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日本テレビ「NEWS ZERO」の「特集 新たなる貧困-その3」(現政権にノー)
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/394.html
投稿者 JAXVN 日時 2007 年 11 月 19 日 16:25:44: fSuEJ1ZfVg3Og
 

「ZEROの貧困特集(その3)
「new poor 〜新たなる貧困〜」の第3回目。

◆11月14日(水)
ネットカフェ難民から転落
路上生活…29歳の職探し

村尾:ZEROでは貧困問題の取材に取り組んでいますが、今回は若者が路上で生活せざるを得ない現状を取り上げます。

小林:シリーズnew poor新たなる貧困第三弾です。


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これまでお伝えしてきたのは、ネットカフェ難民の実態でしたが、今夜はさらに、そこから転落してしまった、こちらの29歳の男性を取り上げます。
ネットカフェ難民の多くは、日雇い労働などをして生計を立てています。しかし、些細なきっかけが原因で働けなくなり、お金がなくなると、ネットカフェで泊まることもできなくなっています。その結果、路上生活をする若者も多いことが分かりました。路上という貧困生活から抜け出せない、その実態です。


日本武道館(9/23)で、人気ロックバンドグループのライブが行われたこの日、会場の外に、一人佇む若者の姿がありました。
飯田さん(仮名)29歳。今は路上で生活をしていて、ここまで3時間かけて歩いてきました。

「チケットなくても、一応ちょっと来てみようかなと」(飯田)

「外で音を聞くみたいな」(飯田)

ライブが始まりました。飯田さんは、会場から漏れてくる音を聞いて、ライブの様子を想像しているのです。

「どうですか、聞いていて?」(記者)

「大好きですね」「本来なら、入りたかったんですけど、今日はしょうがないなと思って」(飯田)

ライブが終わると、近くの公園に向かいました。(午前0時)今日、寝る場所を探すためです。

「今日は、ここで寝る?」(記者)

「そうですね。朝までは。」(飯田)

働き盛りの若者が、こうした路上生活を続けなければならない理由は、なんなのでしょうか。


東京渋谷区(9/4)

私達が飯田さんと出会ったのは、9月の始め。
渋谷の繁華街に座り込み、DVDを観ていました。彼が持つ唯一の贅沢品です。今は、無職。帰る家もありません。所持品はかつて働いていた時に購入したものばかり。

「持っているもの、見せて貰っていいですか?」(記者)

「着替えですよ。(Dバックの中身を見せようとする)」(飯田)

「TRFと倖田來未なんですけども(DVDらしきもの)」(飯田)

他のものは、手放してもコレだけは、と手元に残したものです。

「これ、うちわです。大塚愛の「愛」って書いてあって」(飯田)

精神的に追いつめられている中、音楽だけが心の拠り所なのです。

「財布にいくら入っているの?」(記者)

財布を見せてもらうと、1,000円札が2枚と硬貨が10数枚入っていただけでした。

「これだけですね」(飯田)

「2,000円とちょっとかな。」(記者)

「はい」(飯田)

携帯電話は、料金を払っていない為、通話ができません。

「そろそろ(生活が)危ないですよね。年がら年中、路上とかね。困っていますけど。早く仕事を見つけて、初め苦しいと思うけど、(仕事を)やりたいのが本音ですよね、普通に。」(飯田)

飯田さんは、半年前まで建築会社で住み込みの仕事をしていました。しかし、いじめや財布を盗まれることに耐えきれなくなり、退職。寮を出ました。実家の家族は離散していて、頼る当てのない飯田さんは、ネットカフェで暮らし始めました。ところが、その時に持っていた2万円は次の住み込み先が見つかる前に、底をつき、路上に出るしかなかったのです。かつて利用していたネットカフェに案内してもらいました。

「ネットカフェを利用していたけど、やっぱ、お金の使いすぎで」(飯田)

「今、ネットカフェが恋しい?」(記者)

「見ると、ちょっと入りたくなりますよね」(飯田)

飯田さんのように、路上生活に陥るネットカフェ難民は多く、厚生労働省の調査では、4割以上の人が路上で寝泊まりすることがある、と答えています。お金がなくなれば、簡単に路上生活にこぼれ落ちるネットカフェ難民達。

