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これが小沢民主党代表の本音である(天木直人のブログ)
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投稿者 クマのプーさん 日時 2007 年 11 月 16 日 13:29:41: twUjz/PjYItws
 

http://www.amakiblog.com/archives/2007/11/16/#000590

2007年11月16日
これが小沢民主党代表の本音である

  今日(16日)の朝日新聞に小沢民主党代表との単独インタビュー記事が大きく掲載されていた。このインタビュー記事は、今の政治の混迷に多少なりとも関心のある者にとって必読の記事である。
  くわしくは後述の小沢代表の発言要旨を見てほしい。驚くべき自信と傲慢さをもって今でも大連立構想は正しかったと言い切っている。そして解釈改憲を容認し、自衛隊海外派遣を恒久化すべきであると言っている。なかでも私が特に危険で、お粗末だと思ったのは、「ブッシュ政権は米国民に支持されていないから気兼ねをする必要はない」、と公言した事だ。ブッシュ大統領が聞いたら激怒するだろう。米国の安全保障政策や中東政策は共和党も民主党も基本的には変わらない。しかも、ブッシュ大統領が米国民の支持を失っているからといって、他国が、しかも日本が、そしてその日本の政権を担おうとする政治家が、現職の米国大統領を批判する事の不適切さ、危険さが、彼にはまるでわかっていない。これは衝撃的だ。
  小沢民主党代表の辞任騒動をめぐっては、さまざまな意見が、さまざまな立場から書かれている。私はそれらに極力目を通しながら自分の考えの正しさを確認する事に努めてきた。もちろん自分と違った考えや、自分の知らなかった情報を見つけたりすると、それを客観的に評価して、自分のそれまでも考えの誤りを改め、より正確に政治の現状を把握するように努めてきた。
  今日の小沢代表のインタビューを読んで、あらためてこれまでの自分の考えの正しさを確認できた。テロ特措法延長反対の表明から始まった大騒動は、結局は小沢民主党の政権奪取の野望から出た底の浅い政局劇に過ぎなかったということだ。
  それはわが国の対米外交を基本から見直すという政策論ではなかった。ましてや護憲などでは決してない。小沢一郎という一人の元自民党幹部が自民党との権力争いの末自民党を飛び出し、小沢流政治を実現してやろうと「最後の戦い」を仕掛けたという事でしかない。思えば菅直人民主党代表が政権ほしさに小沢自由党と合併した時点で今日の民主党の混迷が始まったのだ。
  一度は政権交代をしないと日本の政治は変わらない。この考えに私も同意する。自公永久政権がもたらしたこの国の深刻な弊害は取り除かなくてはならない。政権交代により少しはそれが取り除かれるであろう。国民の目線に立った政治が今よりも少しは進むかもしれない。
  しかし、小沢政権となってもその根本において自公政権とは変わる事はない。むしろ小沢民主党に政権がわたれば間違いなく保守大連立が始まる。日米軍事同盟も改憲も消費税アップも、すべてが実現するのだ。
  このような実態をわからずして、あるいはわかっていながら、政権ほしさに、あるいは生き残りの為に、民主党にとどまったり、民主党との選挙協力を行う労働組合(連合)や旧社会党とは、一体何だったんだろうか。壮大な自己矛盾である。
  共産党や公明党のほうがよほどすっきりしている。しかし共産党や公明党は国民政党ではない。硬直的なイデオロギーや個人崇拝に縛られたマージナルな政党だ。そういう政党が民主主義国家にあってもいい。しかしそれらが国民の生活を左右する影響を持つことはない、あってはならない。
  私が今の政治を全否定する理由がここにある。すなわち今の日本の政治状況は、国民にとって救いがないのだ。本当の意味での政界再編、いやまったくあたらしい政治の仕組みが出来ないと、日本はかわらない。
  そしてそれが不可能であるのならば、国民は政治に一切の幻想を抱くことなく、「自分の生活は自分で守るしかない」という自覚を持つ事である。小沢インタビューを読んでつくづくそう思った。
  前置きが長くなった。小沢インタビューの核心の部分を以下に引用する。興味のある読者は朝日新聞の前文を読む事をお進めする。

