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英当局に起訴された男が激白!リトビネンコを殺したのは英諜報機関か?亡命新興財閥か?
http://www.asyura2.com/07/war93/msg/149.html
投稿者 大西健二 日時 2007 年 6 月 07 日 16:30:39: Zg4goyIkX.Zhg
 

【ロシア政治経済ジャーナル】NO460リトビネンコは英国諜報機関に殺された???
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm


★リトビネンコは英国諜報機関に殺された???


全世界のRPE読者の皆さまこんにちは!

北野です。

モー娘のミキティーは、デートが発覚して、リーダー辞職だそうです。

モー娘のリーダーはデートしたらダメなのでしょうか?

芸能人は大変です。

まあ、政治家も大変ですが。


ところで、イギリスで殺されたリトビネンコさん。

容疑者のルゴボイさんが5月31日、モスクワで記者会見を開きました。

内容は非常に興味深く、こちらではちょっと騒ぎになっています。

しかし、日本での扱いは小さいですね。


皆さん、容疑者のルゴボイさんが何をいっているか知りたくないですか?

知りたいですよね。

じゃ、今回はここまで。↓

▼リトビネンコ暗殺事件とは?


基本的な話から。

リトビネンコ暗殺事件とはなんでしょうか?

産経新聞06年11月24日付。

「露FSB元幹部死亡 毒殺未遂 警察「第3の男」に関心

【ロンドン=蔭山実】亡命先のロンドンで毒殺未遂にあったロシア連邦
保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が23日夜(
日本時間24日朝)、入院先の病院で死去した。」

その後、リトビネンコさんの遺書(ただし口述)が公表されたのですが、
その中でプーチンさんへの恨み言がつづられていたのだそうです。

「プーチン大統領に怨念=死亡の元ロシア情報員が遺書−英

【ロンドン24日時事】英亡命中に毒を盛られて殺害されたとみられる元
ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が死に臨んで
残した遺書が24日、友人を介して公表された。

同氏はこの中で、プーチン・ロシア大統領を名指しし、「わたしの死に
よって高い代償を払う」と怨念(おんねん)に満ちた言葉を連ねている。
」(時事通信) - 06年11月24日

これで、「プーチンが殺したのか!」「クレムリンが関与しているのか!
」と欧米日の世論が一気に盛り上がりました。

プーチンさんは、もちろん関与を否定。

「露大統領、毒殺への政府関与を否定…捜査協力の意向も

【ブリュッセル=林路郎】フィンランドからの報道によると、ロシアのプ
ーチン大統領は24日、欧州連合(EU)との首脳会議のために訪れ
たヘルシンキで記者会見し、ロシア連邦保安局(FSB)の元中佐、
アレクサンドル・リトビネンコ氏の死亡に露情報機関の関与が疑われ
ていることについて、「そうした類の憶測には根拠がない」と述べ、否
定した。」(読売新聞06年11月25日)

「大統領は「人間の死は常に悲劇。近親者や家族に弔意を捧げる」
と語る一方、リトビネンコ氏の遺書について、「生前にあったのなら、
なぜもっと早く公表されなかったのか」と疑問を呈した。」(同上)

要するに、「遺書なんていくらでも偽造できるじゃん」と。

とはいえ、欧米日の世論は圧倒的に、「クレムリンがやった」というこ
とで、固まっています。

そして、英検察は07年5月22日、元FSB職員のルゴボイさんを殺人容
疑で起訴すると発表、ロシアに引渡しを求めました。

ロシアは、もちろん拒否。

ルゴボイさん。

皆さんもテレビで見たことがあると思いますが、007のボンド役の俳
優に似た感じのおじさんです。

英当局によると、06年11月1日にリトビネンコさんと会っている。

本人は暗殺への関与を否定していて、5月31日記者会見を開き反
論することにしたのでした。


▼犯人はMI6とベレゾフスキー???


ルゴボイさんの記者会見の内容を二言でいうと、以下のようになり
ます。

リトビネンコさんを殺したのは


1、MI6
2、ベレゾフスキー


のどちらかだと。


▼ベレゾフスキーって誰?


