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助け合いこそ未来の姿 読者からの反響(中日新聞)
http://www.asyura2.com/07/social5/msg/512.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 23 日 01:16:32: twUjz/PjYItws
 

(回答先: テント生活6年、65歳男性脱出 人情あれば立ち直れる(中日新聞) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 23 日 01:14:17)

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yui_no_kokoro/list/200804/CK2008042002005160.html

【結いの心】
助け合いこそ未来の姿 読者からの反響
2008年4月20日

 グローバリズムのひずみが生んだ都会の貧困に焦点を当て、連載してきた「結いの心」の第2部・市場原理と街。アパート入居時の連帯保証人や、居場所となるカフェ、地域住民の後押し…。東京都新宿区のNPO法人自立生活サポートセンター・もやいと、愛知県一宮市ののわみ相談所では、競争社会で傷ついた人たちが「つながり」を足場に立ち直ろうとしていた。都会が生んだ「貧困」と、置き去りにしてきた「絆(きずな)」について、読者と考えたい。

◆排除されぬ社会つくるのが一番
 「もやい」の活動方針の「誰もが排除されることなく、安心して暮らせる社会をつくっていく」という点こそが、行く場所がない人にとって、一番してほしいこと。「まあ、上がりなよ」といわれ、自分が1人の人間として闇から戻ってくるような感覚が、おそらく一番大切だと思う。(東京都杉並区、女性、23歳)

◆貧困は自己責任 そんな風潮ヘン
 貧困は自己責任、お金がないのは本人のせいだとする風潮って、おかしいと思う。頑張っても頑張っても、派遣とかで給料が安かったり、病気や年のせいで稼げなくて、ギリギリの生活をしている人はいっぱいいる。なのに「頑張ればそれだけ上に行ける。今の格差社会は正しい」って思っている人間が多い事実に、腹が立つ。すべての人間が、頑張れば頑張っただけうまくいくわけじゃない。現に、これだけワーキングプアとかが問題になってるのに、肝心の行政の意識がどうにもならないくらい低い。

 何年か前に、危険を冒してイラクへボランティアに行った人たちが拘束され、自己責任という言葉で世間が一斉にたたいた事件があったけど、私は今でもおかしいと思う。あの人たちは間違ってない。だけど、そう言えば私もたたかれそうで、ずっと言えなかった。今回起こってる格差社会でも、根は同じだと思う。(名古屋市港区、女性、32歳)

◆「もやい」の活動 信じられぬ思い
 2人の若者が路上生活者の支援に力を貸し、それがNPO法人となり活動してくれている。本当に信じられない思いがする。

 あらゆる貧しさは、人間関係の温かさがあれば、しのぐことはできる。過去の時代でも貧しさは乗り越えてきた。路上生活者らがもう一度自信を取り戻し、社会復帰できればと思うが、労働環境は厳しくなる一方。せめて給料だけでも人並みにしてもらえば、立ち直ることも可能なのに。

 日本はどんな社会を目指しているのか。どの政治家も明らかにしない。経済で世界1位、2位でなくても、人間らしく生活ができ、明日に希望が持てればと思う。(浜松市西区、塾経営男性、67歳)

◆他の人支えたら自分も救われる
 「交流のカフェ」を読んで、昔、大学で受講したメンタルヘルス論を思い出しました。

 人間は誰かの役に立つことで、喜びを感じて生きてゆける習性を持っています。今の世の中が、間違った方向に向いてしまっている気がしてなりません。

 自分だけの幸せを追求しても、満足は得られない、他の人々をサポートする充実感によって自分も救われる−学生時代に学んだことを思い出しながら、久しぶりに人間の本質を考えてみました。(愛知県春日井市、主婦、64歳)

◆多重債務者支援貸し付け 踏み倒しは0・3%以下
 私のおじは横浜でNGOを立ち上げ、日雇い労働者やホームレスの一時宿泊施設を運営しています。ホームレスの人と接していると、抜け出したくても抜け出せない、自治体の支援制度も知らない方が多いそうです。

 たった30万円でもあれば、立ち直らせることができると考えたおじは、岩手県で生活協同組合を作り、多重債務者にお金を貸す事業を立ち上げました。踏み倒された比率は0.3%以下だそうです。

 私は金融機関に勤めていますが、多重債務者にお金を貸し付けるなんて考えられませんでした。それは、多重債務者やホームレスは堕落した人という図式が、業界全体にあるからだと思います。

 この地方でも、こういった団体ができれば、もっと立ち直る人が増えるのではと思います。(愛知県一宮市、金融職員男性、35歳)

◆「頑張り足りぬ」 責めると逆効果
 「新たな一歩」で気になったのが、元プログラマーの男性が行き詰まって実家に戻ったとき、「独立した者がなぜ戻ってきた」と父親から叱責(しっせき)され、家を出たという個所。私にも覚えがありますが、本人がいくら頑張ってても、どうにもならないこともある。それを、頑張りが足りないと責めるのは、逆効果だと思う。

 周りを見渡しても、今の社会はほんとギスギスしてて、優しさがない。家族を養うサラリーマンにしても、残業、残業の過酷労働で、死ぬまで働かされる時代。連載を読んで、ただ責めるだけの社会は間違っているっていうことを、多くの人に気付いてもらいたいと思いました。(名古屋市、女性、30代)

◆心がつながれば暮らせるんだよ
 日常生活には過激な情報が氾濫(はんらん)していますが、「人と人をつなぐことが大切なんだよ」というメッセージを受け取ることは、めったにありません。

 「結いの心」は、たくさんお金が無くても、人生に失敗して貧しくなっても、心がつながれば暮らせるんだよというメッセージを読む者に与えてくれます。これこそ「勝ち組、負け組」の言葉の氾濫の中、大きな声を出せなくなった弱者の視点に立った、温かい世直し提言だと思います。

 私は「経済の成長なくして社会の発展なし」という意味が、良く分かりません。現在の経済力をうまく活用すれば、多くの人が幸せになれるはずだという単純な発想を持っています。(愛知県田原市、主婦、58歳)

◆今の日本社会は「弱きをくじく」
 今の日本社会は「強きを助け、弱きをくじく」社会です。世の中には大病を患い、働こうにも働けずに収入の道を閉ざされ、病院代を払えずに病棟からも追い出されて、途方に暮れている人々がたくさんいます。

 企業は競争のグローバル化に対応するために人件費削減を余儀なくされ、いつでも打ち切りが容易な低賃金の非正規雇用者を増やしています。働けど働けど収入の少ない「ワーキングプア」が増え、フリーターやニートを出し続けています。

 日本が今、やらなければならないことは、他国に負けじと「国際競争力」を高めることに躍起になることではなく、強い者が弱い者を助けること。共に助け合って生きていく社会こそが、安心して生活できる社会であり、日本が目指すべき未来の姿なのだと思います。(三重県四日市市、障害者男性、53歳)


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