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http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/070512-221903.html
テロに対するダブルスタンダードと米政府を批判−キューバ
【サンパウロ１２日綾村悟】キューバ政府は、１１日付のキューバ政府機関紙「グランマ」を通じて、米テキサス州の裁判所が今月８日、元中央情報局（ＣＩＡ）工作員の亡命キューバ人、ルイス・ポサダ元被告（７９）に対する入国管理法違反などすべての訴追を却下した件を強く批判、「テロに関する国際法に違反している」などと米政府を強く批判する文書を公開した。
ポサダ元被告の訴追を却下したテキサス州の裁判所は、訴追を却下した理由として、「捜査過程での違法行為」があったと説明している。
キューバ政府は、米国がポサダ元被告を再拘束する意思を見せていないことから、米国の「対テロ戦争」がダブルスタンダードに陥っていると批判、テロ支援に関する国際法に違反している可能性もあると指摘している。
ルイス・ポサダ元被告は、７６人の犠牲者を出した１９７６年のキューバ旅客機爆破事件やキューバの首都ハバナでのホテル爆破事件（９７年）などの主犯として、ベネズエラ政府が米国政府に対して容疑者引き渡しを求めている。
ポサダ被告は、ベネズエラで逮捕、収監されていたが脱獄、２００５年に米国に渡っていたところを不法入国などの罪で拘束されていた。
ベネズエラ政府は再三にわたってポサダ被告の身柄引き渡しを米政府に要求しているが、「ベネズエラやキューバで正当な裁判が受けられる可能性が低い」などの理由で米政府はポサダ元被告の身柄引き渡しを拒否してきた経緯がある。
2007/5/12 22:19
- Re:「テロ」犯の訴追却下 米裁判所、キューバ反発 これは大変だ 2007/5/13 10:20:30
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