問  一連の過程で斉藤次郎・元大蔵事務次官が仲立ちした説もあるが。
答  いや、そんな事は言っちゃいけない。渡辺さんまでは張本人だからいい。あ
   とは信義として言っちゃいけない。
問  大連立の狙いは。
答  (福田)首相は連立なら特措法さえも譲って構わない、憲法解釈も180度
   転換しても構わないと、そこまで言い切った・・・(我々の主張する)目玉政策
   も飲むかもしれない。画期的なものが民主党の主張で実現できれば、選挙
   に絶対有利だ。だが、みんなどうせ実現できないと思っていて民主党の議
   員さえそんな気がある。それは権力を知らないからだ。僕は権力をとれば簡
   単にできる事を知っている。
問  中選挙区制に戻す話はなかったか。
答  論外だ。小選挙区制だから、政治にケリがつけられる。中選挙区制だった
   らぐちゃぐちゃで意味不明になる。
問  山田洋行について小沢氏への献金や空自出身の田村秀昭元参院議員と
   の関係を指摘する報道もあるが。
答  何の関係もない。(献金は)もう全部返した。パーティーかどっかで会ったか
   も知らないが、全然知らない。わけがわからん。
問   一連の経過の総括は
答   (大連立の)政治判断は今でも正しいと思っている。選挙で勝てる最大の方策だ。だ
    が、みんながそれを望まないというんだから、その方法は捨てる以外ない。残念だけど。
問   総選挙の目標は。
答   野党で過半数でいい。共産党を入れるわけにはいかないが、きわどい状
    況なら、首相指名で共産党はどうするのか。自民党に入れるのか、どっち
    入れるんだとなる。
問   総選挙の争点は。
答   (安保問題には)国民は関心がない。(安保問題は)政治家や政党の責
    任、見識でやればいい。
問   国際治安支援部隊(ISAF)への参加が可能とした考えは党内に浸透した
    か。
答   国連活動に参加することはマニュフェストで国民に約束したことだから、こ
    れから論議することではない。何でそんな単純な議論がわからないのか、
    不思議でしょうがない。
問   社民党は反対だ。
答   反対でいい。反対だけれど、それ以上に自民党政権を倒さなきゃいけな
    ら、それでいい。そういう割り切りが日本人は下手だ・・・政権取った時に一
    緒に連立を組むかは別だ。選挙協力は何もおかしくない。共産党とだって
    おかしくないが、政権に入れるかどうかというと別問題だ。
問   日米関係を心配する向きがある。
答   何の心配もない。ブッシュ大統領なんて米国民に支持されていないんだ
    から、何で気兼ねするんだ。
問   党首会談では恒久法で合意したのか。
答   そんなことはない・・・「自衛隊派遣、安全保障については憲法解釈がクリ
    アにならなければ連立もへちまもない」・・・「法制局の意見なんか聞いたってダメだ」と言った・・・
問   政権を取れば(恒久法)制定を考えるのか。
答   自衛隊派遣のきちんとした原則を明記して憲法を補完する基本法が必要
    だ。そうしないと憲法を改正するまで憲法問題が続いちゃう。選挙で多数取れば、(恒久化)基本    法を進めたほうがいい・・・

[関連記事]:朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200711150399.html

「政治判断、今でも正しいと」 小沢代表インタビュー
2007年11月16日08時01分

 自ら「プッツンした」と語った辞意撤回騒動から1週間。民主党の小沢代表が15日、朝日新聞の単独インタビューに応じ、福田首相との会談をめぐる一連の経緯や、新たな政権戦略を語った。

 「選挙で勝てる最大の方策で、自分の政治判断は今でも正しいと思っている。だが、みんなが望まないのだから捨てる以外ない」(大連立協議)

 「渡辺(恒雄・読売グループ本社会長)さんまでは張本人だからいい」(党首会談を持ちかけてきた相手について)

 「連立が最優先課題だった。特措法さえ連立なら譲っても構わない、憲法解釈、国際貢献の基本原則も180度転換しても構わない、そこまで言い切った」(党首会談での首相の言動)

