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「パラサイト社保庁」の策謀が参院選を決める?=堤 堯(ジャーナリスト) [リベラルタイム]
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投稿者 white 日時 2007 年 7 月 06 日 23:26:00: QYBiAyr6jr5Ac
 

□「パラサイト社保庁」の策謀が参院選を決める?=堤 堯(ジャーナリスト) [リベラルタイム]

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070706-01-1201.html

2007年7月6日
「パラサイト社保庁」の策謀が参院選を決める?=堤 堯(ジャーナリスト)
前回の参院選で社保庁解体を主張して勝利したのは民主党だ。
それが一転、解体に反対するのは面妖だ。党利党略としか思えない
 社会保険庁のデタラメはいまさらいうまでもない。腐り切った社保庁は解体するしかない。よって首相・安倍晋三は「解体法案」(社会保険庁改革関連法案)を提出した。
 この法案を潰すべく、民主党が出したのが「五千万件の記録紛失」だ。これをウヤムヤにして「解体」とは何事かという論法だ。結果として解体に反対する。「記録紛失」の実態は社保庁の職員しか知らない。彼らが民主党にタレ込んだ。民主党を使って廃案を企図する。組織解体を阻むウルトラCだ。
 一九九七(平成九)年、「基礎年金番号」の導入が決まった。それまで転職や結婚によって年金番号が複数生じ、番号の数は約三億におよんだ。これを一人一つの「基礎年金番号」約一億に統合する。コンピュータに入力する際、従来の番号と「基礎年金番号」の照合・統一に多くの手違いが生じた。
「羽田」を「ハネダ」と打つか「ハダ」と打つか、その種の手違いだ。筆者の名前「ツツミ・ギョウ」は、多くの場合、「タカシ」や「アキラ」と読まれる。よって誰のものかわからない五千万件の記録が生じた(と社保庁はいう)。記録が紛失したわけではない。記録はある。これを検索・照合すれば足りる。いわんや「年金が消えた」わけでもない。
 現に百七十九万件の「相談」のうち、八五・三%の人が間違いなく「基礎年金番号」に登録されているのが確認された(産経新聞六月十二日付)。その率でいけば、被保険者の八五%に年金不安はないということになる。残り一五%に含まれるのではないかと、相談窓口はパニックになっているが、のちに触れるように、安倍政権は種々の対策を講じている。
 だいたい「五千万件の記録紛失」「消えた年金」といい募るのは、針小棒大に過ぎる。繰り返すが、落ち着いて検索・照合すれば足りる。照合には時間も費用もかかるが、すべては社保庁の怠慢に始まる。自らの不始末を逆手にとって、組織温存を図る社保庁役人の狡猾にはホトホト呆れる。
 年金という名の「強制貯金」が始まったのは四二(昭和十七)年。目的は戦費調達だ。戦争が終わってなお、役人はこの権益を手放さない。うま味に気付いたからだ。年金法を立案した旧厚生省の課長はうそぶいた。
「これさえあれば、厚生省のOBが何千人出ようが食っていける。カネは雪ダルマ式に集まる。どんどん使っていけ」
 年金関連の特殊法人は六団体。高額の給与・退職金を二重三重に取ってなお足りず、トンネル会社をつくってウラ金を掠め取り、物見遊山の海外旅行や互いの接待に消費した。グリーンピアと称して、全国各地に職員や家族専用の福祉施設をつくった。中には温泉、プール、ゴルフ練習場付きもある。ボール代まで公費で賄っていた。専用だから赤字となる。追及を受けて、これらの施設は解体もしくは叩き売られた。中には数十億円を超える費用をかけながら、たったの千円で売却された施設もある。土地転がし業者や建設・解体業者のカモとなった。
 厚生年金と国民年金を合わせて約百五十兆円。かつて三十兆円を株に投資したあげく、六兆円のアナを開けたことがある。役人がプロを相手のバクチに勝てるワケがない。以上をひっくるめて九兆円の損失が出た。その責任を取った者は誰もいなかった。
 黙っていても毎年二十兆円のカネが入ってくる。これを年金官僚らは、砂糖に群がるアリのように嘗め尽くして来た。この既得権益の解体に、果敢に挑んだのが安倍晋三だ。小泉純一郎でもなければ小沢一郎でもない。

