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□米警備会社のヘリが撃墜され５人死亡 バグダッドでも武力衝突やテロ続く [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/2997025/
米警備会社のヘリが撃墜され５人死亡 バグダッドでも武力衝突やテロ続く
【アルジャジーラ特約２３日】米警備会社所属のヘリコプターが２３日、バグダッド中心部で墜落、匿名の米当局者によると、搭乗していた５人全員が死亡した。
イラク当局者も匿名で、ＰＫＣ自動火器を持った１人の銃撃者が同日午後、人口稠（ちゅう）密なバグダッドのファディル地区でヘリコプターを撃ち落としたと述べた。同当局者は、ヘリコプターには米国人の民間人が乗っていたと米当局者が語ったと述べた。別の米当局者は、やはり匿名で、米国人５人が死亡したと述べた。
イラクの１紙は、このヘリ墜落事故は、イラク治安要員がアル＝マスラフ・モスクの司祭者を逮捕しようとして激しい戦闘が起きている最中に起きたと報じた。
これとは別に、米軍の攻撃用ヘリ、ブラックホーク１機が１９日、バグダッド北西で撃墜され、兵員１２人が死亡した。米国防総省報道官によると、残がいの中から地対空ミサイルによる撃墜と見られる証拠が見つかった。バグダッドの米軍当局者は墜落の原因について確認せず、調査が続行中と述べた。
アルジャジーラが入手した声明によると、イラクのイスラム主義武装集団の１つがヘリ攻撃について犯行を認めた。
ラマディでは、武装集団と米軍部隊の間で戦闘があり、民間人１０人が負傷した。米軍声明によると、米軍は同市内３カ所の戦闘で、反政府分子９人を殺害、９人を負傷させたという。
ハディザでは、住民が９人の遺体を発見した一方、ビジではイラク兵士５人が爆弾の爆発で死亡した。
バクバ南方のアル＝タヒル地区では、米パトロール部隊が爆発物によって攻撃され、米軍車両１台が破壊されて、米兵１人が死亡した。米軍は現場一帯を封鎖して、攻撃者を捜索したが、発見できなかった。
南部バスラでは、英軍兵士５人が負傷した。５人は車両事故、２人はロケット砲による攻撃というのが英軍の発表である。
２３日には、バグダッドのスンニ派居住地域として危険視されているアザミヤ地区で、シーア派に属するエコノミストのディヤ・アル＝メコター大学教授が武装分子に射殺された。同氏はアル＝ムスタンシリヤ大学で経済学を教えていたが、頭や胸を撃たれて死亡した。
メコター教授は、警察や大学学長の話によると、貧しい人々が小商いを始めるための融資保証活動に従事して知られた人物だった。
マハディ・アル＝ハーフェズ元計画相はこの暗殺事件を非難して、「有識かつ高名なエコノミストに対する醜悪な犯罪であり心痛む出来事」と呼んだ。（翻訳・ベリタ通信＝日比野 孟）
2007年01月25日21時55分
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