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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000013-gen-ent
大臣候補に対する身体検査で「問題あり」となり、入閣できなかった参院の矢野哲朗前国対委員長。モーニングまで用意して待機する姿がテレビでも報じられての末の落選で赤っ恥をさらすことになったが、原因は「KSD事件だったのではないか」とみられている。
KSD事件は、「ものつくり大学」設立をめぐり、村上正邦元労相が総額5000万円を受け取ったとして逮捕された事件。国会で後押し質問をした見返りに2000万円の利益供与を受けていた村上元労相の秘書だった小山孝雄参院議員も逮捕された。
矢野議員は、この村上元労相の系列にいた人物で、現在は伊吹派所属。6年前の事件当時、名前は浮上していなかったが、村上元労相との関係でKSD事件に絡んでいたのか。
だが、KSD事件といえば、今回入閣した額賀福志郎財務相だ。橋本内閣の官房副長官時代にKSDから1500万円の資金提供を受けていたことが発覚し、森内閣の経済財政担当相を1カ月半で辞任している。
発覚後に1500万円は返済したが、この事件によって二度と入閣は難しいといわれていた。
「矢野議員の一件で、KSD問題が再び注目されれば、額賀大臣はどうして入閣が許されたのかという問題になる。官邸は矢野議員の身体検査に手いっぱいで、額賀氏のことは詳しく調べていないのではないか。だから永田町の一部では、額賀入閣はサプライズだった。突かれたらやばい」（政界関係者）
しかも今回、入閣と同時に地元の新築事務所の未登記問題が発覚した。脇の甘さは相変わらずで、また野党から追及されることになりそうだ。
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