MI6はいいですよね?

アメリカCIA、ロシアFSB(旧KGB)、イスラエル・モサドに相当する機
関。

で、ベレゾフスキーって誰?

昔からの読者さんはご存知です。

99年にRPEを創刊した当時、彼が主人公だった。

エリツィン時代、大統領一家と完全癒着し、「クレムリンのゴッドファー
ザー」とよばれた、ロシアの政商。(ユダヤ系)

さんざん悪いことをしたので、エリツィンがやめた後、逮捕されたりし
ないか非常に恐れたのです。

そこで彼は、エリツィン後も身の安全を保証してくれる人物を探しはじ
めた。

ベレゾフスキーは、「控えめで誠実で義理堅い」と評判のプーチン(当
時FSB長官)に目をつけます。

諜報機関をバックにつければ、一生安全だと考えたのです。

そして、プーチンはベレゾフスキーの力により、まず首相になり大統
領になった。

しかし、大統領になるとプーチンさんは即座にベレゾフスキーをうら
ぎります。

検察は、脱税・横領などの容疑で捜査を開始。

ベレゾフスキーは、恩を仇で返したプーチンへの復讐を誓いつつ、イ
ギリスに政治亡命します。


▼殺したのは英諜報機関?


基礎知識を入れたところで、ルゴボイさんの話を聞いてみましょう。


ルゴボイ「今日私は、この暗い政治的歴史(リトビネンコ暗殺事件)に光を
あてることになる声明を出す準備が出来ている。」


ルゴボイ「(暗い歴史に)主要な役割を果たしたのは、英諜報機関と、その
エージェント達ーベレゾフスキーと故リトビネンコだ。

最初彼(リトビネンコ)が雇われ、彼のアドバイスでベレゾフスキーがイギ
リスに(ロシア)安全保障理事会のなんらかの書類を渡した後、MI6のエ
ージェントになった。」

これどうでしょうか?

