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□辞任表明したプロディ氏に続投を要請、イタリア政局 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200702240018.html
辞任表明したプロディ氏に続投を要請、イタリア政局
2007.02.24
Web posted at: 20:09 JST
- CNN/AP
ローマ――アフガニスタン駐留軍継続などの外交重要案件が上院で否決され、プロディ首相が辞任に踏み切ったイタリア政局で、ナポリターノ同国大統領は２４日、同首相に再組閣を命じた。事前の予想通りの決定で、大統領と会談後、プロディ氏は出来るだけ早い時期に国会で信任投票を求めると述べた。
プロディ氏は２１日に辞任を発表。大統領はこれを受け、２日間にわたって各政党幹部らと協議、政局打開のための意見を求めていた。
プロディ氏が率いていた中道左派政権に参加の各政党は大統領に同氏の続投を要請。同時に、政権に復帰した場合の政策方針１２項目に署名していた。
ＡＰ通信によると、１２項目には、アフガニスタンでの貢献の継続やトリノとフランス・リヨンを結ぶ高速鉄道の建設推進などが含まれている。また、新たな中道左派政権で意見の対立が浮上した場合、最終的な裁量権を首相に付与することも盛り込んでいるという。
プロディ氏はこの１２項目の合意について、「修正のための交渉の余地がない」決定としている。
ただ、プロディ氏が首相に再び就任しても国会での与野党勢力がきっ抗していることは変わらず、厳しい政局運営を迫られる状態は続く。プロディ氏はこのため、穏健派の上院議員の自陣営への取り込みに腐心している。
大統領がプロディ氏に再度の組閣を要請しない場合、中道左派政党の別の指導者を指名する可能性も浮上していた。
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