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避難民が語る地獄からの逃避行 ダール・ジャマイルの中東速報 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/07/war91/msg/398.html
投稿者 white 日時 2007 年 4 月 18 日 22:58:40: QYBiAyr6jr5Ac
 

□避難民が語る地獄からの逃避行 ダール・ジャマイルの中東速報 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001596;jsessionid=4vqeqskod1

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2007/04/17 (火)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆避難民が語る地獄からの逃避行  ダール・ジャマイル

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☆★避難民が語る地獄からの逃避行
  Refugees Speak of Escape from Hell  
ダール・ジャマイルの中東速報 2007年4月11日付
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Dahr Jamail's MidEast Dispatches
http://www.dahrjamailiraq.com/

http://www.dahrjamailiraq.com/hard_news/archives/syria/000565.php#more

Inter Press Service
Dahr Jamail

 ダマスカス、4月11日発(IPS) ダマスカス(シリアの首都)周辺に散
在するイラクからの避難民たちが、やっとのことで脱出したイラクの地獄絵図を
次のように話した。

 34歳の電気技師サアド・フセインはIPSの取材に次のように語った。(ダ
ール・ジャマイルはインター・プレス・サービス特派員/訳注)

 「私は(イラク南部の)クート市でアメリカ人と一緒に働いていた。そこにあ
るイラク軍基地の建設工事でケロッグ、ブラウン&ルーツに雇われていたのだ。
ただしバグダッドに戻って玄関に差し込まれた殺害予告状を目にするまでのこと
で、私は避難するしかなかった」。

 フセインは3ヶ月前に後にしたバグダッドを「ゴースト・タウン」と形容し、
ほとんどの通りでは殺害を告知する黒色の横断幕を見かけたと話した。彼の話に
よると、バグダッドでは1日に1時間しか電気が通わず、就職口もない」。

 「私はイラク軍にいたとき大尉だったが、それが脅迫を受ける理由だろうと思
う」と彼は説明した。軍にいたときの同僚で死の脅迫状を受け取った者がどれだ
けいるかと尋ねると、彼は「全員だ」と答えた。イラク軍に戻るのは安全ではな
い、殺されるだけだろう、という。

 「殺人事件のほとんどはイラク人政治家とその民兵のせいだ」と彼はつけ加え
た。

 安全の保証も電気も水道、医療、そして失業も、全部がサダム・フセイン大統
領の統治下より悪くなった、と避難民たちは口をそろえる。

 バグダッドのハイ・ジハード地区に住んでいた41歳のアリ・ハッサンは、「
アメリカ軍はひじょうに多くの人々を拘束している」とIPSに語った。そして
、「私の兄弟は空き家になったスンニ派教徒の家の鍵を渡さなかったために、シ
ーア派民兵に殺された」と話した。

 ハッサンは3ヶ月前にバグダッドから逃れてきたシーア派教徒だが、「もう戻
ることはできない。ここで難民となっていても、マフディ軍が怖くて、まだ安全
だと思えない」とIPSに語った。マフディ軍とはシーア派聖職者サドルの民兵
である。

 3ヶ月前に家族を連れてバグダッドから避難してきた68歳のアブドル・アブ
ドッラーは、「民兵のせいで外出することさえ恐ろしく、多くのイラク人は家か
ら出ないでいる」とIPSに語った。

 アブドルによると、シーア派民兵は彼が住んでいた住宅地の外で避難民を待ち
かまえていたという。

 彼はさらに、「家のなかにジッとしていたが、それでも家から引きずり出され
る人もいた」と話した。「こうした暗殺チームはネグロポンテ(前・駐イラク米
国大使)の着任後に出現した。そしてイラク政府も確かにこれに加わっている。
政府は彼ら(=民兵)に頼っているのだから」。

 「自動車爆弾の近くにいて私はケガをしたが、娘が殺された」とバグダッド出
身の母親(46歳)エマン・アブドル・ラヒドがIPSに語った。昨年、自宅から避
難してきた。「バグダッドでは殺人があり殺人の脅迫があり、爆発も毎日発生す
る」。

 ラヒドはこんな状況にしたのはブッシュ政府の責任だと指摘した。

 「イラクが侵略されたのもアメリカが理由なのだから、アメリカ政府は私たち
避難民を援助してよいはずだ」とも彼女は言った。「人々がこの記事を読んで、
ブッシュに私たちを助けるよう伝えてほしい」。

 ダマスカス市内のヤルムーク難民キャンプにいるサリム・ハマドは、「イラク
では事態はどんどん悪くなる」とIPSに話した。

 「4年前に避難した人々と4日前に避難した人々とでは大きく違う」とハマド
は言う。「今では、イラクではすべて宗派主義に支配され、アメリカ軍もイラク
政府も、守ってくれる者は誰もいない」。

 米軍は先週、2月にバグダッド治安作戦が始まってから、3月にはバグダッド
における宗派主義の流血事件は26%減少した、と発表した。

 しかし米軍の広報担当ウィリアム・コールドウェル少将は、イラクの他地域で
は暴力事件(武力攻撃・紛争・爆発・誘拐・拷問など/訳者注)は減ってない、
とバグダッドにおける記者会見で語った。

 「大きな視野で国内を見わたすと、期待していた減り方とはほど遠い」。

 先週、イラク全体では600人以上が宗派主義の暴力で殺され、自動車爆弾は
バグダッドで吹き荒れている。


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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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