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本日,佐藤正久議員に対する公開質問状を提出(津久井進の弁護士ノート)
http://www.asyura2.com/07/senkyo40/msg/763.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 8 月 17 日 08:59:50: KbIx4LOvH6Ccw
 

(回答先: 「駆け付け警護は違憲」 ひげの隊長に公開質問状(共同通信) 投稿者 尾張マン 日時 2007 年 8 月 16 日 20:29:04)

http://tukui.blog55.fc2.com/blog-entry-460.html から転載。

本日,佐藤正久議員に対する公開質問状を提出

ヒゲ隊長こと佐藤正久参議院議員が,イラクに派遣されたときの真意につき,

 「『情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれ』て集団的自衛権を行使して戦っちゃおう!」

 「日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろう」

などと,勇ましくも,ヒジョーにおそろしいことを堂々と公言した件に対し,弁護士を中心とする市民有志が,本日(8月16日),公開質問状を送付することになったとのことです。
詳しくは http://www.news-pj.net/ へどうぞ。

政府が,立憲主義をないがしろにしていることは承知していましたが,法治国家までもひっくり返そうというこの蛮勇的な発言に対し,批判・支持を含め,大きな反響が起きないのはおかしいです。

この発言は,ニュース画像がまだ見られますので,まあ生で見て下さい。
http://news.tbs.co.jp/20070810/newseye/tbs_newseye3630843.html

詳しくは,ヤメ蚊弁護士さんのブログの連続投稿があるので,参考にして下さい(→こちらとか , こちらとか , こちらとか , こちらなど
たしかに,ヤメ蚊さんご指摘のとおり,佐藤氏の発想は,戦前の柳条湖事件と発想は全く同じです。

また,「規範意識の教育」をスローガンにしている安倍氏としては,規範を堂々と破ろうとしている自党員・隊員からまず,法律をちゃんと遵守するように教育・指導しなければなりません。

今日の午後3時に,公開質問状について,参議院議員会館にて記者会見だそうですから,取り急ぎ,公開質問状の内容を,ご報告しておきます。
(強調部分等は津久井による。)


         

公開質問状 案

                             
参議院議員佐藤正久殿

 私たちは、平和を希求し、侵略戦争を廃絶することを願っている市民の有志です。

 貴殿は、集団的自衛権に関する政府の有識者懇談会に関するJNNの取材に対して、イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった立場から、当時現場では、事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことを明かしました。

 JNNの取材結果を伝えるTBSニュースによると、貴殿は、「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」と述べた上、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだったと説明し、その理由として、「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」と発言しています。

 上記報道が正しければ、貴殿の言う「巻き込まれる」行為は、外形的には、正当防衛・緊急避難の好況下での攻撃を導くものですが、それは意図的に緊急状態を作出したうえでの攻撃であり、実質的には、正当防衛・緊急避難の要件を満たさず、自衛隊法に違反するばかりか、憲法9条をないがしろにするうえ、自衛隊派遣の国会決定の意図を超えた行動を行うものでありシビリアンコントロールをも無視する許し難い行為というほかありません。

 しかも、貴殿は、「日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろう」と発言しているとおり、貴殿は「巻き込まれる」行為が違法であることを認識しつつ、法を犯す決意でいたことは明白です。

 そこで、貴殿に対し、次のとおり質問します。

1)TBSのニュースでの貴殿の発言は報道のとおりで間違いないでしょうか。

2)その場合、貴殿は、貴殿の予定していた「巻き込まれる」作戦を現在でも肯定しますか。

3)貴殿の予定していた「巻き込まれる」作戦は、違憲違法なもので、シビリアンコントロールにも反するものだと思われますが、貴殿は違憲違法なもの、シビリアンコントロールに反するものだと考えますか。考えないという場合、その根拠をお示し下さい。

4)貴殿は、国会議員として、自衛隊が海外に派遣された場合、今後も、「巻き込まれる」作戦をとることに賛成しますか。

5)「巻き込まれる」行為によって攻撃を開始すれば、当然、貴殿の部下の生命が危険にさらされることになりますが、自衛隊法に違反してまで、現地の部隊長の判断で部下の生命を危険にさらす行為について、貴殿は肯定されるのですか。

6)満州事変のきっかけとなった柳条湖事件は、旧日本軍の関東軍が自ら南満州鉄道の線路を爆破しながら、中国側の犯行だとして、中国東北地方の占領を開始する口実としたものですが、貴殿の予定していた「巻き込まれる」作戦は、まさに柳条湖事件を彷彿させます。貴殿は、柳条湖事件の関東軍の暴走についていかに評価しますか。
 

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ついでに,安倍首相にも提出する要望書も引用しておきます。

                

要望書

自民党総裁安倍晋三殿

 私たちは、平和を希求し、侵略戦争を廃絶することを願っている市民の有志です。
 貴殿は、自民党総裁として、自衛隊イラク派遣先遣隊長に任命され、第一次復興業務支援隊長を務めた佐藤正久氏を参議院議員候補者として推薦し、同氏は参議院議員として当選しました。
 ところが、同氏は、参議院議員として登院早々、下記のとおり、JNNの取材に対し、イラクでは、シビリアンコントロールを無視して違憲・違法な行為を行うつもりだった旨発言しました。
 この発言は、国政を預かる議員の発言としては許し難いものであり、貴殿におかれましては、同氏に対し、直ちに議員辞職を勧告するよう要望いたします。
 なお、貴殿が佐藤氏に対して辞職を勧告しない場合には、貴殿及び自民党は、佐藤氏の発言を肯定的に評価していると考えざるを得ません。そのことは、貴殿及び自民党が現場の自衛隊にシビリアンコントロールを無視されても構わないと考えていることを意味することになります。もし、貴殿及び自民党がそのように考えているのであれば、それは非常に恐ろしい考え方であり、私たちは貴殿及び自民党の考え方について国内外の世論に訴えていく所存です。
 また、佐藤正久議員に宛てた公開質問状を同封しますので、同質問状記載の質問事項をよくご検討の上、ご判断いただきたいと存じます。

                 記

「駆けつけ警護」認めるべきで一致(TBS News:動画あり、2007.8.10)

 集団的自衛権に関する政府の有識者会合はPKO=国連平和維持活動を行う自衛隊に対して、憲法上できないとしてきた「駆けつけ警護」を認めるべきだ、という意見で一致しました。
 PKO活動の際の武器使用は、正当防衛や緊急避難などの場合に限られていますが、10日の会議では国連の集団安全保障の問題としてとらえるべきだとする意見で一致しました。
 その上で、正当防衛を超えるとして憲法違反とされるいわゆる「駆けつけ警護」は認めるべきだとする意見が相次ぎました。これは、味方である他国の軍隊が攻撃された場合、駆けつけて応戦するものです。
 こうした事例について、イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった佐藤正久氏は、当時現場では、事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことをJNNの取材に対して明かしました。
「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員) 
 佐藤氏は、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだったといいます。
 「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員) 
 懇談会は11月までに集団的自衛権の行使を容認する提言をとりまとめると見られます。しかし、公明党が反対している上、参院選の惨敗で安倍総理の求心力が低下しており、報告書は棚上げせざるを得ないという見方が強まっています。

                              以上

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