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自治労の推す相原久美子候補が前回16万票だったのが今回50万票と急激に得票数を伸ばし、民主党の比例でトップ当選したわけは
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投稿者 TORA 日時 2007 年 8 月 10 日 14:48:45: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu149.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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自治労の推す相原久美子候補が前回16万票だったのが今回50万票
と急激に得票数を伸ばし、民主党の比例でトップ当選したわけは?

2007年8月10日 金曜日

◆参院選総括(前編):自民党を崩した史上最強の野党。  8月1日 かみぽこぽこ
http://plaza.rakuten.co.jp/kingofartscentre/diary/200708010000/

今回の選挙の総括がいろんなところで出始めているけど、一言で言うならば、

「敵失による民主党の勝利 自滅による自民党の敗北」

ということだと思うんだけどね。これについては、民主党を過小評価しすぎだという印象を僕は持つんだよね。なぜなら、これまで書いてきたことでもあるけれども民主党は小沢代表就任後かなり変わってきたと思うからだ。結論から先に言えば、「小沢民主党は野党としてやるべきことをすべてやりきった」「小沢民主党は『史上最強の野党』である」ということである。

「かみぽこ政治学」では2つのメイン・シリーズとして「自民党の政局分析」と「民主党への愛ある毒舌」をやってきたんだけど、(苦笑)この民主党シリーズでは特に、郵政解散総選挙惨敗後から「民主党はこうあるべし」みたいなことを書いてきたんだよね。

それは、世間一般的な民主党こうあるべしというものとはある意味、逆の主張だったけど議会制民主主義における野党のあり方としては、世界的に常識的なことを書いたんだけどね。

小沢民主党は、僕が書いてきた「正しい野党のあり方」をほぼ完璧にやり切ったことで「最強野党」になった。それが、自民党を崩壊させた大きな原因だと思う。

僕が最初に書いたことは、民主党が郵政解散総選挙で大敗北を喫した後、民主党がその原因をきちんと総括してないということだった。あの総選挙については世間一般的には、いわゆる「小泉魔術」という、マスコミ対策の勝利だと言われることが多かったと思うし、その結果、総選挙後に民主党は予想に反して前原誠司という若い代表を選出したと思うんだよね。

でも、民主党があれほど負けた本当の理由というのは、「民主党は、特に地方組織が脆弱でセーフティシートと呼ばれるどんなことがあっても確実に勝てる選挙区がなかった」ことなのだ。
(2005年10月15日
民主党はこれからどうすべきか。(後編)) 

それは、もっと簡単に言えば「日本人は、実は自民党が好き」であって、今まで、自民党が頼りないから仕方なく民主党に投票していた人達が小泉さんの力強さを見てみんな自民党に投票したからだ。

英国では、保守党も労働党もどんなに選挙で逆風が吹いたとしてもこんなに惨敗することはない。なぜなら、保守党も労働党も、どんなことがあっても勝てる、基盤の強い選挙区であるセーフティシートを持っていて、その上で、無党派層の多い都市部の票を奪い合うという選挙をやっているからだ。

マスコミ対策に負けたというのは、敗因の氷山の一角に過ぎず、海の中に隠れた部分に深刻な問題点があったと思うのだ。ただ、小沢一郎さんだけはこういう民主党敗北の真因をしっかり認識していたように思われる。

なぜなら、小沢さんは代表就任と同時に「国会議員の地元回りの徹底」を指示したのだけれど、まあ、これは普通としてもね、特筆すべきは「自民党支持団体回りを自ら率先して始めた」ということだろう。

自民党支持団体を切り崩すということは、まさに「日本人は自民党が好き」という部分を切り崩していこうということである。

次に、僕が書いたことは、「民主党は強行採決・牛歩戦術からやり直せ」
(2006年3月4日
野党とはなにか?:民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ!(苦笑)(前編)
野党とはなにか?:民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ!(苦笑)(後編))  

ということだった。(苦笑)これは、前原代表時代のことだけど中途半端な対案主義はやめたほうがいいということだった。

これは、例えば英国保守党が議会に対案を出さないけれど、議会での徹底した政府批判を通じてその対案となる内容の充実したマニフェストを作成していうことから「内容の充実した対案を提示するにはまず政府案の徹底検証をして、その問題点を明らかにすることから始めなければならない」と主張したんだよね。これを小沢民主党はやり切ったと思う。

