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国際司法裁判所のセルビアのジェノサイド関与についての判決 (露RTR)
http://www.asyura2.com/07/war89/msg/301.html
投稿者 妹之山商店街 日時 2007 年 2 月 28 日 01:04:58: 6nR1V99SGL7yY
 

Аванс Белграду
Advance payment to Belgrad
ベオグラードへの貸付
http://www.vesti.ru/video.html?vid=63340
(ビデオ映像 3分37秒)
http://www.vesti.ru/comments.html?id=56496

「1995年、セルビアがボスニアのイスラム系住民に対し、
ジェノサイドを行ったとして審議を行っていた国連国際司法裁判所は、
セルビアに対する責任を問わない判決を行いました。
国際司法裁判所は、セルビアの責任は問わないものの、
ジェノサイドは起こったとしています。
RTR のキセーロフ記者にこの裁判を巡るリポートを伝えてもらいます。

国際司法裁判所に95年、ボスニアで起きた住民殺害が、
ジェノサイドであったという証拠に提出されたビデオフィルムです。
当時、セルビア軍のムラジッチ将軍が住民の内の殆ど全ての男性を殺害し、
残された二万五千人の女性や子供達は連れ去られました。
このボスニアの悲劇はその後12年にわたり国際社会の捜査の対象となりました。
一方で、当時のユーゴスラビア再編、ミロシェビッチ氏も死去しました。

今回、司法裁判所は、ジェノサイドは起こったものの、
これに対しセルビアが責任を問われるものではないとの判決を下しました。
これにより、ボスニアに対する補償は実現されません。
しかし今回の裁判は、元々今は亡き国家を訴えることから始まっており、
当時から法的な根拠が疑問視されていました。
またセルビアに対するボスニアの同じような事件については、
こちらの方の被害を訴える声は上がっていません。

ボスニア議会のイオビチジッチ議員は、
『判決がどんなものでも、訴え自体が法に則っていない為、
セルビア人は受け容れません。
これはイスラムの裁判所であって、
セルビアやクロアチアの裁判所ではありません。
憲法上、我が国は三つの人種から成り立っています』

一方、当時のジェノサイドの生き残りの人々は、
今でも簡易住宅住まいです。
ベオグラード中心に残された空爆の跡もそのままです。
しかし戦争の責任の所在は曖昧です。

下院国際問題担当委員会のナローチニスカヤ副委員長です。
『クロアチア国内のセルビア人の村では、
15万人が故郷を追い出され、たくさんの人が亡くなりましたが、
これについては国際社会は口を閉ざしてきました。
私達は公平に判断しなければならないと思います』

ジェノサイドが国家的なものであったと判断するには、
軍への指示文書が必要ですが、
正式にはセルビア軍は92年にボスニアから撤退しており、
そのような文書は見つかっていません。

ボスニア紛争では実際に一体何が起きたのか、
現在でも多くのことが解明されていません。

現在セルビアへの国際社会の圧力は増すばかりで、
その一方で、コソボ・メトヒアの独立運動の機運は高まっています。
そんな背景でのこの判決のタイミングは、
偶然とは言えないものがあります。

ロシア科学アカデミー・スラブ問題研究所グシュコバ博士は、
『これは現在、コソボとメトヒアの独立問題が
審理されていることと関連があります。
これはセルビアが譲歩を行うように圧力を加えているのです』
と述べています。

今回の判決では補償問題は、ほんの申し訳に触れられた程度です。
セルビアは今後、コソボ問題委員会などの
別の法廷との協力を求められます。

一方、ジェノサイドを阻止できなかったオランダの
国連平和維持軍に対する責任の追及はありません。
この部隊は、ボスニアでの活躍に対し、
特別の勲章が与えられたばかりです。


そのセルビアの欧州安全保障協力機構(OSCE)の代表部の駐車場で爆発があり、
自家用車七台が破損、負傷者は出ていません。
先週は、国連代表部で同じような爆発があり、三台の車が壊れました。
しかし地元警察は捜査の結果、この爆発に関連性はなく、
爆発は付近にオフィスを構えたコソボのビジネスマンを狙ったものと
発表しています」

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