 「自民党は進退窮まっている。民主党の目玉政策を実現できれば選挙に絶対有利だ」(大連立の利点)

 「ばかばかしい」(小沢氏離党説)

     ◇

 ――渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長が会談を持ちかけたのは、安倍政権のころか。

 だったと思うけれど。8月末か9月初めか。

 ――首相の代理人(森元首相)とは、どういう経緯で会ったのか。

 (渡辺氏には)「民主党はそういう状況じゃない」と。「お国のため」と言っても(党内は)選挙に勝てる気でいる。それと「与党が政権運営がどうしようもなくなって考える話だ」と言って、しばらく何もなかった。直前に「会ってくれ」というから会った。僕は「内々に会うのはいやだ。総理のお話なら断ることはしない」と答えた。

 ――一連の過程で斎藤次郎・元大蔵事務次官が仲立ちした説もある。

 いや、そんなことは言っちゃいけない。渡辺さんまでは張本人だからいい。だが、あとは信義として言っちゃいけない。

 ――菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長と事前に相談しなかったか。

 誰にもしていない。渡辺さんの話だけで相談するのは変でしょう。

 ――党首会談で解散時期を話し合ったか。

 全然ない。

 ――民主党が首相をとる可能性はあったか。

 それはないさ。彼は首相でいたいんだから。首相が連立の話を出してきた時に「おかしい。私は参院で首相指名を受けた。本当は首相指名の前に話をしなければならない」と言ったんだ。

 ――具体的な閣僚ポストの割り振りは話し合ったか。

 違う違う。連立というのは政策と人事だ。だから、人事だって「きちんと割り振る」と首相も言った。連立だから当たり前でしょ。だけど、何にしてもまずは政策協議だと。

 ――大連立の狙いは。

 首相は連立なら特措法さえも譲って構わない、憲法解釈も180度転換しても構わないと、そこまで言い切った。農業政策、年金、子育て、高速道路無料化など、我々の目玉政策ものむかもしれない。画期的なものが民主党の主張で実現できれば、選挙に絶対有利だ。だが、みんなどうせ実現できないと思っていて民主党議員でさえそんな気がある。それは権力を知らないからだ。僕は権力をとれば簡単にできることを知っている。

 ――中選挙区制に戻す話はなかったか。

 論外だ。そんなことは出ない。小選挙区制だから、政治にケリがつけられる。中選挙区制だったらぐちゃぐちゃで意味不明になる。あくまで選挙で戦って民主党が勝つためにどうするかを考えていた。

 ――首相の申し出を受けた民主党役員会はまとまると考えたのか。

 政策協議に入るぐらいいいじゃないかと言ったが、ダメだとなった。

 ――小沢氏が参院議員を連れて離党するとの話が出回った。

 ばかじゃないか。そういうばかげたことを言う人が党内の一部にいるから、いやになった。民主党で政権とるためにどうしたらいいかだけを一生懸命考えているのに。そんなことする気なら最初から自民党を出ないよ。

 ――山田洋行について小沢氏への献金や、航空自衛隊出身の田村秀昭元参院議員との関係を指摘する報道もある。

 何の関係もない。(事務所の政治資金)担当者を何代さかのぼってもわからない。「何で献金があったんだ。知っているのか」と言ったら「知らない」と。もう全部返した。パーティーかどっかで会ったのかも知らないが、全然知らない。わけがわからん。

 ――一連の経過の総括と今後の政権戦略は。

 政治判断は今でも正しいと思っている。選挙で勝てる最大の方策だ。だが、みんながそれを望まないというんだから、その方法は捨てる以外ない。残念だけど。もう選挙で勝つ以外ないさ。特別なことは何もない。

 ――次の総選挙目標を「衆院第1党」としたが、単独過半数に届かない場合どうするのか。

 野党で過半数でいい。共産党を入れるわけにはいかないが、きわどい状況なら、首相指名で共産党はどうするのか。自民党に入れるのか、どっちに入れるんだとなる。

 ――自民党と組む選択肢はないのか。

 こっちが過半数取っているのに自民党と組むことはない。最低でも野党連立までいきたい。

 ――衆院解散・総選挙は来春が天王山か。

 わからない。補給支援特措法次第じゃないか。特措法ができずに選挙をしたらまた特措法成立まで2カ月遅れる。特措法ができなければ、その次の臨時国会までできないことになる。たぶん、首相は米国に行って、どうしても通したいということになるんじゃないの。特措法がどうなるかが一つの大きな要素になるだろう。

