてくると考えている。例えば、消費税をゼロにし、所得税や住民税を半減させるという政策を提案した時だが、財源はどう確保するのかといった現実的視点がないままだった。このように政策的整合性はほとんどなく、選挙では国民に対して、甘い文句でもって子供騙しのようなことをしている。それでは説得力がない。
 

憲法改正論議
角谷:最も遵法精神を守らなければいけない立場である行政の長が憲法を変えたいと発言しているが、これについてどうお考えか。
 
野田:現行憲法を遵守することは総理にとって最大の責務ではあるが、だからといって憲法改正論議を全くしてはいけないという訳ではない。もともと憲法改正は自民党結党時からの悲願だった。最近では世論調査でも、理解を示す人が6割を越えるようになってきた。それが安倍首相の発言を許容する要因になっている。時代の変化が背景にある。
 
角谷:ようやく国民に受け入れられつつあるという時に、手続き論で瑕疵があれば、まとまるものもまとまらなくなるという声が保守政治家からも聞こえるが。
 
野田:現場では何年もかけて(自民・民主両党が)真摯に話し合いを続けてきた。あと一歩のところまで積み上げてきたのだから、せめて手続き法に関しては全会一致に近い形で通すことができればと思っていた。対決型になってしまったのは非常に残念だ。
 
角谷:自民・民主では(国会の)3分の2を構成するだけの人数で価値観の共有ができていたはずだ。小沢氏が反対したのは、安倍首相のマルかバツかを迫るやり方では今までの議論が無駄になってしまう、と考えた上での一石だったのではないか。
 
野田:双方とも選挙前の対決ムードに流されており、必要以上に攻撃しあっているだけで、選挙が終われば協力しなくてはいけないという声が自然と出てくるとは思う。今、本当に大事なことは、違いをはっきりさせる対決路線よりも、どうやって協力体制にもっていくかということだ。

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