★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK42 > 976.html
 ★阿修羅♪
パリからのメッセージ〜「ラ・マルセイエーズ」を歌わない自由(レイバーネット)
http://www.asyura2.com/07/senkyo42/msg/976.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 10 月 08 日 20:08:01: KbIx4LOvH6Ccw
 

国家を謳わない自由が保障されているフランスから、10月5日に行われた「君が代」解雇をさせない都庁前集会に支援のメッセージが寄せられた。ニュース紹介の前に参考までにフランス国歌の学校教育での位置づけをネットで調べてみた。 ⇒

ラ・マルセイエーズ −フランス共和国国歌(http://meta-metaphysica.net/lit/lamars.html

フランスでは1882年の学制改革において、小学校教育に国歌が組み込まれた。カトリックの学校では、革命でカトリック教会が打撃を被ったことから、革命の象徴である『ラ・マルセイエーズ』は長らく悪意を込めて説明された。一般に学校では、1880年代はドイツに対する国威発揚の手段として、1930年代にはナチスの全体主義の脅威に対抗する人間性の象徴として教えられるなど、その扱いは時代に応じて変化している。現在は学校で国歌を教える義務はないが、歴史や公民の授業で多少触れるのが普通だという。フランスの学校には入学式も卒業式といった儀式もないので、歌う・歌わないは問題にならない。1985年に文部大臣が公報で義務化の意向を示したが、実際には効果がなかった。『ラ・マルセイエーズ』の歴史を見れば、敵と戦うため、自由を守るため、人々が歌いたいから歌ったのがこの国歌なのであって、フランス人からすれば国歌を強制しようとする日本の姿は妙に見えるかもしれない。ただ、歌詞については人殺しをあおる歌で現状に合わないということで、変えるべきだという論議がなされている。

==========================================

以下は http://www.labornetjp.org/news/2007/1191840186774staff01 から転載。

パリからのメッセージ〜「ラ・マルセイエーズ」を歌わない自由(レイバーネット)

以下、パリ支援グループからのメッセージは、10・5「君が代」解雇をさせない都庁前 One day で紹介され、大きな共感を呼びました。
_______________________________________

●「君が代・不起立」解雇に抗議するフランスからのよびかけ

フランスがかつて生んだサッカーの名選手、ミシェル・プラチニをご存知でしょうか? 彼は国際試合前に国歌が演奏されるとき、「ラ・マルセイエーズ」を歌いません。 歌詞が暴力的であるという理由から歌うことを拒否し、世界中に放送されるテレビのカメラの前でも、口を閉じたままです。プラチニに賛同して、ジダンなど他の選手も数人、けっして「ラ・マルセイエーズ」を歌いません。このようにフランスでは、式典で国歌を歌うか歌わないかは、個人の自由に任されているのです。

国家や自治体が表現の自由、思想・信仰の自由を認めず、個人にこうしろ、ああしろと押しつけるようなところでは、真の民主主義は育ちません。ここ数年の日本の状況を見ると、憲法改正を求める動きが強まり、 教育基本法はすでに国家主義的な内容に改正されてしまいました。外国に住む私たちは、日本がまたもや「君が代・日の丸」を前面に持ち出して、再び戦争を起こす国になるのではないかと、とても心配しています。

折しも、 南京虐殺70周年にあたる今年、海外でも日本の戦争犯罪がテレビや新聞に取り上げられ、一般市民の間でも話題に上っています。ところが、日本ではいまだに南京虐殺や「従軍慰安婦」問題などの史実と誠実に向き合うことのできない人が大多数であり、政府高官の中からさえ、それを否定するような動きが出ています。

このような風潮にもかかわらず、根津さんや河原井さんたちは教育の現場で、次の時代を担う子供たちに侵略戦争の過去を伝え、「強制ではなく、自分でものを考える教育」を実践してきたすばらしい先生たちだと思います。穏やかで粘り強い彼ら教員の皆さんの抵抗は、異なった意見やちがうやり方をする人を徹底的にいじめて排除し、同情の声さえ上げにくくなった今の日本社会で、民主主義と平和を守る最後の砦のひとつと言っていいのではないでしょうか。この重要な闘いの最前線に立つ根
津さんや河原井さんたちを絶対に解雇させてはならないと、フランスからも「君が代・不起立」解雇に抗議する声を上げることにしました。

私たちパリの支援グループは、強権発動を想像させる東京都教育委員会の決定を国連人権委員会、および国際労働機(ILO)に訴える準備を進めています。また、フランスの教員組合やメディアに「君が代・不起立」処分の事実を伝え、連帯の輪を広げていくつもりです。

2007年10月3日

パリ支援グループ:アルベール・コカール、上田眞木子、コリン・コバヤシ、柴田真紀子、ポール・ジョバン、飛幡祐規、辻俊子、羽生のり子、ジャン=リュック・パスキネ、古谷美奈子、クリスチーヌ・レヴィ

賛同者:
二口愛莉、中山じろー、 鈴木祐子、下境真由美
(10月2日現在)



  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK42掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。