まず、国会において対案主義を縮小させて徹底反対路線をとり、審議拒否も復活させた。驚いたのは、なんと民主党が自民党の牙城中の牙城農協を回ってアンケートまでやったことだ。
(2007年5月21日
農業改革を、民主党にとっての構造改革の本丸とせよ。(前編)
農業改革を、民主党にとっての構造改革の本丸とせよ。(後編))  

これは、内容のある対案作りのために理にかなったやり方だと僕は高く評価している。そして、「個別農家への補助金」という民主党の対案をどう思うかと農協に直接聞いたわけだ。

個別農家への補助金は筋の悪い政策だと思うけど民主党が作った政策を現場にいる人間に評価してもらうなんてことはやったことがなかったんだからとても画期的なことだし、現場にボロクソに叩いてもらうことはすごい勉強になることだと思う。そして、この小沢代表の方針は年金問題への対応において、大ブレイクすることになる。

民主党は通常国会において年金関連法案が参院で強行採決される当日まで激しい政府攻撃を続けた。
(2007年7月7日
早くも安倍政権を総括する(苦笑)(5):もう1つの『小沢一郎にしかできないこと』(後編))   

それは、かつて週刊誌のネタくらいしか使えず政府攻撃を続けられなかった民主党ではなかった。「年金仮払い法案」というこれまでよりも筋のいい対案も出てくるようになった。政府与党案の徹底検証に取り組む姿勢が民主党を変化させてきているのである。

また、民主党が徹底した政府攻撃を続けられたのには、「官僚との関係改善」も、大きな要因であるように思われる。これも僕はかつて、「民主党は官僚を嫌うな。いじめるな。官僚ときちんと付き合え」
(2004年7月8日
脱官僚論を考える
2004年8月13日
質問主意書とは、民主党の『公共事業』である。)  

と書いたのだけど、自治労との関係再構築と同時に小沢さんのキャリア官僚人脈と旧社会党系のキャリア官僚人脈を再構築することで、官僚組織から民主党に情報がスムースに入るようになってきていると思うのだ。

そして、タウンミーティングのやらせから始まって、年金未払い問題での次々の「新事実」の発覚まで、小泉内閣時代とは一転して自民党が一方的にスキャンダルに晒されたのはこの関係改善が背景にあると僕は考えている。
(2007年7月7日
早くも安倍政権を総括する(苦笑)(4):もう1つの『小沢一郎にしかできないこと』(中編)
早くも安倍政権を総括する(苦笑)(5):もう1つの『小沢一郎にしかできないこと』(後編))   

今回の民主党の大勝利で特筆すべきことは、自治労の推す相原久美子候補が前回167709票だったのが今回507787票と急激に得票数を伸ばし、民主党の比例でトップ当選したこと。普通、こういう組織票というのは選挙の動向がどうであれあまり変化がないものだ。

それが16万票から50万票に増えるっていったい何が起こったの?(苦笑)まあ、何が起こったかはともかくとして、少なくとも、この事実が、小沢民主党が取り組んできたことがきちんと結果を出しているということを端的に示しているとは思う。

要するに、今回の参院選での自民党の大敗北が、国会で強行採決を連発せざるを得なくなったこと、安倍内閣の不祥事の乱発に国民の強い反発が出たことだとすれば、それは、自民党の自滅というよりも、むしろ、民主党の大変化が自民党の崩壊を誘発したものだと考えたほうがいいのではないかと僕は思うのだけどね。

僕は、今の民主党というのは「日本憲政史上最強の野党」だと考えている。はあっ?と思う人もいるだろうが(苦笑)僕はかつて武部勤さんを「自民党史上最高の幹事長」と評したのと同じように、(苦笑)参院選で第一党獲得という過去にない結果を出したのだから客観的にみて史上最強だと思う。

ただ、第一党というだけなら、細川政権時の自民党が最強野党ということになるけど、これよりも民主党が強力だと僕が考えるのは、「与党の支持基盤に手を出して、これを切り崩した」初めての野党だからである。

これは、自民党を知り尽くした小沢一郎さんだからこそできたことだろうと僕は思うし、代表就任後、わずか1年半くらいでこれだけの仕事をした小沢一郎さんという政治家に心から敬意を表したいと思っている。


