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ドレイミ族の指導者がアメリカに警告 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/07/war92/msg/181.html
投稿者 white 日時 2007 年 5 月 13 日 22:58:35: QYBiAyr6jr5Ac
 

□ドレイミ族の指導者がアメリカに警告 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001622;jsessionid=qim7sqpzn1

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2007/05/13 (日)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆ドレイミ族の指導者がアメリカに警告

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☆★ドレイミ族の指導者がアメリカに警告
McClatchy Newspapers 2007年5月11日
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http://www.realcities.com/mld/krwashington/17213164.htm

アンバル州は荒天のイラクにおける晴れ間
Anbar a bright spot in turbulent Iraq /By Leila Fadel

 バグダッド発−−アリ・ハタム・アリ・アル・スレイマンはバグダッドにある
事務所で背もたれの高い革張りのイスに座ってアンバル救済評議会の仕事を自慢
した。イラク最大の部族であるドレイミ族の指導者で構成されるこの評議会は、
イラクのアルカイダ勢力を聖域とされてきたアンバル州から排除した。

 4年間、アンバル州は過激勢力と米軍による戦場となってきた。ドレイミ族の
何の罪もない人々が殺され、そのほとんどはアルカイダによってだけでなく、米
軍によっても殺された。

 「われわれがやっている仕事は慈悲のない民兵およびアルカイダと戦うことだ
」と彼は言った。「彼らはわれわれの信仰を堕落させ、われわれの価値観を歪め
た。われわれはイラク人であって、スンニとかシーアといったものではない。わ
れわれは爆破するとか殺すなどと脅すことはない。われわれが望んでいるのは、
みずからの尊厳であり、生きることだ」。

 スンニ派教徒であるスレイマンとの2時間におよぶインタビューは、(占領の
)成果があがらぬまま年月を重ねた今、なぜ欲求不満(イラクのことを指す)の
なかでアンバル州が晴れ間であるのかという洞察を提供してくれた。彼らは、ア
ルカイダ戦士がいなくなっても、アメリカの政策が生みだす問題は解決しないだ
ろう、と警告する。スレイマンは、イラクを作り変えるというアメリカの試みは
失敗したと指摘し、アメリカはアンバル州を再建しなければひどい目にあうと警
告した。


 部族指導者たちの忍耐が限界に達したのは、約4ヶ月前のことだった。ある指
導的な長老が殺され、アルカイダのメンバーが別の指導者の娘の髪をつかんで街
を引きづりまわした。女性をこのように侮辱するのは容認できず、戦闘が始まっ
た。

 「アメリカ人はアンバル州ではまったく役立たずだ」とスレイマンは言った。
「われわれは彼らにアルカイダから手を引くよう要請した。われわれが彼らを追
いだす、と」。

 34歳の凛々しく若いスレイマン師によると、その試みは大きな成果を挙げた
。州都ラマディの生活は息を吹き返しつつあり、住民は携帯電話を持ち、学校と
病院は再開している。

 「彼らが4年かかってやれなかったことを、われわれは3ヶ月で達成した」と
彼は米軍の無能さに言及した。「われわれは米軍のためにアルカイダと戦ってい
るのではない。われわれは自分たちがこの恥辱から脱け出すために戦っているの
だ」。

 しかし、地域は破壊されてしまった、と彼は言った。商売人が店に戻ってきて
も、廃墟のなかで店を開けられるのはわずかだ。市内は自動車爆弾で破壊された
建物が広がっている。

 スレイマンはイラクに届けられたという数百万ドルの支援金を1ドルさえも見
たことがないと話した。

彼は心の中ではアメリカの占領とシーア派に偏向した政府に怒っている。

 「もしドレイミ族がアメリカに戦いを挑(いど)めば、彼らは10日と滞在で
きないだろう」と彼は言った。しかし今アメリカと戦うことは、「最善策ではな
い。なぜなら、米軍の軍事力は問題の一端ではあるが、今では解決策の一部でし
かないからだ」と言う。

 イラク政府はアメリカ軍の駐留なしでは崩壊するだろうし、そうなるとドレイ
ミ族は権力をめぐってスンニ派とシーア派の聖職者(彼は「ターバンを着けた者
たち」と呼んだ)と戦わなければならなくなる。


 10日のインタビューでは、スレイマンは白く長いディシャダシャ(首から足
首まで被うアラブの衣装)を着て伝統的なチェック模様の頭飾りを着用していた
。同時に彼は現代的な装飾を自慢してもみせた。褐色のジャケットをディシュダ
シャの上にはおり、イスラム教徒は男に金の装飾を禁じているにもかかわらず、
金の腕時計が手首にまかれていた(※写真)。部屋には高貴な先祖の思い出とし
て、アラブ諸国の国王と王子に混じって彼の父と祖父、叔父が写っている白黒写
真が飾られていた。

 ※写真: 
http://www.realcities.com/images/realcities/krwashington/17207/296082035283.jpg

 彼の話では、尊厳こそ、ドレイミ族がアルカイダに反対するようになった決定
的な理由だという。

 「われわれの信仰は人や植物を傷つけることを許さない」と彼は説明した。「
われわれは誰からも踏みにじられない」。

 今のところ、米軍と戦っている合法的なレジスタンス勢力(スレイマンはそう
言った)と共有している目標はアルカイダと戦うことである、と彼は言う。しか
しイラク政府と横行するシーア派民兵、そしてイラク分割の可能性をめぐるイラ
ンの影響に不満を募らせている。彼はその責任はアメリカにあると批難した。

 「イラクは塀のない家になった。誰でも好き勝手に入ってくる」とスレイマン
は説明した。

 彼はドレイミ族がアメリカ軍を攻撃する条件を思い描くことができる−−米軍
が駐留を続け政策も変わらないとき、あるいは、彼らが自分たちの犯した間違い
を解決することなく立ち去ろうとするとき、である。

 スレイマンは「ブッシュにメッセージを送りたい」と言った。彼は失敗したの
だ。そのことを率直に自白させよう。彼はアメリカの軍隊と国民を負け戦に駆り
出したのだ。

 しかしアメリカ兵が立ち去る前に、アメリカはアンバル州を再建しなければな
らない。

 「もし彼ら(アメリカ)が厄介なことを放置するなら、われわれはあらゆると
ころで彼らと戦い、あらゆる犯罪を告訴する」と彼は言った。


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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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