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＜２１世紀臨調＞「衆院再可決権活用を」法案成立へ緊急提言
11月6日22時46分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071106-00000145-mai-pol
「新しい日本をつくる国民会議」（２１世紀臨調、共同代表・佐々木毅東京大前学長ら）は６日、衆参両院で与野党勢力が逆転した政治情勢を踏まえ、緊急提言を発表した。今国会で法案が一本も成立していない状況を打開するため、参院が否決した法案を衆院の３分の２以上の賛成で再可決する権限を「普通のこととして使うべきだ」と主張。これに対する野党の問責決議には「憲法に根拠がない」と否定的な見解を示した。ただ、新テロ対策特別措置法案など具体的な法案には触れなかった。
また、「ねじれ国会」に対応した与野党間のルールを作ることを提言。「党首会談を党首討論に優先したのは論外」と指摘し、党首討論の定例化を求めた。さらに、国会審議を通じて合意形成を図るため、党議拘束の見直しを訴えた。
一方、０５年以降、衆院選を経ずに首相の交代が繰り返されていることを挙げ、「福田内閣はできる限り早い時期に解散・総選挙を行い、国民の信を問う責任がある」と指摘した。
佐々木氏は記者会見で、自民党と民主党の大連立構想について「国民は大政党による競争が長期的に意味があると信じている」と批判的な考えを示した。【三沢耕平】
最終更新:11月6日22時59分
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