◆東京選挙区 自民苦戦の深相〜上〜 7月29日 JANJAN
http://www.news.janjan.jp/election/0707/0707289974/1.php

「年金記録」をめぐるひとつの失政が、今回の参院選のすべてを決めた。筆者は候補者を追って都内各地に足を運んだ際、街頭の有権者に「何を判断材料に投票するか」を尋ねた。すべての人といっても良い程、即座に「年金」と答えた。

前回(2001年)、140万票を得てトップ当選した保坂三蔵氏の苦戦が事態を雄弁に物語っている。都議、市・区議、地元後援会がしっかりとかみ合い一体となって動く、典型的な自民党型の選挙が保坂陣営のスタイルだった。

 ところが今回は動きが十分でなかった。というより満足に動けなかった。「年金問題」に対する自民支持者からの反発は想像以上だった。直接矢面に立つのは選挙戦の手足となる市・区議だ。「これまでずっと自民党に入れてきたけど今度は入れない」と話す有権者も少なくない情勢だった。

 本来の自民支持層が反旗を翻した時、自民党は大敗する。与野党が逆転した1989年の参院選挙がそうだった。テレビ報道などでは、「リクルート・消費税」の影響というが、それは表面的だ。前年(88年)に決まった「牛肉・オレンジ輸入自由化」に農家が激怒したのだ。みかん農家は転作のため大事に育てた木々を泣く泣くチェーンソーで切り倒したのだった。その恨みである。 

筆者は地方のみかん山を歩き聞いた。どのみかん農家を尋ねてもオッサン・オバサンたちは「今度ばかりは自民党には入れん。お灸をすえなきゃならん」と口々に語っていた。

 今回、街頭で有権者にインタビューして、当時の光景がまざまざとよみがえってきた。

 「住民税増税」の追い討ちも強烈だった。住民税が驚くほど跳ね上がったことへの直接の怒りは市・区役所→市・区議へ行く。

 連立与党を組む公明党も「年金問題」でかつてないほどの苦戦を強いられた。これが自民党陣営には響いた。創価学会員が100%公明党に投票するわけではない。特に中小・零細企業の経営者などは、ある時は自民支持に、ある時は公明支持にと揺れる。両党にとってデリケートな存在だ。公明党はここに手を突っ込まれることを嫌う。

『手をつけると次の衆院選は協力しないぞ』。暗黙にして強烈な脅しが、自民陣営を襲う。自民党の選挙運動は、地元の衆院議員が仕切る。衆院議員が自分の次の選挙を恐れ、今回は都議、市・区議を締め付けきれなかった。当然「固い票数」はいつもより少なくなる。

 選挙戦も終盤のこと。三多摩地区で開かれた個人演説会が終った後、後援会幹部などごく少数の人だけが残った。保坂氏は「(選挙が)こんな苦しいものとは知らなかった」と漏らした。区議会議員時代から数えると、何十回も選挙を重ねてきたベテランで叩き上げの保坂氏が、音を上げるほど厳しい選挙だったのだ。《つづく》
(田中龍作)


(私のコメント)
今回の参院選の自民党の大惨敗の原因については「消えた5000万件の年金」が大きいのですが、住民税の増税の時期が重なっている。実際には定率減税の廃止が大きいのですが、地方の役所には問い合わせの電話が殺到していた。サラリーマンでも手取りが減って増税が実感できたから、その怒りの票が自民から民主に流れた原因なのだろう。

消費税が出来た時の社会党が大勝した時を思い出しますが、まさに今回も山が動いたのだ。定率減税を廃止したのは2005年の小泉内閣の時であり、それが今年実施されて安倍総理が矢面に立たされた結果になってしまった。年金に対しても小泉前総理は厚生大臣を歴任して年金問題は責任があるのですが、それも安倍総理が矢面に立たされた。

つまり小泉内閣の時の負の遺産を安倍総理が被ってしまったのですが、国会では郵政民営化の1年延期法案まで出される状況になり、小泉構造改革は揺り戻しの試練にさらされている。さらに小泉構造改革は従来の自民党の応援組織を切ることであり、そこを小沢民主党代表が地方回りで自民党の応援組織を切り崩していった。だから地方の一人区での大勝利につながった。

