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<4>悩めるハイテク部隊【新防人考 変ぼうする自衛隊】第五部 国防と海外活動のはざまで(東京新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo45/msg/514.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 12 月 23 日 13:21:36: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/sakimori/news/071223.html

【新防人考 変ぼうする自衛隊】
第五部 国防と海外活動のはざまで <4>悩めるハイテク部隊
2007年12月23日

 パソコン画面の地図に不規則に〇印が並ぶ。

 「目標は一つだ」「いや戦車は、複数いるはずだ」

 地図の横には、画面上で日記を公開するブログのような「書き込み」がある。次々に並ぶ言葉。パソコンを操作しているのは迷彩服の男たち。教室でも事務所でもない。北海道の上富良野演習場の中なのだ。

 陸上自衛隊の頭脳である「研究本部」(東京都練馬区)は三月から、戦闘をデジタル化する部隊実験を開始した。レーザー測距機、手投げ式無人偵察機などのハイテク兵器を活用して、発見した敵をパソコンや携帯情報端末(PDA)に映し出す。

 情報は、九千人の部下を持つ師団長から部下九人の班長まで、無線の構内情報通信網(LAN)を介して瞬時に共有される。十月の部隊演習。肉眼と無線機を使う従来の部隊との比較で、ハイテク部隊は圧勝した。

 「これまで普通科(歩兵)は敵に見つからないよう移動すること自体が目的化していた。ハイテク化によって、敵を発見し攻撃するという本来の目的に戻ることができる」と研究本部長の山口昇陸将(56)はいう。

 モデル師団に選ばれたのは旭川市の第二師団だ。「自衛隊初の戦地派遣」となったイラク派遣の第一陣にも選ばれた。

 実は陸上自衛隊の過去と未来の姿が、第二師団に集約されている。

 旭川は「ロシアの脅威」に備えるため、明治政府が送り込んだ屯田兵によって開拓された。旧陸軍第七師団を中心に栄えたが、太平洋戦争下のアッツ島やガダルカナル島で所属部隊が玉砕。戦後、旭川駅から続く「師団通り」は「平和通り」に名前を変えた。

 陸上自衛隊第二師団は、旧第七師団が解体された後の旧練兵場にある。「ソ連の脅威」に備えるため、ソ連軍を音威子府(おといねっぷ)峠で迎撃する訓練が繰り返された。

 冷戦が終わり、状況は一変した。陸自は中国、北朝鮮への警戒を強め、「北方重視」から「南方重視」に重点を移した。ソ連の侵攻時、北海道に増派するはずだった本州中部以南の部隊は固定され、身軽になった第二師団は海外派遣や部隊実験に使われている。

 「戦車は今でも必要だろうか」。今年九月、就任したばかりの石破茂防衛相が陸自幹部に漏らした。米軍幹部も「極東に差し迫った脅威はない」と口をそろえる。侵攻対処に存在意義を求める陸自は強い逆風の中に置かれている。

 第二師団長の師岡英行陸将(55)は「隊員一人ひとりの位置を表示できる衛星利用測位システム(GPS)は、災害派遣にも極めて有効」というが、陸自全体をハイテク化するには膨大な費用がかかる。

 山口陸将は「カネだけでなく隊員数も限られている。思い切ったスクラップ・アンド・ビルド(組織改編)しかない」。

 冷戦当時、ソ連への抑止力とされた陸自は、強そうにみえる「張り子のトラ」であればよかった。隊員十六万人で師団は十三個。一方、米陸軍は五十万人もいるのに戦闘部隊は十個師団に抑え、多くの兵員を後方支援に回した。補給、輸送などの後方支援こそ、海外活動の柱だが、その足腰が陸自は弱い。海外活動が本格化するのに合わせて組織の見直し論が何度か浮上した。

 現状維持を求めるOBの圧力、自治体による駐屯地存続の要請、ポスト減少に伴う将官たちの不満。さまざまな事情がからみあい、改革は足踏みを続けている。


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