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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(10日)首相訪中の最初の仕事は乳搾り？
★(11日)史上初のアラブ人閣僚が誕生へ
★(12日)リクードの人気がかなり回復
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2007年1月10日（水）
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＊オルマート首相に対して汚職の疑いで警察が刑事捜査へ。国有レウミ
銀行の株売却で実業家に便宜を図った容疑、賄賂代わりに自宅を格安
価格で購入した容疑など３件の疑惑がある。(P,Y,H,7)
＊オルマート首相が中国を訪問。イスラエルの協力で作られた牧場を視
察し、首相自ら乳搾りを行った。首脳会談は今日から。(H,P,Y)
＊米国がイラン国有のセパー銀行との取引を禁止し、米国内にある資産
を凍結。イランの核開発を資金面から阻止するのが狙い。(P,Y)
＊初めてＰＬＯとイスラエルが交渉の席についたマドリード平和会議か
ら１５年を記念し、マドリードに関係組織の代表が集まり、３日間の
会議。イスラエルと自治政府の代表も参加している。(P,Y)
＊労働党員に対する支持率調査で、バラク元首相が３０％の支持を集め
トップに。ペレツ現党首はわずか１２％で４位に終わった。(P)
＊キリスト教との関係改善を目指す国会議員団が、設立３周年の記念集
会。イスラエル政府とキリスト教福音派の関係は改善しているが、米
国のユダヤ人団体とキリスト教の関係は逆に悪化している。(P,Y)
＊エルサレム南東のハル・ホマ地区に１０００戸の住宅建設を市役所が
計画中。この地区はアラブ人と所有権をめぐり争いがある。(Y,P)
＊アラブ人のテロリストが釈放されるなら、アラブ人に対するテロで服
役中のユダヤ人も釈放すべきだと、シャスの議員が提言。(H)
＊ハイファ大学の調査によれば、アラブ人は汚いと思うユダヤ人学生は
７５％、ユダヤ人は汚いと思うアラブ人学生は５７％。(Y,I)
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2007年1月11日（木）
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＊ペレツ労働党首が、文化相にアラブ系のマジャドル氏を指名。アラブ
人の閣僚が誕生するのは史上初となる。(P,Y,H,I)
＊ブッシュ大統領がイラクの治安改善のため米軍を増派する計画を発表。
米国内では大きな反対論が起こっている。(Y,H)
＊オルマート首相は中国の温家宝首相と会談。中国は、イランの核開発
には懸念を表明したが、制裁には消極的だった。(Y,H.I)
＊国防軍の高官が、今年は北部地域を中心に戦闘が激化するとの予測を
国会の外交防衛委員会で発表。(H,P,Y.I)
＊ハマスのダマスカス本部指導者のマシャールが「イスラエルが存在す
る現状は認める」と発言。しかし、ハマス関係者は「単に現状を認め
ただけ。イスラエルとの共存はありえない」と釈明した。(Y,H)
＊人権団体マクソム・ウォッチがベングリオン空港での差別的なセキュ
リティー検査を監視する活動を拡大へ。アラブ人だと判明すると厳し
い検査が行われるため、人種差別だとの批判が強い。(P,Y,H)
＊ヘブロンのユダヤ人入植地内にあるパレスチナ人の家が「ユダヤ人に
よる危害を防ぐため」にフェンスで囲われ、入植者から嫌がらせを受
けていることが判明。ペレツ国防相は調査を命じた。(Y,H)
＊イスラエルで服役中のファタハ指導者バルグティが、パレスチナの内
戦回避を求めて、ハンガーストライキを始めると宣言。(Y)
＊ガザで拉致された兵士の父ノアム・シャリト氏が、拉致したＰＲＣの
広報担当とラジオ番組で会話。父は息子の身代わりに拘束されても良
いと語った。ＰＲＣによると兵士は元気だという。(Y)
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2007年1月12日（金）
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＊オルマート首相が中国で胡錦濤国家主席と会談。議題は両国間の貿易
と、イランの核開発問題が中心となった。(H,Y)
＊夏にまた北部で戦争が起こるとの予想をペレツ国防相が否定。戦争の
兆候は現在のところ無いとしつつも、国防軍は万一の戦争に備えて応
戦態勢を整備していると語った。(P,Y)
＊ペレツ氏がアラブ系の文化相を指名したことに、右派閣僚のリーバー
マン氏が反発。ペレツ氏は国防相を辞任すべきだと語った。(Y,H)
＊レバノンに駐留する国連軍のペリグリーニ司令官が退任へ。フランス
軍から派遣された同氏は一貫して親ヒズボラだったため、国防軍は退
任を歓迎している。後任はイタリアの軍人になる見込み。(P)
＊ラマラで行われたファタハの創立４２周年集会で、アッバス議長が「
銃は占領者に向けよ」と語り、パレスチナの内戦回避を呼びかけ。(P)
＊国防軍の無人偵察機を撃墜したとハマスが発表。しかし、国防軍は機
器故障による墜落と見ている。(Y)
＊最新の世論調査でカディマの人気が低迷していることが判明。現時点
で総選挙を行うと、国会の１２０議席中カディマはわずか１２議席。
しかし、リクードは２９議席を獲得する見込み。(H)
＊シャロン元首相は米国のアラブ民主化政策を危険視していたと元側近。
「荷車はウマの後ろにつけるもの」として、治安の確保が民主主義の
導入に先行すべきだと何度も語っていたという。(P)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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