まさに小泉総理の「自民党をぶっ潰す」というアジ演説に国民は拍手喝采して選挙でも勝ってきたのですが、安倍総理も「自民党をぶっ潰す」とは言えないから今回の選挙で負けるのは当然なのだ。その代わりに「社会保険庁を潰す」と宣言して法案を通しましたが、国民は政府の監督責任のほうに原因があると見たのだろう。

それに対して社会保険庁解体で自治労が危機感を抱いていたところを小沢民主党が抱き込みに成功して、自治労の相原久美子候補が比例区でトップ当選するほど組織固めが行なわれて、自治労からの内部情報が民主党にもたらされて5000万件の消えた年金が選挙の争点として民主の大勝利をもたらした。

もしこのまま衆院解散選挙が行なわれて民主党が政権をとったら社歩保庁解体法案も廃案にされて自治労は安泰になるのだろう。天下り規制も人材バンク方式は廃案にされて官僚たちの天下り天国が復活する。安倍内閣の大臣のスキャンダルが次々暴露されるのも安倍内閣が官僚を敵に回して行政改革を推進したのですが、そこを小沢民主党代表が官僚を取り込むことに成功した。

まさに自民党が切り捨ててきたところを民主党が拾い集めて選挙地盤の切り崩しに成功したのが今回の参院選勝利の秘密なのだろう。JANJANの記事にもあるように都議会議員や区議会議員の組織も地元選挙民からの突き上げが強くて十分に動けなかった。特に都会の選挙区は流動的であり従来の自民党支持層も今回は民主に入れた人が多いようだ。

小泉総理も構造改革の痛みが国民に押し寄せて反動が来る事がわかっていたから自ら退陣して安倍氏に総理を押し付けたのだ。一通りの小泉氏は再び復活の機会をうかがっているのかもしれない。必ずしも自民党の総裁ということではなくて政界の大再編が行なわれて小泉新党が出来るかもしれない。

自民党内では今回の参院選の大敗北を安倍総理のせいにして退陣を迫る動きが見られますが、今回は小泉総理でも負けることが分かっていたから小泉総理は退陣して逃げたのだ。安倍総理がなすべきことはガタガタになった自民党の応援組織を再建する事であり、民主党に流れた組織を奪い返すことだ。勝った民主党もこれからは課題が山積している。左翼路線が強まって民主党も変質してしまったからだ。


◆85 :闇の声:2007/08/02(木) 08:42:11 ID:ytSyfCrA 2ちゃんねる
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1185709782/

今回、思った以上に自治労など左派勢力に頼ってしまった事で、小沢には有り難くない党内勢力図が出来てしまった
これは前原も同じ事であり、次期衆院選でせっかく集まった”普通の人”が色の付いた候補者に駆逐されてしまう
これではまた同じ事の繰り返しだ・・・この現状に、鳩山も菅もまるっきり調整する気はなく
そこに付け入る隙有りと考えているのが巨漢であり、信濃町の会長だ
党首の顔で選挙に勝った訳じゃないと感じてるのが小沢であるが、ここに頭痛の種が・・・
横路ー赤松ラインだ
赤松は、岡田や前原のせいで落ちたと考えていて、当然今回の衆院選は仲間も含めて
当選は愚か閣僚か党執行部を勝ち取らなければ退かない覚悟だ
小泉が新党を作り、選挙で勝って民主党の誰かを総理にする条件を丸飲みして
自民党を割ることに協力する構図はそう難しくないだろう
その場合、安倍のクビを差し出すことになる
それか若しくは、安倍は保守的な自民党勢力に阻まれ、改革が出来なかったので
自民党を見捨てる事にした・・・改革者安倍の看板を維持して自らクビを差し出す
これならさほど傷は付かない
津島派や谷垣派を一掃できる
この形はあり得ると、この二日間の動きを見ていてそう感じた

秋の国会で、恐らく参院では証人喚問の連発が予想される
佐田、赤城、塩崎・・・これらの閣僚経験者がしょっ引かれて
そこで泥沼の喚問劇を繰り広げる
そうなると安倍は政権を放り出すかも知れないね
子供なので、アッキーと相談して決めるのだろう
「あれほどガキだとは思わなかった」それを良く聞く
自分の言葉はまるでないねとも聞く
森と並ぶ低能総理だね

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