9月6日、東京は台風9号が上陸し、天気が大荒れでした。そんな中、飯田さんは、駅まで歩き、あるものを手に入れていました。無料で配られている求人情報誌です。とにかく寝る場所と現金を手に入れなければなりません。住み込みの仕事を探し、電話をかけていきます。

(飯田さん電話中・・・)

「すみません、こちらでちょっと仕事をしたいんですけど」

「これって、身分証とかは必要?」

「ちょっと今、印鑑と通帳しかないんですけど」

「今は(保険証)ないです」

「・・・もないんです」

「いろいろな事で、ちょっと・・・なくて・・・」

前の職場で健康保険証も盗まれていました。再発行しようとしたら、保険料の未払いで再発行できていません。

「ダメでした」(飯田)

「「どこに行っても(ダメだろう)」って言われました」(飯田)

「きびしいね」(記者)

「身分証ないと、どこも雇ってないって。うちの会社だけでなく、他の会社でも多分そうだって。」(飯田)

働く意欲はあっても、身分が証明されなければ、会社に受け入れてもらえないのが現実です。

出会って3日。所持金は、ほとんどなくなっていました。

「400いくら?」(記者)

「はい、421円とか」(飯田)

台風の中、駅を出ようとします。

「すごいね。傘ささない方がいいかも、これ。」(記者)

終電になると、駅の構内から出なければならないからです。今夜の寝場所を探すため、地下通路をひたすら歩き続けます。歩き続けて1時間。ようやく雨風しのげる場所を見つけました。今夜はここで寝ます。そして、今日最初の食事。昨日、区役所で路上生活者に配られたビスケットの残りです。

「ご飯が食べたいですね」(飯田)

「ご飯?」(記者)

「そうですね」(飯田)

「白いご飯?」(記者)

「そうですね」(飯田)

ネットカフェ難民は、仕事が見つからなければ、すぐに路上生活者となります。一度陥ると抜け出すことがなかなか出来ません。

貧困層を支援するNPOの事務局長は自立の難しさを指摘します。
反貧困ネットワーク、湯浅誠事務局長

「よっぽどの、そのエネルギーと気力・体力が揃っていないと、路上から自力で這い上がる事はできないと思ってます。頑張る為の条件、非常に基礎的な条件っていうのは、やっぱあるんですよね。それは、ぐっすり眠れる場所があるとかですね。あるいは、期待をかけてくれる人がいるとか。多くの人にとっては、あまりに当たり前すぎて、それと自覚されないようなものなんですけど、でもそういう基本的な条件っていうのが、ないとなかなか人間っていうのは、がんばれない、がんばろうと思ってもがんばれない。」

台風の夜から2ヶ月。しばらく連絡が途絶えていた飯田さんと合うことができました。(11/5)

あの後、入院中の母と再会し、今は母の再婚相手の家に寝泊まりさせて貰っているそうです。路上から抜け出すことができましたが、まだ仕事はありません。

「自分が蒔いた種だから、何とかしないといけないな、というのはある」(飯田)

ただ、住む場所が決まったことで、職探しに少しだけ、希望が見えてきました。社会復帰への歩みは始まったばかりです。

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村尾:あの今回の取材した飯田さんなんですけどね。彼が学校を出て実社会に出たのが1999年。実は、この年の有効求人倍率は「0.84」と最も就職難の時代だったんですよね。

長嶋:なんか、あの、VTR見てても、雇用条件の格差がここまで出てきちゃったのかなって感じが、すごくするんですよね。それで、彼は公衆電話で電話をして働きたい意欲はあると思うんです。ただ、まあ、企業側がそれを受け入れる受け皿がないというか。もうちょっと、その企業のトップの方もチャンスぐらいは与える度量みたいなものっていうのはあってもいいんじゃないか。一方、彼の方も、ちょっとアピールが下手なような気がするんですよね。もうちょっと、チャンスを下さいとか、一時間だけでも一生懸命というような言葉にして。もしかしたら、編集でカットされているのかも分からないけど。こういう若者がどんどん増えちゃうと、大げさかも分かりませんけど、やっぱり雇用問題が社会問題化していって、犯罪とか病気が蔓延したりとか、本当に暴動のようなものも起きてしまうことも危惧しないといけないなと。国がなんとか国益のことも考えて、動かないといけないな、と思いますけどね。

