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さらに数社を捜索 塩ビ管カルテルで公取委【中日新聞】
2007年7月11日 夕刊
上下水道に使われる塩化ビニール管をめぐるカルテル疑惑で、公正取引委員会は十一日、独禁法違反（不当な取引制限）容疑でアロン化成（東京）、信越ポリマー（同）など数社を新たに強制調査（家宅捜索）した。調査は二日連続で、対象は計約十社となった。
ほかに強制調査を受けたのは前澤化成工業（同）、ヴァンテック（同）、日本プラスチック工業（愛知県小牧市）、ダイカポリマー（大阪市）。十日に調査対象となったクボタシーアイ、積水化学工業、三菱樹脂の大阪、中部地方の支店、支社も調査を受けた。
関係者によると、各社は二〇〇四年から数回にわたり、塩ビ管を値上げ。この際、値上げ幅や時期について協議していた疑いが持たれている。
公取委によるカルテルの刑事告発は、一九九九年のダクタイル鋳鉄管カルテルが最後。告発に至れば約八年ぶりとなる。
日本プラスチック工業総務課の話 東京支店（東京都中央区）に調査が入っているのは事実。全面的に協力するよう対応している。
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2007071102031581.html
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