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外国人「顔写真・指紋採取」は日 米共通システムだ = 保坂展人のどこどこ日記
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/461.html
投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 11 月 21 日 07:16:39: mY9T/8MdR98ug
 

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/7c90d0e14170d38f86cd78d51937c7f0

ニュース / 2007年11月19日

明日の朝、6時台に関空に到着する便から、外国人の顔写真・指紋の採取が行われる。改正入管法の施行によって、日本に入国する16歳以上の外国人の入国審査時に「顔写真撮影・指紋採取」が行われることになった。これまで、入国時に「生体情報」(バイオメトリクス)の提供を義務付けている国は、米国以外にない。昨年の衆議院法務委員会における法案審議にあたって、次の点を問題にした。米国の「US−VISIT」を運営するアクセンチュア社が日本版「US−VISIT」の装置開発・ソフト開発・実証実験などを「10万円」で受注しており、「低価格入札調査の概要」(法務省大臣官房会計課)として、公表されていた。今日、守屋問題で防衛利権の構造的な問題が浮き彫りにされつつあるが、「対テロ・危機管理利権」というのも歴然と存在する。今晩、明日に向けて質問主意書を準備している。今日は、昨年に波紋を呼んだ以下の記事を再録することにする。

US-VISITとJAPAN-VISITを結ぶ入管生体情報

『保坂展人のどこどこ日記』 / 2006年04月22日

昨日の昼過ぎ、私たちの強い抗議にもかかわらず共謀罪の「法案趣旨説明・与党側修正案説明」を強行した与党側。昨日から、今日にかけてのニュースの扱いも、注意深い人たちが気づくぐらいのようなもので、巨大与党下の国会で何が起きているのか総力で発信していくことにしたい。実は、昨日の法務委員会で以前から温めていた質問をした。それは、法案の理念や哲学でなく、物品の購入と契約に関わる問題で、入管法改正にともなって見えてきたレガシーシステム(閉鎖系の旧式)の改革と指紋・顔写真情報を取り込んだ新システムの導入をめぐる経緯についてである。

「低入札価格調査の概要」(法務省大臣官房会計課入札室)の文書がある。ネット上でこれを見た時に、一瞬目をこすった。そこには、この入管法審議で問題にした指紋情報・顔写真データなどの生体情報の「認証装置及び自動化ゲート」のソフトウェア開発と実験の業務を、わずか10万円(運営業務費用9万円・成果物作成費用1万円)でバミューダに本社を置くアクセンチュア株式会社が落札(平成17年9月12日)している事実が記されていた。あまりに低額なので、法務省大臣官房会計課入札室がヒアリングした記録が公表されている。よく読んでみよう。

「本件実証実験・試行運用の運営に当たって,契約業者は,

@海外機関での生体情報認証技術を利用したシステムの設計,開発,プロジェクト管理を行った際の成果及びノウハウを活用し,必要最小限のカスタマイズで作業を履行することが可能なこと,

A入国管理局の刷新可能性調査,最適化計画策定で蓄積した成果及びノウハウにより効率的に作業を実施することが可能なこと,

Bアクセンチュア(株)は,会社全体の方針として,国土安全保障領域に力を入れているが,入国管理局向けのカスタマイズにより,成果及びノウハウの蓄積を行い,潜在顧客を開拓するための実行能力を強化することが可能であるので,経営戦略の一環として,入札価格により作業を行うことなどから,当該価格で履行可能と判断したため」とある。

この業務の海外での実績があると言ったら、どこなのか。昨日、入管局長に訊ねた。「アクセンチュアは、アメリカでUS-VISITを手がけておりまして」という答弁だった。日本が2番目に導入するわけだから、アメリカしか該当国はない。ところで、なぜ10万円なんだろう。いくら経験があるとは言っても、年間750万人の外国人の指紋・顔写真の採取とイミグレ版ETCのような「自動化ゲート」の実験となれば、どう考えても10万円はないだろう。その謎を解くヒントが次に記載されていた。

当該契約期間中における他の契約請負状況 「出入国管理業務」及び「外国人登録証明書調整業務」の業務・システムの最適化計画策定(法務省入国管理局)

調べてみると、同社は現在、日立製作所が閉鎖系のレガシーシステムで構築してきた出入国管理局システムの「刷新可能性調査」(平成16年・5880万円)を受注して、平成17年1月に「出入国管理システム刷新可能性調査報告書」を発表している。さらに、アクセンチュア社は、同調査を土台にした「最適化計画」を(平成17年6月・9492万円)で受注している。「最適化計画の仕様書」には、「入国管理局出入国管理情報管理室ならびに、IC旅券など認証システム試行運用及び自動化ゲートシステム実証実験(仮称)の受託業者に対して、適宜助言を行う」と書かれている。この9492万円の契約を結んだアクセンチュア社が、3カ月後にたった10万円でこの業務に自分で名乗りをあげた。助言どころか、自社を指名したことになる。

さらに、アクセンチュア社は「 次期登記情報システム開発に係るプロジェクト統合管理支援業務(法務省民事局)」 「検察総合情報管理システムのシステムテスト,導入等作業(法務省刑事局)」も請け負っているということもわかった。バミューダに本社置くアクセンチュア社は、私たちが知らないうちに、法務省関係だけでも、「登記」「検察」「入管」のデータベースに深く関与し始めている。

私たちは「管理社会」「監視社会」を問題にしているが、いわゆる「管理主義者・監視論者が「理念」や「哲学」のもとに、9・11テロ事件以後の日本社会の「アメリカ化」を進めているわけではないということだ。むしろ、アメリカ政府と100億ドル(約1兆1千億円)という巨大な規模で契約をした大手コンサルタント会社が、レールを敷いてスケッチを書いて、後は日本の役所が法案をつくるだけということになってはいないだろうか。

アメリカ大使館のホームページを覗いてみる。

『ファクトシート・情報化時代における国境の安全と門戸開放』(2006年1月17日)という文書に、「米国の精度とデータが改善されるに従い、国務省と国土安全保障省はこれらのイニシアティブを世界に拡大していかなければならない。警戒リスト・生体識別情報・紛失や盗難されたパスポートの情報等の総合的な情報交換を他国と行うための外交努力を続けると共に、これらの情報を有効利用するための能力を高める。この外交努力の中心的課題のひとつは、データの収集・共有方法におけるプライバシー保護のための共通したアプローチを開発することである」とある。

なるほど、目から鱗だ。日本が、第1号の実施国となるためには、US-VISITと対になったJAPAN-VISITなければならないし、アクセンチュア社が唯一無二の選択肢ということになる。

詳しい内容は衆議院会議録で(2006年4月21日・法務委員会)
 

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