二匹目の泥鰌を狙う
 もともと社保庁解体を主張したのは民主党だった。二〇〇四(平成十六)年、民主党はグリーンピア等、社保庁の不祥事を暴き、社保庁解体を主張して、その年の参院選に勝利した。今回は一転、解体につながる改革を阻む。おかしな話だ。
 この時、民主党は、小泉首相を含む与党議員の年金未納問題を提起した。これまた社保庁職員からのタレ込みだ。のちに小沢も未納と知れて、小沢は民主党代表就任を辞退、小泉と抱き合い心中を図ったが、小泉はカエルの顔に小便で動かない。小沢の計算違いだ。とんだ茶番に終わったことは記憶に新しい。
 世間はこのドタバタ劇に気を取られ、社保庁が生き延びる結果を招いた。鉾先をかわした社保庁の悪智恵が勝利した。今回、社保庁は「二匹目の泥鰌」を狙う。それが「消えた年金」騒動の実相だ。
 社保庁の策謀に乗る民主党も民主党だ。「五千万件の記録紛失」「消えた年金」等と、俗耳に入り易いキャッチフレーズをいい立てる。党利党略からするデマゴーグ(煽動政治)というしかない。社保庁や民主党の尻馬に乗って、デマゴーグを囃し立てるメディアもメディアだ。
 そもそも「基礎年金番号」の導入を決めたのは、自社さ政権の厚生相・菅直人の時だ。三億の番号を一億に統合する作業は、事前に万全のチェック体制を指示すべきだ。
「いや、実際の入力作業は小泉さんが厚生相の時に始まった」
 と菅はいうが、弁解にもならない。「最初が結果を決める=The end
depends upon the beginning」という格言もある。
 安倍は「年金記録問題検証委員会」を総務省に設置し、座長に前検事総長・松尾邦弘を任命した。すなわち狡猾・デタラメ役人の粛清を意図する。デマゴーグのカラクリや犯人まで暴かれるかもしれない。
 だいたい社保庁の横柄は目にあまる。「いまごろ申し出ても時効にかかっている」「証拠の領収書を持って来い」……自分は「砂糖」を散々嘗めながら、この態度はどうだ。およそ「公僕」は死語と化している。
 対して安倍は「年金時効撤廃特例法案」や納入記録を認定する「第三者委員会」の設置も打ち出した。共に当然の対策だが、もとはといえば社保庁の尻拭いだ。もとより解決責任は政権を担う安倍にある。だからこそ、
「国民に不安を与えて申し訳ない。万全の措置を取る」
 と公約する。年金問題の罪科は安倍にはない。下手に謝るから、一人悪者にされ、イジメられる。支持率急落はそのせいだ。政治の要諦は敵をつくって叩いて見せる。小泉はそれをやった。安倍は小泉や小沢にくらべて育ちがよすぎる。攻撃こそ最良の武器だ。真の悪者は他ならぬ社保庁だ。これをシャカリキに叩くのが、支持率回復の先決だ。

度し難い役人根性
 とにかく役人は悪賢い。その生存本能、自己肥大性向たるや、瞠目に値する。安倍の「解体案」に対して、民主党は「国税庁との合体」を主張する。これまた社保庁の生存本能からする悪智恵だ。国税庁と合体となれば、その財源は税金となる。すなわち消費税引き上げを策する。
 すでに年金の掛け金を納入し終わった者から、さらに消費税の形で自分らの食い扶持を毟り取る。狡猾な役人根性は、つくづく度し難い。ここは一度、叩き潰すしかない。彼らは「公僕」どころか、パラサイト(寄生虫)だ。パラサイトの温存を図るのが民主党で、これの壊滅を図るのが安倍だ。どちらが国民にとって有意義かは明らかだ。
 安倍は前首相・小泉が並べ立てた空手形を次々に実現化して来た。小泉は首相就任の初演説で、小林虎三郎の「米百俵」を引いて教育改革を叫んだ。公務員の天下り全廃も公約した。ところが、おあとはウンでもスンでもない。くらべて安倍は教育基本法改正、公務員制度改革(天下り全廃)を一応の軌道に乗せた。小泉が百五十兆円も増やした財政赤字の再建にも、回復への努力が見られる。小泉が「自分の政権では触らない」とした憲法改正も、国民投票法案を通して、党是の実現にひとまず一歩を踏み出した。防衛庁を省に格上げしたのも一仕事だ。
 拉致・核・ミサイル――隣国・北朝鮮の脅威は続く。「何があろうが日本を守ってくれる、そんなことをいってくれるのはアメリカだけ」と小泉は保証(?)したが、そのアメリカがいまや北に腰を引いている。そしてどうやら中国に軸足を移し始めている。
 日本を取り巻く状況は明らかに変化している。ここ数年が日本の重大な岐路だ。それを明らかに意識している安倍の姿勢・諸政策は「小泉カイカク」より、よほど実がある。
 民主党は今回の参院選を、何が何でも「年金選挙」にしたい。その一点に勝機を見ている。しかし「年金選挙」をいうなら、責任の所在がどうのより、パラサイト社保庁解体こそが問題の核心ではないか。
 たしかに農水相・松岡利勝の人事は安倍の失点ではある。しかし、個人的な腐敗より組織的な腐敗のほうが、よほど国をおかしくする。松岡の自殺は身から出たサビだ。それより役人集団のサビのほうが、はるかに大きな問題だ。デタラメ社保庁の解体も、役人の天下り全廃も、安倍にしかできない。(文中敬称略)
リベラルタイム8月号「永田町仄聞録」

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