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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(14日)イスラエルでもバレンタインデーが定着
★(15日)参謀長がハルツ氏からアシュケナジ氏へ
★(16日)自治政府の新連立政権の組閣がスタート
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2007年2月14日（水）
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＊シリアの組織が１９９７年に行方不明になったイスラエル兵士を捕虜
にしていると発表。ドルーズ人の釈放と引き換えに問題の兵士を釈放
するとしているが、情報の真偽のほどはわかっていない。(H,I,7)
＊オルマート首相が今日、トルコを訪問。パレスチナの新政権について
意見を交換するのが目的となる。(P)
＊国防軍のハルツ参謀長が国会の外交防衛委員会で最後の挨拶。今日は
アシュケナジ新参謀長への引継ぎが行われる。(P,H,I)
＊来週に予定されているアッバス議長、オルマート首相、ライス国務長
官の三者会談に向け強硬論。ハマスに妥協したアッバス議長はたとえ
合意しても何も実行できないとの見方が強まっている。(P,H)
＊ハマスと戦うことを拒否した治安部隊のメンバーを自治政府が解任。
一方、ハマスの治安部隊は解体を拒否する態度を明確にしているため、
内戦状態の再燃は時間の問題だとの見方が強まっている。(P)
＊西壁付近の工事に先立つ発掘調査で８世紀のウマヤド王朝時代、ビザ
ンチン時代、第二神殿時代の遺跡が重なって発見された。当初計画通
りに地中深くに基礎を打ち込む工法は不可能か。(P,7)
＊ドイツのドレスデンで１０００人規模のネオナチの集会。一方、ネオ
ナチに反対するデモには４０００人が集まった。(H)
＊今日から国会で大統領弾劾裁判に向けた議論が開始。大統領の弾劾裁
判についての国会議論はイスラエル史上初めて。(I,7)
＊バレンタインデーがイスラエルでも定着。主に男性が女性に花や化粧
品をプレゼントする。週の売上が１５％増加するという。(I)
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2007年2月15日（木）
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＊ハルツ氏からアシュケナジ氏へと国防軍の参謀長交替式典。オルマー
ト首相はヒズボラやパレスチナ武装勢力の脅威に言及し、近日中に再
び大規模な戦争が起こる可能性があると語った。(P,H)
＊ハマスがメッカ合意に関して新しい要求。問題は、閣僚人事とハマス
が作った治安部隊の扱い。一方、ファタハは副首相にダーラン氏を就
任させることを要求したため、ハマスは反発している。(P,H,I)
＊オルマート首相が来週の予定だった内閣改造を延期。来週の政治日程
が立て込んでいるとの理由だが、中道宗教政党のＵＴＪを政権に加え
るための時間稼ぎが本当の理由だとの見方も出ている。(P)
＊米国会が自治政府に対する８６００万ドルの経済援助を凍結。自治政
府の形が不透明な中、資金の使途が分からないため。(H)
＊西壁横の工事に反対して、エルサレムでは「イスラム運動」がさらに
大きなデモを計画中。警察は対策を強化している。(H,Y,I)
＊エチオピア移民者の団体が、公共部門での雇用増加を要求。高等教育
を修了した人の割合が増加する中、エチオピア系移民者は就職面で不
利な扱いを受けていると、同団体は説明している。(P)
＊レバノン駐留のフランス軍がヒズボラの攻撃を受ける危険が高まって
いるため、フランスがイランに使節を派遣し保護を要請。しかし、弱
腰の対応に対してフランス国内からも懸念の声が出ている。(H)
＊「血の中傷」は史実だとする本を書いたトアフ氏が、内容を修正する
考えを表明。初版は数日で完売し、現在は次の版を準備中だが、全て
の収益はＡＤＬ（反中傷連盟）に寄付すると同氏は語った。(H)
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2007年2月16日（金）
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＊自治政府のアッバス議長がハニエ首相に新政権の組閣を命じる書簡を
交付。文面には、ＰＬＯとイスラエルの過去の合意遵守などの条件が、
一応は記載されている。(P,H,Y)
＊米国が新自治政府の閣僚をボイコットする方針を自治政府に通告。新
連立政権は実質的にハマス主導となり、イスラエルとの平和共存を拒
否する政策を取る可能性が強まっているため。(H,P,Y)
＊オルマート首相がトルコを訪問し、エルドアン首相と会談。西壁横で
の工事をトルコ政府代表が視察することが決まった。(P,H,Y)
＊ライス国務長官は土曜夜にイスラエル入りし、リブニ外相と会談。月
曜には、アッバス議長、オルマート首相を含む３者会談に臨む。今回
の会談は、今後の交渉の進め方を協議する場となる見込み。(P,Y)
＊水曜日にイランでテロがあり、十数人が死亡。イラン政府の強い要求
で安保理はテロ非難声明を出した。米国大使は「安保理の権威を認め
るのは結構だが、それなら安保理決議は守るべきだ」と語った。(P)
＊南部の農場で度重なるベドウィンの侵入者を射殺した農場主が殺人罪
に問われたことを受け、地主に侵入者を射殺する権利を与える法律が
国会の一次朗読を通過。米国には同様の法がある。(Y)
＊ＥＵ関係者がホロコースト否定論への対策を協議。法律で規制する加
盟国と、表現の自由を重視する加盟国があるため。(H)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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