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白川勝彦:不幸な3分の2の議席 = 永田町徒然草
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投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 12 月 03 日 12:17:46: mY9T/8MdR98ug
 

永田町徒然草 No.632

前に書いたようにこれだけコンピュータというかパソコンが普及したといわれているが、私のサイトへのアクセスは土日は平日よりもかなり少ない。現に私も必要なモバイルのパソコンを買っていない。それはお金といろいろと煩わしいことがあるからである。だから今日会社で3日ぶりにこのサイトを見る人には、“大原則”の変更は初めてのニュース(?)かもしれない。そういうことですから、ご理解の程よろしくお願いします。

守屋前防衛事務次官の逮捕により、防衛利権の実態が徐々に明らかになりつつある。防衛事務次官が逮捕されるということは実に大変なことなのであるが、福田内閣の面々はどこか能天気である。防衛省のトップが収賄罪で逮捕されるということは、それだけでも内閣が吹っ飛ぶことがあってもおかしくないのである。守屋容疑者を防衛事務次官に任命した防衛庁長官は、石破現防衛大臣だった。石破氏には、よくいわれるところの“任命責任”がある。それなのに本人にはその自覚がまったくないようである。

昨日NHKの『日曜討論』に、石破防衛大臣が出席していた。笑ちゃったのは「私はもちろん、防衛庁の誰も守屋氏があんなにゴルフをしていることを知らなかった」という発言だった。政治とは、人間事(にんげんごと)を行う仕事である。石破防衛大臣は、このことを知らないようである。だから私は三白眼の大臣といっているのである。この能天気な欠陥大臣に新テロ特措法案の答弁をさせているのだから、福田首相はやはりどうしようもない総理大臣である。自民党や公明党の中にこのことの異常さを感じる人はいないようである。だからもうダメなのである。

守屋事務次官が接待漬けになっていたということは、他の防衛省の幹部らが接待漬けなどで業者と癒着していたのではないかという疑いをもたれても仕方がない。山田洋行が防衛省と癒着していたことは、他の業者も防衛省と癒着していたのではなかという疑いをもたれても仕方がない。業者がアメリカの企業と特別の関係にあることは当然である。そのアメリカの防衛企業は、アメリカ政府・ペンタゴンと癒着している。よくいうように“一事が万事”なのである。今回の事件は、そういう構造を露呈したに過ぎないのである。額賀氏もそういう構造の中で行動してきた人物である。それが“額賀プロブレム”なのである。宴席に出席したかどうかということが問題ではないのである。

日一日と臨時国会の会期が迫っている。自公“合体”政権は、会期を再延長して化け物のような3分の2の議席で新テロ特措法案の再可決しようとしている。3分の2の議席をもっていることが、自公“合体”政権には不幸なのである。そんなものがあるだけに現在の政治状況に正しく対処することができないのである。それは過剰な防衛力や特殊な兵器が戦争を惹起することと似ている。アメリカのアフガン戦争もイラク戦争もそんなことがひとつの原因ではなかったのだろうか。あのピンポイント作戦である。その結果、アメリカはどうなったか。決して幸せにならなかった。化け物のような3分の2の議席は、自民党や公明党に幸せを齎(もたら)すだろうか。おって知るべしではないのか。

それでは、また。


 

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