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□米政治評論家が大統領選候補者をゲイと批判、波紋呼ぶ [CNN]
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200703040013.html
米政治評論家が大統領選候補者をゲイと批判、波紋呼ぶ
2007.03.04
Web posted at: 18:00 JST
- CNN/AP
ワシントン──保守派の論客である米政治評論家アン・カルター氏が、２００８年米大統領選への出馬を表明しているジョン・エドワーズ元上院議員（民主党）をゲイと決めつける内容の発言をしたことで、与野党の有力政治家や同性愛者団体から非難の矛先を向けられている。
カルター氏は２日夜に当地で開かれた第３４回保守派政治行動会議年次総会で、大統領選出馬を表明している民主党員について語った中で、「『ファゴット』（同性愛者を指す隠語）ということばを使ったら、リハビリに行かなければならない。ある種の行き詰まりを感じるので、エドワーズ氏について話すことはできない」などと述べ、会場の喝采を浴びた。
エドワーズ氏は自身のウェブサイトで「非アメリカ的で弁解の余地がない」とカルター氏の発言を批判。「われわれは米国で平等のために戦い、多様性を受け入れてきた。（カルター氏の）悪意ある発言は、政治的討論やわれわれの社会では一般に受け入れられない」として、偏見に反対の声を上げることは道徳的責任だと指摘した。エドワーズ氏はそのうえで、「カルター氏対策費」として今週中に１０万ドルの募金を呼びかける映像をサイトに掲載した。
共和党から出馬宣言したジョン・マケイン上院議員は、カルター氏の発言は「非常に不適切」とコメント。エドワード・ケネディ上院議員（民主党）は声明を発表し、カルター氏に謝罪を求めるとともに、現場にいた総会出席者らがカルター氏の行動を非難するべきだと述べた。
名誉棄損に反対する米同性愛者団体の関係者は「下品で受け入れ難い」とカルター氏の発言を厳しく批判。現場の聴衆の喝采についても、「総会で奨励された差別的政策の根底に、同氏の醜い偏見があることの重要な暗示」との認識を示した。また、民主党全米委員会のハワード・ディーン委員長は共和党への書簡で、カルター氏の発言を非難するよう呼びかけた。
カルター氏は米紙ニューヨーク・タイムズに対し、発言が冗談だったと釈明。「ゲイがエドワーズ氏のようだなどと言って侮辱したことはない」としている。
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