★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK43 > 327.html
 ★阿修羅♪
れんだいこのカンテラ時評333【公明党内のくすぶり考】
http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/327.html
投稿者 こげぱん 日時 2007 年 10 月 19 日 00:34:00: okIfuH5uFf.Lk
 

http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain

Re:れんだいこのカンテラ時評333 れんだいこ 2007/10/16 11:50

【公明党内のくすぶり考】

 2007・10・16日付け毎日新聞(西田進一郎記者)が、「自公:連立8年 公明、地方組織に不満 参院選敗北、『閣外協力』求める声も」なる見出しの記事を掲載している。
(ttp://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2007/10/16/20071016ddm005010002000c.html)

 それによると、7月の参院選敗北を受け、公明党の地方組織に「自公連立のあり方」への不満が強まっている。10・14日に党本部で開かれた東日本地方議員懇談会で「公明党らしさをもっと出してほしい」、「自民党の補完勢力にしかなっていないのではないか」、「参院選後に安倍晋三前首相が続投を決め、これをすぐに支持したことは、庶民の気持ちが分かってないのではないか」等々の苦言が呈され、「これからも一緒にやるのか」、「閣外協力も考えられないか」等々連立離脱を求める意見まで出たと云う。

 これも事実の伝達に過ぎないが貴重情報だろう。この背景には、このままでは埋没しかねないとの危機感がある。思うに公明党の危機感は実際に相当深刻なのではなかろうか。以下これを論証する。

 れんだいこの青春時代の70年代初頭の頃の公明党は内には生活権益を、外には反戦平和を主張し、日共と互角の競り合いをし始めていた。昇り竜だった。れんだいこは或る時創価学会の釈伏の場に招かれ入会を迫られた経験がある。強く誘われ、その時のれんだこの胸に反戦平和のヒューマニズム理念と池田大作の宗教活動を通じての平和外交ぶりが魅力的に映り、もう少しで入会するところまで心が動いたことを覚えている。

 その後公明党は日共の衰退を尻目に順調に党勢を伸ばし続け、新進党の野党連合時代を経由して政治責任を果たすには与党でないといけないと悟り、以降自民党と組む戦略に切り替え遂に政権に辿り着いた。これは戦後政治史上の快挙であったであろう。但し、この時点では富山ー橋本政権と云う曲がりなりにもハト派系政権と連合しており、中道主義と生活政党を標榜する公明党の戦略が一段と輝きを増す流れにあった。

 歴史は摩訶不思議である。政権与党に食い込んだ公明党がその後も順調に党勢を伸ばし続ける間に自民党内が変わった。急逝した小渕の後釜に森が座り、続いて狂人小泉を首相とする典型的ユダヤナイズタカ派の売国奴政権が生まれ7年有余の長期政権となった。公明党はこの政権を支え続けた。テロ特措法に集約される一連の悪法と自衛隊の海外武装派兵のお先棒を担ぎ水先案内までした。ブッシュ派に湯水のごとく血税を垂れ流ししてきた。れんだいこが70年代に記憶する公明党の反戦平和理念の輝きがこうして消えた。

 公明党の遮二無二な政権与党化戦略は総帥池田大作の指導無しには有り得ない。狂人小泉首相を支え、ブッシュ派にご奉仕するのも大作の意向にしにはできない。とすれば、今日の公明党とかっての公明党のどちらが本質なのか。言い換えれば、池田大作の本質はどちらにあるのか。物事は後者になればなるほど熟するとすれば、前者は単にマヌーバーだったのか。こう問いかけられる公明党になってしまった。これを指導した大作の単なる権力亡者の本質が露呈した。何が宗教家であるものかは。

 こう見定められた汚点は重大深刻であろう。普通権威が地に堕ちたと云う。人民大衆は、公明党が何者であったのかはっきり確認することになった。一度下された裁定は容易には覆らない。こたびの公明党の危機感はここから生まれている。本質を見破られた訳だからどうにもならない。人民大衆の見限りが始まったということである。そこまで評さなくても、少なくとも天井を打ったことは確かであろう。先の参院選はこのことを証した。

 公明党に可能性があるとすれば、毎日新聞が伝えるような党中央批判が党内で担保されていることであろう。今後締め付けが始まるかも知れないが、多様な意見が飛び交うことのできる党であったことを逆に示したところに意義がある。党内の喧々諤々による政策転換の可能性が担保されているというところに救いがある。これさえあれば案ずることはない。これが政治弁証法である。

 我々が案ぜねばなら無いことは次のことである。党中央の政策失政、否悪指導に対する異論が封殺され続け、「党中央の云うことはその通り」として唯々諾々しかできない政党があるとしたら、こっちの方がより深刻である。妙なことに、野党の方がこれができないという変な情況にある。万年野党のゆえんだろう。

 蛇足ながら、70年代までの自民党はすばらしい政党だったということになる。三角大福中その他の派閥を抱え、議員ごとに派閥ごとに政策議論を飛び交わし、政権を分かち合うという手法で党派運動を進めていた希有な党であった。ボンクラマスコミは派閥批判を繰り返し頻りとクリーン政治を唱和し続けていたが、人が三人寄れば派閥ができるのが法理であり、政党ならなおさらと云うべきだろう。問題は、より良い政治に向けての調整能力にこそあるというべきだろう。派閥に汗を掻かない小泉がヘリコプターで首相になってしたことは危険極まりなかったではないか。今から思っても刺客騒動は無茶苦茶だった。マスコミは喝采したが、こう反省すべきではないのか。

 2007・10・16日 れんだいこ拝
-----------------------

れんだいこ 人生学院
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK43掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。