まず、ベレゾフスキーはエリツィン時代ロシアの政権中枢にいた。

つまりロシアの裏も表も知り尽くしている。

イギリスから見るとこれほど貴重な情報源はいません。

そして、ベレゾフスキーはプーチンと完全な敵対関係にある。

もし、イギリスが「協力しなければ、あなたをロシアに引渡しますよ。そし
たら、死ぬまでブタ箱暮らしですが、それでもいいですか?」と脅せば
逆らえません。

さて、ベレゾフスキーとリトビネンコをエージェント化したイギリスは、次に
これも元FSB(旧KGB)のルゴボイさんを勧誘します。

まず、イギリスのロシア投資に関わる仕事を、高額の報酬で依頼された
のだそうです。

その後徐々に、イギリス側はルゴボイのロシア政権とのつながりに関心
を示すようになった。


ルゴボイ「例えば、一人の官僚の都合の悪い情報(コンプロマット)を集
めなければならなかった。そして、彼(官僚)から、プーチン大統領に都
合の悪い情報を受取る。」


要するに、最初プーチンさんの側近の裏情報をゲットする。

その情報をもって、側近を脅迫し、プーチンさんの秘密情報をゲットする。

ありそうな話しです。


日本の外交官も、中国でひっかかって自殺しましたね。

皆さんも、お金と美女には気をつけてください。
      ~~~~~~~~~~~~

アンジェリーナ・ジョリーみたいな美女が来て、

「あなたクールね。夕食に誘っていただけないかしら?」

いくらRPE読者の皆さんがハイパーエリートでモテモテでも要注意で
あります。


私も、気をつけるようにしますか。


ルゴボイ「私は、祖国を売るのではなく、守るよう教育された。
私はリトビネンコに、そんなビジネスには参加しないといった。」


さて、ここから殺しの話に入っていきます。


ルゴボイ「2006年後半のサーシャ(リトビネンコ)の行動を知るに、私は、
彼がベレゾフスキーとイギリス諜報機関の上司達に失望しているのが見
えた。」


ルゴボイ「彼(リトビネンコ)は、イギリス人が彼を評価していなくて、当然、
仕事に対する報酬が少ないと思っていた。

私は、彼(リトビネンコ)が明らかに、英諜報機関のコントロールから抜
けつつあるように思えた。」


ルゴボイ「だから、リトビネンコはエージェントになり、(その後)諜報機関
のコントロールから抜けた。そして殺されたという考えを捨てるのは難しい。

諜報機関自身でなければ、その指示で、あるいは黙認の元(殺された)。」

ルゴボイさんによると、スペインのロシアマフィアにも、リトビネンコ殺しの
動機があるそうです。

まあ、これは長くなるので省略しましょう。


▼殺したのはベレゾフスキー?


もう一つの可能性について。

リトビネンコさんは、グチをこぼしていたとのこと。

何でも、ベレゾフスキーさんが、リトビネンコの給料を3分の1に減らしてし
まった。

まあ、給料3分の1にされたら、うらみますわな。

リトビネンコは、「ベレゾフスキーがイギリスで、非合法活動をしている重
要情報を持っている」と語っていた。

もし、その情報の一部だけでも公開されれば、イギリスはベレゾフスキー
をロシアに引き渡してしまうかもしれない。


ルゴボイ「リトビネンコは、ベレゾフスキーにこのような情報があることを
知らせ、何百万ドルか価格を決定するちょうどいい時期だとほのめかし
ていた。」


つまり、「裏情報でベレゾフスキーを恐喝し、数百万ドル稼ごうとした」と。

リトビネンコさんは、メチャクチャベレゾフスキーに都合の悪い情報であ
ることから、成功を確信していたのだそうです。


ルゴボイ「彼(リトビネンコ)はベレゾフスキーを恐喝する試みをやめなか
った、そしてこのような悲惨な結果をもたらした可能性は十分あると思え
る。」


▼真犯人よりも重要なこと


これが、イギリス当局に起訴された容疑者の話。

筋は通っていますし、ありそうな話ですが、もちろんホントかウソかわか
りません。

まあ、ケネディ暗殺・キング牧師暗殺、その他の暗殺と同様、真犯人は
わからないですね。

なんといっても、国のトップが真実を封印するのですから。

どんなに論理的に筋が通っていても、どんなに信用できる筋から情報を
得ても、所詮推測の域を出ません。


そんなことに頭を悩ますのはバカげています。

重要なのは別のこと。

イギリス側もロシア側も、リトビネンコ事件を大々的に騒ぎ、英ロ関係が
悪化する方向に進んでいる。

なぜか?

イギリス側から見ると、天然ガス埋蔵量世界1位、石油世界2位、ウラン
世界3位ロシアのトップ(KGB軍団)が、利権を独占しようとしている。

(イギリス北海油田は、枯渇目前)


ついでに、去年からルーブルで石油を売り始め、アメリカ一極支配を崩
壊させようとしている。(イギリスはイスラエル・日本と共に一極支配支
持)

ロシア側から見ると、米英は、


1、旧ソ連諸国で革命を起こし、反ロ政権を次々と樹立している
2、NATO(反ロ軍事同盟)拡大を目指している
3、東欧へのMD配備を決め、ロシアに脅威を与えている。


結局、リトビネンコ事件というのは、英ロの政争の道具にしかすぎないの
です。

「現象の前に意図がある」

この言葉を覚えておきましょう。

リトビネンコ事件の前に、「英ロ関係を悪くしよう」という「意図」があった。

これから07年12月のロシア下院選・来年3月の大統領選にむけて、欧
米とロシアを悪化させる情報がジャンジャン出てきます。

特に、「ロシアは最悪の国」という情報が、欧米で洪水のように出てくる
でしょう。

皆さんはイチイチ驚くことなく、「予定通り出てきたな」とおいしいお茶を
飲みながら観戦してください。


【ロシア政治経済ジャーナル】NO460リトビネンコは英国諜報機関に殺された???
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