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http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/04/k20080104000101.html
弾道ミサイルを撃ち落とす初めての試験を終えた海上自衛隊のイージス艦が４日、アメリカから長崎県の佐世保基地に帰国し、配備に就きました。これによって日本に向かう弾道ミサイルを撃ち落とすミサイル防衛システムの運用が本格化することになります。
ミサイル防衛システムは、日本に向けて発射された弾道ミサイルを海上と陸上から迎撃ミサイルを発射して撃ち落とすもので、海上からのミサイルについては海上自衛隊のイージス艦「こんごう」が先月１８日にアメリカのハワイ沖で初めての発射試験を行い、標的のミサイルを撃ち落とすことに成功しました。「こんごう」は４日、長崎県の佐世保基地に帰国し、弾道ミサイルを迎撃する能力を備えたイージス艦が初めて配備されました。
防衛省は迎撃ミサイルを搭載したイージス艦を４隻に増やす計画で、すでに国内での配備が始まっている陸上から発射する迎撃ミサイルについても、ことし秋に初めての発射試験をアメリカで行う予定です。
今後、日本のミサイル防衛システムの運用が本格化することになりますが、アメリカなどほかの国に向けられたミサイルを撃ち落とすことについては憲法解釈上許されないとされる集団的自衛権の行使にあたる可能性があり、法律的な議論を進めることが課題になっています。
1月4日 16時47分
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