村尾:安倍さんも、再チャレンジ、支援すると言ってましたけどね。実は国もですね、5年前に、この働く意欲のあるホームレスの人達の為に、自立支援保護法を作ったんですよね。そして、今、全国には自立支援センターというのがあります。

このセンターでは、
・泊まる所や食事が受けられます。
・住民票も交付されます。
・就労訓練
・求職活動も支援する
という事なんですが、実は、厚生労働省の調査によると、この利用者は調査対象のホームレス全体の9%なんですね。で、この結果を見ると、もう少しこの自立支援センターの存在自体を政府が周知徹底する、あるいは、利用者のニーズとこのセンターが提供しているサービスに何かミスマッチがあるのではないか。そこらへん、なにが原因なのか、これをやっぱり徹底的に解明する必要があると思いますけどね。

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誇張するわけではないが、これが日本の実態である。日本が今、物凄い勢いで進んでいる方向は、太平洋を遙か先に渡った自由の女神が微笑むアメリカ、という国。超格差社会が恒常化し、愛国法のもと人々は戒厳令下で身動きが出来ない様相を呈している”自由の国アメリカ”を、日本国の司令塔は盲目に追従する。まるで、彼らは、「国家自殺」を目論(もくろ)み、破綻、破滅を自ら望む倒錯者のようだ。その破綻・破滅計画、いわゆる小泉改革に、諸手を挙げて賛同してきた我々国民のツケが、「路上生活者蔓延化社会」という形で表れている。反省しきり、である。

「働き盛りの若者が、こうした路上生活を続けなければならない理由は、なんなのでしょうか。」

明確に回答してみよう。テレビマンの視点からでは絶対見えない視点、あるいは言えない視点で。

経済至上主義、金融資本主義、市場原理主義を礼賛し、必要な規制まで徹底的に緩和し、終わりのない激烈な競争社会を生み出したが為に、彼ら若者は、職にあぶれることになった、というのは、どうだろうか?

経済至上主義や金融資本主義とは、要は「カネ」社会である。拝金主義という腐った言葉で言われるように、世の中は、カネで動くという傲慢な連中が、カネで全てが動いてしまうように、作為的に作り替えてしまった邪悪な世界が、ソレである。今の現代人は、完璧に洗脳(マインドコントロール)されているので、「お金が大切で何が悪い!」と、不機嫌に反論するであろうが、1億円あろうが、1兆円あろうが、億万長者になろうが、決して心の平安は訪れないし、幸せにもなれない。しかし、カネで愚民をコントロールしたい連中からすれば、「カネ持ちになれば幸せになれる」、という虚偽の神話が常識化すればするほど都合が良い。催眠術にかかった愚民ほど操りやすいモノはない、という事を、我々一般国民はそろそろ認識せねばならない。

飯田さんのように、住み込みスタイルで仕事をする人にとって、現代の雇用不安定状態では、かなり致命的なスタイルであって、ネットカフェ難民あるいは路上生活者に陥ってしまう可能性が物凄く大である。敢えて、リスキーな生活を堪能している、という悠長な社会ではなくなって来ている手前、失業イコール死活問題なのだ。

飯田さんが前職を辞めた理由が、いじめや財布が盗まれること、を挙げていたが、今の日本社会は、学生時代、社会人時代、どこまでいっても、いじめる輩が存在するという意味で、真の弱肉強食社会に成り下がっていると言える。己の快楽の為にいじめる、暇潰しにいじめる、気に入らないからいじめる、抵抗しないからいじめる、おもしろそうだからいじめる、等々、獣以下の鬼の心を持った人間がこの日本に跋扈している。(とてもつき合いきれねぇ・・・)

