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Re:「この国は危ない」と歌う中島みゆきを聞きながら  太田昌国・1998年時評(現代企画室))
http://www.asyura2.com/07/war92/msg/298.html
投稿者 ノパサラン 日時 2007 年 5 月 20 日 00:57:48: zjxJG8J6QXQYU
 

(回答先: ペルー:投降した武装グループのメンバーを殺害・大使公邸事件 ゲリラ殺害公判 = NHK 投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 5 月 19 日 22:41:44)

・・・・・・・・・・・・・・・・転載・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近はすっかり行かなくなったが、以前よくカラオケに行っていたころ、私がときどき中島みゆきの歌を歌っていたせいだろうか、以心伝心、風のたよりで、彼女のニュー・アルバムのニュースが伝わって
きた。四、五ヵ月以前のことである。なかに、ペルー日本大使公邸占拠・人質事件をテーマにした曲があるという知らせであった。 さっそく、私はそのニュー・アルバムを買いに行った。

「わたしの子供になりなさい」(ポニーキャニオンPCCA-01191)という名のアルバムの最後にその曲は収められていて、題して「4.2.3.」という。メロディを論じると、人目に曝したくもない馬脚が顕になるかもしれないから、ここでは歌詞のみに触れる(でも、カラオケで歌うに相応しい曲ではないが、メロディもわるくはない、とは思う)。

 曲名の「4.2.3.」は、フジモリ大統領が人質救出のために武力を行使した日付を日本時間で表現したものである。すなわち、それは(一九九七年)四月二三日だった。歌詞をたどると、あの日の朝、彼女はコンサート・ツアーの旅の宿で眠れぬ一夜を過ごし、何気なくテレビのスイッチを入れた。[中継]という文字が画面に出たかと思うと、爆風が吹きつけてきた。

四ヵ月間も見慣れた白く平たい石造りの建物から炎と噴煙が上がる。身を潜め、這い進み、撃ち放つ兵士たち。

誰が何を伝えようとしているかだけでも知ろうとする彼女の耳に届くのは「日本人が救けられました。人質が手を振っています元気そうです笑顔です」という、嬉々としたリポーターの興奮した声ばかり。画面には、担架に乗せられて、胸元に赤いしみが広がる(政府軍の)兵士が公邸から運びだされる姿も映っているのに、それに触れる一言の言葉もない。いらだちがつのり、彼女は歌う。


あの国の人たちの正しさを ここにいる私は測り知れない
あの国の戦いの正しさを ここにいる私は測り知れない

(続きは現代企画室HP:http://www.jca.apc.org/gendai/20-21/1998/nakaji.html

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