 ――衆院3分の2議席で再可決する正当性をどう考えるか。

 いいさ、使えるなら使ったって。憲法で認められているんだから。けれども、それはそう簡単な話じゃないね。

 ――首相問責決議案は法的には解散に直結しないが、政治責任は伴う。

 まだ考えていない。参院にきたばっかりだ。心配ない。見ていればわかるよ。フフフ……。

 ――衆参ねじれ国会で対立を打開するルールをどう考えるか。

 選挙する以外ない。衆参で勢力が違っている時の政策協議は、連立協議と同じようなものなんだ。連立を否定している限りは、基本的な問題の政策協議はできない。ケリつくまでやりましょうと、デスマッチみたいなものだ。国民生活に直結するもの、薬害や災害のような人道的な問題はやるが、基本的に考え方の違うものはどうしようもない。国民が選ばなきゃいけない。

 ――総選挙の争点設定は生活重視か。特措法や安保問題は。

 (安全保障には)国民は関心がない。それは政治家や政党の責任、見識できちっとした政治をやればいい。国民は生活の話だ。国民生活を、どちらの政党がちゃんとみてくれるのか。生活上の心配はみんな大変だ。選挙の時は、どんな時でもちゃんと生活を安定させていきますよと訴えるのが一番だ。生活できるようにするのが政治じゃないかと、国民はみんな思っている。

 ――あとは選挙に全力投球か。

 少しゆっくりしてからだ。かなりいい状況ではある。運動量で自民党に負けないようにすれば勝つ。自民党の半分でもやれって言うんだ。絶対勝つよ。ほんとにもうイライラする。

 ――国際治安支援部隊(ISAF)への参加が可能とした考え方は党内に十分浸透したか。

 何にでも参加すると言っているんじゃない。その時の政府が吟味して、どの分野にどれだけ参加するかを決める。国連活動に参加することはマニフェストで国民に約束したことだから、これから論議する話ではない。何でそんな単純な議論がわからないのか不思議でしょうがない。

 ――社民党は反対だ。選挙協力に響かないか。

 反対でいい。反対だけれど、それ以上に自民党政権を倒さなきゃいけないなら、それでいい。そういう割り切りが日本人は不得手だが、ドイツの連立だって全部一致しているわけじゃないでしょう。他の政策が多少違ったって協力すればいい。政権取った時に一緒に連立を組むかは別だ。選挙協力は何もおかしくない。共産党とだっておかしくないが、政権に入れるかというと別問題だ。

 ――日米関係を心配する向きがある。

 何の心配もない。ブッシュ大統領なんて米国民に支持されていないんだから、何で気兼ねするんだ。いま米国内でもブッシュ大統領の政策は批判の的だ。

 ――党首会談では恒久法で合意したのか。

 そんなことはない。原則がはっきりしなければ、法律もつくれない。「自衛隊派遣、安全保障については憲法解釈がクリアにならなければ、連立もへちまもない。特措法には応じられない。あなたが土下座して頼んだって無理だ」と言った。(2回目の会談が)中断したのは「無原則な自衛隊派遣はダメだ」と言うと、首相は「私もそう思う」。「一人では決められない」と言うので、「法制局になんか聞いたってダメだ」と言ったら、「法制局じゃない」と。基本原則があいまいでは基本法をつくりようがない。

 ――総選挙前に恒久法制定に向けた政策協議を自民党と行う可能性はないのか。

 ないない。

 ――政権を取れば制定を考えるのか。

 憲法に逐条として出ていない部分について、自衛隊派遣のきちんとした原則を明記して憲法を補完する基本法が必要だ。そうしないと憲法を改正するまで憲法問題が続いちゃう。選挙で多数取れば、基本法を進めたほうがいい。

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