身分証とは何か。運転免許証、健康保険証、パスポートなどであるが、就職する上において、身分証がないとはねられてしまうという理不尽な現実がある。健康保険証ってやつは、当然、健康保険料を払っていないと確保できない代物だ。余談だが、健康保険証を巻き上げられると、代わりに「資格証明書」という保険料未納者のレッテル化を意味する証明書が丁寧に送られてくるらしい。この資格証明書では、当然、医療費は10割負担だから、「弱い奴は徹底的に、くたばれ」、と国が罵声を浴びせているのと同等という事になる。

住むところがない、仕事がない、健康保険証もない、そして貯蓄がない、のないないづくしの路上生活者がいる中で、国は社会補償費の為に、つい先頃までは消費税率引き上げを真顔で考えていたのである。累進課税に対して議論を交わしていたのなら、まだしも、逆進性のある消費税に対して議論していたわけで、低所得者層を死に追いやることしか考えていない非情な面々、政治家、経団連、官僚。君たち殺人頭脳集団には、国の運営を任せておけない。はっきり、お・こ・と・わ・り、する!

奇しくも、今年の7月10日に、北九州で孤独死した52歳の男性は、「おにぎり食べたい」という窮状を訴える日記を残していたが、飯田さんも記者の問いかけに、「ご飯が食べたいですね」と力無く答えている。この国はいつのまにか、貧困という言葉を通り越して、「飢え」の時代に入っている。食えるのか、食えないのか、という生きていく上で最低確保されなければならない、最低ラインが、今ぐんぐん上昇中である。

「第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」

憲法第25条において、最低限度の生活を営む権利を保障しているが、国は、この条文を真っ向から否定し、踏みにじっている。自衛隊の派遣で違憲云々も当然大切であるが、人々の生活保障について違憲であることを国は真摯に認めるべきだ。

反貧困ネットワークの湯浅誠事務局長は、自身が路上生活者体験者であり、その窮状・心情を代弁している。ぐっすり眠れる場所、期待をかけてくれる人の存在がなければ人は頑張りたくても頑張れないって、ごくごく当たり前であるが、この国には、この当たり前がかき消されようとしている。湯浅氏が所属している「自立生活サポートセンター・もやい」http://www.moyai.net/ に一度お邪魔した事があるが、このエントリーを読んでいる方の中で、生活に困窮している、生活保護を受けたい、という方は、この特定非営利法人に相談して欲しい。

「自分が蒔いた種だから、何とかしないといけないな、というのはある」

斯様に、飯田さんは述べているが、これは自業自得というものを認識している謙虚な言葉である。以前から私は述べているが、人というものは、「反省心」がなければならない、「反省心」があって初めて人間になれる、「反省」が人の成長の最大の機会である、なのだが、飯田さんは体験を通して、感じるものがあるのだろう。

コメンテーターの長嶋一茂氏は、雇用問題が社会問題化していく、という事に関して、おおげさかもしれない、と前置きをしてみせたが、今まさに社会問題化しているし、路上抗議運動さえ起きている。氏の述べるように、犯罪の多発化、病気の蔓延化、暴動が起きる風潮というのは、全く極論とは言えず、まさに今の時代を象徴するかのような言葉であり、さらに悪化するとさえ言える。

国というか、厚生労働省というか、貧困層を完璧に排他するように動いているようにしか見えない。彼らに、伴侶、子供、親戚がいるようには思えず、同じ人間をこうも残酷にも切り捨てる政策を打ち上げられる感覚が、アンビリーバブルである。国の目標は、冒頭にも述べたように、米国化である。超格差社会を構築し、富裕層と奴隷層の二層構造を常態化するのが目標だ。自分達が富裕層に入れるか、奴隷層に甘んじるか、の下卑た問題ではなく、いかに、不条理な格差社会をなくし、生活に余裕を持てる安心社会に導くのか、ここに我々国民は智恵を絞らなければならない。

※「灰色のベンチから」をぜひ読んで下さい。社会の裏側、日本の実態が分かります。

灰色のベンチから
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/

灰色のベンチ メルマガ版
http://www.mag2.com/m/0000243699.html

http://blog.livedoor.jp/passionmaster/archives/50177467.html

日本テレビにしてはまともな特集ですが、やはり肝心な所は触れていません。この現状はまぎれもなく「構造改革」の「成果」であるという事に。

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