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-----勤務医 開業つれづれ日記 から転載----------------------------------------
http://ameblo.jp/med/entry-10055703407.html
■「混合診療「全面解禁を」 規制改革会議、重点項目に」
テーマ：医療崩壊
混合医療、全面解禁へ
突き進んでいくんでしょうか。
厚労省が医療をコントロールできなくなり、
患者さんは、医療出費が膨大になる恐れがあり、
「直るにはこの治療なんだけど、自由診療になります」
と言われたりして、
医師は不確かだけど収入になる自由診療部分に
殺到する恐れがあります。
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混合診療「全面解禁を」 規制改革会議、重点項目に
asahi.com 2007年11月16日
http://www.asahi.com/health/news/TKY200711150397.html
政府の規制改革会議（議長・草刈隆郎日本郵船会長）は１５日、保険の利かない自由診療と保険診療を組み合わせた「混合診療」の全面解禁を、１２月にまとめる第２次答申の重点項目に盛り込む方針を発表した。混合診療は現在一部が例外的に認められているが、厚生労働省は全面解禁には反対しており、年末にかけて議論になりそうだ。
同会議の松井道夫主査（松井証券社長）はこの日の記者会見で、厚労省が混合診療を原則として禁止していることについて「患者の選択権の話に官が介入するのはおかしい」と批判した。
松井氏はまた、東京地裁で今月７日に「混合診療の禁止に法的根拠はない」との判決が出たことをあげ、「国が控訴した場合、最重要課題として全面解禁に向けて論争する」とも述べた。
同会議は１５日、地裁で勝訴した原告男性らから聞き取りをした。今後は厚労省との公開討論会や医師らへのヒアリングを予定している。
混合診療の解禁をめぐっては、規制改革会議の前身の規制改革・民間開放推進会議と厚労省が０４年に対立。全面解禁は見送られ、例外的に混合診療を認める医療機関と医療技術を拡大することになった。その後、薬事法の認可要件が新たに加わり、同会議側は「規制改革の効果が限定的になっている」と主張する。
一方、厚労省は「安全性が確保できていない医療の誘いに患者が乗りやすくなる危険性がある。必要な医療は保険制度の下でしっかり提供していく」（医療課）として、全面解禁には反対する姿勢を崩していない。
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個人的には、
混合医療は医療破壊の最初の切り口に
なる可能性があり、
あまり歓迎するものではありません。
ただ、今のように厚労省が
限界まで医療費を切り詰め、
さらに「黒字だから、赤字になるまで削減しろ」、
という馬鹿げたことを言っているようでは、
日本で行われている”超低価格の医療”が
ぶっつぶれてしまうのも必然かもしれません…。
コメント
■無題
みんながんばりましたよ。もういいでしょう？
あとのツケは国民が負えば。
なっく 2007-11-16 08:27:38 [コメント記入欄を表示]
■もう医療行政は財務省にやらせろよ（ぷげら）。
>厚労省が医療をコントロールできなくなり、
いいことじゃんｗ。
>厚労省は「安全性が確保できていない医療の誘いに患者が乗りやすくなる危険性がある。必要な医療は保険制度の下でしっかり提供していく」（医療課）
そういうことは「必要な医療」を賄える最低限な資金を出してから言えよ（ぷげら）。
１０年前にドロッポしました。 2007-11-16 09:19:36 [コメント記入欄を表示]
■本音むき出し
＞個人的には、
混合医療は医療破壊の最初の切り口に
なる可能性があり
次は、営利企業の病院経営参入を狙ってくるんでしょうね。
＞ただ、今のように厚労省が
限界まで医療費を切り詰め、
さらに「黒字だから、赤字になるまで削減しろ」、
という馬鹿げたことを言っているようでは
厳密に言えば、こう言っているのは厚労省よりむしろ支払側や財界の連中でしょう。彼ら曰く、
支払い側の健保組合や経済界の代表は「診療所の収支は経年的に黒字」とけん制。
ですから。
診療所の収支が黒字だと何で悪いんでしょうか？診療所は赤字が当たり前？そうなったら私たちは即樹海行きです。公立病院なんかと違って誰も損失補填なんてしてくれませんから。本当にこれが経営のトップに立つ人たちの発言でしょうか？完全に常軌を逸しています。
あと、舛添さんは彼の置かれている立場の中では、よく頑張っている方だと思います。少なくとも完全な財務省のイヌだった前2人の厚労相よりははるかにまともですね。
参考
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071115ddm005010005000c.html
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071115AT3S1500L15112007.html
耶馬苦痢陰弔 2007-11-16 09:24:52 [コメント記入欄を表示]
■企業の病院経営
営利企業の病院経営参入が混合診療解禁とともに実施されれば強力ですね。
藁をもすがる思いで通院されている患者さんには、丸山ワクチンだろうが、強ミノだろうが、怪しげな新薬だろうが使い放題。支払いにはローン会社をかませれば、回収もばっちり。病気だけでなく支払いにまで苦しめられる病人が目に見えるようです。
ああ、何てうくつしい国、日本。
トリビューン 2007-11-16 10:31:58 [コメント記入欄を表示]
■財界の連中は
自分たちが何を言ってるのか分かってるんかね？
トヨタもキャノンも日本郵船も大銀行も、「黒字が出てるんだから、赤字になるまで税金払えよ」
特にトヨタなんて、積み上げた資産が数兆円あるんだから、今までの累積黒字を全部吐き出して赤字になるまでトヨタ車を半額にして、税金も倍にします、なんてこと言われたら受け入れてくれるんでしょうか。
診療所が赤字になったら倒産するんですよ？
まあ、つぶれて借金を背負った医者をへき地でこき使う方法があるな、というのが「聖地・尾鷲」で実現されてしまったので、これを狙っているのかもしれませんが。
付き合わされる患者さんがたが災難ですな。
さ、うちも赤字になる前に商売替えを考えなくっちゃ。
Seisan 2007-11-16 10:45:54 [コメント記入欄を表示]
■大体が財界連中の発言は
現実的にかなり問題があります
結局コツコツと地道に地域医療を実施している開業医を掃滅するだけで、月収1千万円超の「うはクリ」はもとから自由診療だったりするので、ほとんど影響しないと思います。
つまり、「真面目な者が馬鹿を見る」政策なわけですね。
わかりました。
日本国を左右する人たちの考えが「儲けたもん勝ち」「勝ち組は負け組をどんどん搾取する」「自分たちの利益配分に関与しない奴らは干殺しにしてもOK」「社会正義なんて無視」「真面目にやるだなんてただのバカ」ということなんですね。
まさに以上挙げた考え方が政策提言に見え隠れ（ほとんど隠れてない）する以上、こちらとしても「馬鹿を見る」のはお断りですよ。
Seisan 2007-11-16 11:32:11
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