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梅原猛氏の「小沢一郎論」と宮沢賢治の想像力(JANJAN)
http://www.asyura2.com/07/senkyo39/msg/1187.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 8 月 02 日 23:39:56: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 小沢民主党の歴史的な勝利の秘密と田中角栄(JANJAN) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 8 月 02 日 23:32:32)

http://www.janjan.jp/government/0707/0707269871/1.php

梅原猛氏の「小沢一郎論」と宮沢賢治の想像力 2007/07/27

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参院選挙小沢一郎有利の下馬評

 フタを開けて見なければ、分からないのが選挙の行方だが、どうも、最近どこの新聞を開いても、自民党の退潮傾向は、変わらないようだ。

 読売新聞(7月16日朝刊)などは、一面トップで「自公逆風止まらず」の見出しをつけて、終盤戦の情勢調査の分析から「民主党は一人区で好調を維持し、60議席をうかがっている」一方「自民党は40議席前半」か、との見方をしている。

 また、朝日新聞社の21日、22日と行われた「参院選の第11回連続世論調査(最終回)」の3つの質問に対する調査結果が出た。

 第1の「政治家としてのリーダーシップがあるのはどちらか」という質問に、50%(小沢氏)対31%(安倍氏)で小沢氏の優勢。

 第2の「政策のアピール力」度でも、40%(小沢氏)対37%(安倍氏)で僅差ながら、小沢氏が上回った。

 第3の「改革が期待できる」でも、45%対31%で小沢氏が圧勝した。

 このような結果を見ながら、両陣営とも、小沢民主党優位の流れは揺るがないとしても、4割を占める無党派の動向はやはり気になるところだ。

 さて、こうなると、退路を断って、攻めに転じた小沢一郎氏のことが俄然気になる。ひょっとしたら、選挙の神さまが、彼を首相の座に押し上げる可能性も出てくるからだ。


梅原猛氏の小沢一郎氏へのサジェッション”宮沢賢治に学べ”

 梅原猛氏(1925〜)の1993年から1994年頃に新聞に連載された「思うままに」というエッセイの中に、「小沢一郎と宮沢賢治」というものがある。(梅原猛著 「自然と人生」 思うままに II 文春文庫 2000年1月刊 所収)

 このエッセイの冒頭、梅原氏は、「古い権力機構を根本的に崩壊させた政治家を、革命的政治家と呼ぶならば、小沢一郎氏ほどその名に値する政治家はあるまい」と述べている。

 もっとも、このエッセイが書かれた時期は、小沢一郎氏が、自民党から離党し、新生党を結成。折から日本新党を結成した細川護煕を擁立して、細川連立内閣を誕生させた頃である。

 本来梅原氏は、根本のところで、小沢一郎氏とは若干肌合いが合わぬようで、それでも、「私は、小沢一郎氏の主張の中でただ一点だけ全面的に共鳴する点がある。それは、これからの日本人ははっきりとした自分の主張と意志をもち、百万人といえどもわれゆかんの気概をもたねばならないということである。」と指摘する。

 但し、この主張は、明治のはじめに、福沢諭吉(1834〜1901)が「日本人が独立自尊の人間にならねば日本は近代化できないと」したことであって、新しいことではない、とも語る。

 その後、梅原氏は、細川政権の実力者となった小沢一郎氏と一度会う機会があったそうだ。その時の印象が面白い。「アンファン・テリーブル(恐るべき子ども)」という印象だったと語っている。

 この言葉は、フランスの小説家ジャン・コクトー(1889〜1963)の同名の小説から取られた言葉で、“まったく手に負えない困った子ども”ほどの意味である。おそらく、小沢氏は、田中角栄(1918〜1993)という人物に若い頃から可愛がられ、政治家としての権謀術数を学んだはずで、この頃の自信満々の小沢一郎氏は、梅原氏にしてみれば、傍若無人な手に負えないだだっ子というイメージに映ったのだろう。

 また興味深いのは、梅原氏が、小沢氏の感性に触れて、「政治的才能のみが極端に膨れあがり、成熟した人格に必要な他の能力が未発達である」と、感じたところである。

 問題なのは、このことである。小沢一郎氏という政治家が、さまざまな曲折を経て、どの程度、この時梅原氏が感じた人間としての未熟さを払拭しているか、というところが、政治家小沢一郎氏が、最後に政治家として大成するかどうかの分かれ道になる。

 もっとストレートな言い方をすれば、今回の第21回参議院議員選挙で、率いる民主党が大勝を果たし、権力奪取への階段を登りはじめるとしても、梅原氏が直観した人間としての未発達部分が、改善されていなければ、政治の神さまは、小沢氏を認めないだろうし、より良き方向に日本の政治を舵取りすることなど不可能だ。

 そこで梅原氏は「小沢一郎氏が宮沢賢治を理解すれば、本当の意味の大政治家になれる」という暗喩のようなサジェッションを記している。

 この言葉は、梅原氏の本音であろう。そしてそれは、賢治の作品のすべてに満ち溢れている「人間への温かい眼差し」と「柔らかな想像力」とでもいうものではないだろか。小沢氏には、是非とも同郷の天才賢治の思いを心に念じつつ人に温かい政治を志向して欲しいものだ。

 このエッセイの最後で、梅原氏は、「小沢氏が宮沢賢治を理解するのは、らくだが針の穴を通るより難しいことのように思われる」と辛辣な言葉で締め括っている。

 これを私は、梅原氏が同じ東北出身でしかも縄文の気風を感じさせる小沢氏に対し、福沢諭吉のいう独立自存の精神を持つ真の意味での大政治家に脱皮して欲しい、との叱咤激励と読む。

 一日も早く「君子は豹変す」の小沢一郎氏を見たいものだ。

(佐藤弘弥)



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