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鹿児島選挙違反冤罪、無罪確定の元被告らが賠償提訴（日本経済新聞）
２００３年の鹿児島県議選をめぐる選挙違反冤罪事件で、無罪が確定した元被告の男女12人と公判中に死亡し公訴棄却となった男性１人の遺族５人の計17人が19日、違法な捜査や取り調べがあったとして、国と県に総額２億８６００万円の賠償を求める訴えを鹿児島地裁に起こした。
無罪判決は事件の存在自体を事実上否定。原告らは「事件がでっち上げられた真相を明らかにしたい」としており、事件の構図を組み立てた検察、警察の捜査の実態を解明することが審理の最大の焦点となる。
原告と弁護団は記者会見し、井上順夫弁護団長は「被害と名誉の回復を図り、捜査のあらゆる違法行為を明らかにする」と宣言。藤山忠原告団長も「目に見えないたくさんのものを失った。お金では償えない」と述べ、再発防止のために取り調べの可視化（録音、録画）実施を訴えた。〔共同〕(16:25)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071019STXKF015119102007.html
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